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渓流ルアー入門パーフェクトガイド!タックル・装備・注意点などを詳しく解説

数あるルアーフィッシングの中でも敷居が高い渓流釣り。そんな渓流ルアーのタックルや装備、釣り方、狙うべきポイント、注意点などを詳しく解説し、おすすめの渓流ルアーも紹介します!

目次

アイキャッチ画像提供:六畳一間の狼 SUU

渓流ルアーフィッシングが面白い!

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数ある釣りの中でも、トップクラスに人口が少ない釣りのひとつである渓流釣り。

興味があってもわからないことだらけで、一歩踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか?

今回は、これから渓流ルアーを始めたいという方に向けて、渓流ルアーの魅力や釣り方、道具などを詳しく解説していきます!

ハードルが高い釣りでもある

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渓流ルアーは他の釣りと比べて必要な装備や知識が多く、少しハードルが高い釣りであることは事実だと思います。

でも、ハードルが高いからこそ感じることができる魅力が渓流にはあるんです!

まずは渓流釣りの魅力をご紹介させていただきます。

渓流釣りの魅力とは

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渓流釣りは魅力満点で、一度体験してしまうとどっぷりハマってしまう方が多いです。

かくいうぼくも渓流の魅力に取り憑かれたひとり。

美しい渓魚

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釣れてくる魚が非常に美しい!

銀色に輝く魚体にパーマークと呼ばれる美しい模様や顔立ちは、惚れ惚れするほどの美しさです。

地域や川によって違いはありますが、ヤマメやアマゴ、イワナがターゲットです。

大自然に身を置く幸せ

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木々が生茂る森と、その中を流れる渓流。

美しい水の流れに、聞こえてくるのは鳥のさえずり。

そんな環境に身を置いているだけて、普段の疲れなんて一瞬で吹き飛びます!

まるで冒険

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渓流釣りは川を遡りながら釣り歩いていきます。

大きな岩を越えたり、時には道なき山の斜面を登ったり。

きっと忘れかけていた子供の頃の冒険心をくすぐられるはずですよ!

釣りがテクニカル

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渓魚は警戒心が高く、不用意に近づくと逃げてしまいます。

また、ただ投げるだけではなかなか釣れません。

魚の居場所を見極めて、狙いすまして釣る楽しみが渓流にはあるんです。

美味しい山菜も

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山菜探しも渓流釣りの魅力のひとつ。

大自然には美味しい山菜がたくさん生えています。

川によっては天然のワサビが生えているところもあるんですよ!

渓流釣りのタックル

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渓流ルアーのタックルは、一般的なルアーフィッシングのものと比べて少し特殊です。

どんなタックルが必要なのか、順番にみていきましょう!

ロッド

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ロッドは4〜6フィートとかなり短めのものを使います。

狭い場所や岩陰からキャストするため、長いロッドは使いにくいからです。

長さは川の規模によって使い分ける必要がありますが、5フィート前後であればほとんどの渓流に対応できます。

リール

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1000/2000番サイズの小型スピニングリールが一般的で、特にハイギアモデルがおすすめ。

流れに負けないスピードでルアーを泳がせる必要があるからです。

最近はベイトフィネスリールを用いたベイトタックルも流行っていますが、初めは扱いやすいスピニングリールがおすすめですよ!

ライン

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ラインはナイロンラインの4ポンド前後やPEラインの0.3〜0.8号あたり。

ナイロンラインの方が扱いやすいですが、強度面やルアーの操作性はPEラインの方が優れています。

また、PEラインの方が根掛かりしたルアーの回収率が高いため、ぼく個人としてはPEラインの0.8号がおすすめです。

ルアー

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渓流で使用するルアーはミノーやスピナー、スプーンが一般的。

初めは巻くだけで釣れて、巻き感もしっかりしているスピナーが使いやすくておすすめです。

ミノーはロッド操作が必要ですが、ルアーを操って釣る楽しさが味わえます。

渓流釣りの装備

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渓流釣りにおいて、装備はタックルよりも重要な部分。

正直、ロッドやリールにお金を掛けるよりも、装備にお金を掛けることをおすすめします。

装備をしっかりとすることで、安全面や快適さが全く異なるのです。

ウェーダー

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山の水は夏でもかなり冷たく、ウェーダーは必須アイテムです。

川によっては少し深い場所を渡る必要もあるため、胸の高さまであるチェストハイタイプを選べば間違いありません。

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ウェーダーの中には、ウェーディングシューズとセットで使用するストッキングウェーダーというタイプもあります。

足元がガッチリ固定されるので、普通のウェーダーと比べてかなり歩きやすいのが特徴です。

予算に余裕があるならストッキングウェーダーとウェーディングシューズの購入をおすすめします。

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川歩きにおいて、ウェーダーやシューズの靴底部分(ソール)がもっとも大切です。

大きく分けると「フェルト」「フェルトスパイク」「スパイク」の3種類があり、中でもフェルトがもっとも渓流で滑りにくいのでおすすめ。

フェルトスパイクやスパイクはツルツルの岩では全く歯が立たないので、購入時には注意しましょう。

偏光サングラス

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個人的にはもっとも重要だと思うアイテムが偏光サングラス。

水中が見やすい偏光サングラスの有無は、歩きやすさや安全面で雲泥の差が出ます。

釣りでは後回しにされがちなアイテムですが、渓流釣りでは必ず用意しておきましょう。

レインジャケット

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雨が降っていなくてもレインジャケットは必須。

体温を保つ効果があり、害虫からも体を守ってくれます。

また、ウェーダーの中に水が入ることを防いでくれるので、必ず用意しておきましょう。

ランディングネット

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ヒットした魚を逃さないためにランディングネットは用意しておきましょう。

足場が悪くて流れのある渓流では、ネットがないと魚の取り込みはかなり困難です。

マグネットホルダーなどを使用して背中や腰からぶら下げておくと便利ですよ!

クリール

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クリールとは魚を持ち帰るための簡易クーラーボックスです。

魚を持ち帰る場合は用意しておいた方がいいでしょう。

熊除け

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山や森は野生動物たちの住処。

不意に出会ってしまわないために、熊除けアイテムは必ず付けておきましょう。

その他小物

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ちょっとした怪我や虫刺されなどに対応できるよう、救急グッズは必ず持ち歩きましょう。

また、ライターなども入れておけば、不意の事態に火を起こすことが可能です。

小さなポーチにまとめて入れておくといいですよ!

リュック

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釣りで一般的なショルダーバックやウェストバックは、体にフィットせずブラブラするのであまり渓流向きとは言えません。

歩きやすいリュックやザックがおすすめです。

釣行前にすべきこと

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渓流釣りでは川に入る前にやっておくべきことがいくつかあります。

これも渓流釣りを楽しむために必要なことなので、必ずチェックしておきましょう。

川を決める

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釣りの計画を立てる際に、どの川に入るかを予め決めておきましょう。

川が決まらないと必要なアイテムが決まらないためです。

釣具店に問い合わせたり、インターネットで調べてみるのも良いですね!

釣り場の情報収集

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川が決まったら次は情報収集です。

入渓のポイントや駐車スペースなどを調べておかないと、現地で露頭に迷うことになります。

天気を調べる

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もっとも大切なことが天気を調べておくことです。

当日はもちろんのこと、3日前くらいからの天気を調べて雨が降っていないか確認しておきましょう。

もし雨が降っていた場合は、川が増水して危険な場合があります。

遊漁券を用意しておく

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渓流は漁協が管理しているため、釣りに入る場合は遊漁券が必要な場所がほとんどです。

漁協によってはコンビニで遊漁券を購入できることもあるので、予め遊漁券の取扱店を調べて釣りの前に購入しましょう。

行き先を家族に必ず伝える

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渓流釣りに行く際は、行き先を必ず家族か友人に伝えておきましょう。

万が一トラブルで帰れなくなった場合でも、助けを呼んでくれる可能性があります。

命を守るための大事なポイントです。

渓流で狙うべきポイント

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ここまでで渓流釣りに必要なことはほぼ解説してきましたが、ここからは渓流ルアーフィッシングの釣り方をご紹介していきます。

まずは川の流れの中でも、どんなポイントを狙うべきなのかを解説します。

落ち込みの横

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川の流れが落ち込んで小さな滝のようになっている所を「落ち込み」と呼びます。

その落ち込みの両サイドが魚の付くポイントです。

淵の中

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淵とは滝や流れの勢いで川底が深くなっているポイントのこと。

深くなっているポイントは魚の格好の住処で、大型の渓魚が潜む一級ポイントです。

淵尻(フチジリ)

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淵の下流側には水深が浅くなって速く流れ出すポイントが存在します。

その浅くなって速い流れになる直前の部分が淵尻。

淵尻も渓魚がエサを求めて付く場所なので必ず狙うべきポイントです。

反転流の中

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速い流れが発生する場所の両サイドには、必ず反転流と呼ばれる逆方向の流れが発生します。

反転流は流れが弱く、渓魚が付きやすいポイントです。

瀬尻(セジリ)

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川底が階段上になり、速い流れとなっている場所を「瀬(せ)」と呼び、瀬の一番下流の流れが緩くなる場所を瀬尻と呼びます。

瀬尻にいる渓魚はエサを求めて入ってきているので、活性が高くて釣りやすい魚です。

渓流の釣り方

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渓魚の付き場がわかれば、あとは釣り方だけです。

釣り方はそんなに難しくないので、きっとすぐにマスターできますよ!

魚に気付かれないことが大事

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もっとも大切なことが、渓魚に気づかれないこと。

渓魚は警戒心が強く、ちょっとでも人の気配を感じるとすぐに隠れてしまいます。

できる限り遠くから狙うようにしましょう。

ミノーは巻きながらトゥイッチ

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ミノーの場合はリールを巻きながらロッドティップを使って連続トゥイッチして誘います。

まるで、狂った魚が上流から流れてくるようなイメージです。

リズミカルにトゥイッチをして渓魚の捕食スイッチをONにしましょう!

流れよりも早くリールを巻く

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リールを巻くスピードは川の流れよりも少し速いくらい。

ロッドにルアーの巻き感が伝わる速さを意識しましょう。

流れに負けてしまうと釣れないだけでなく、ルアーが根掛かりしてしまいます。

カラーチェンジが大事

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渓魚はかなり目のいい魚です。そのため、カラーによって反応が違うことが多々あります。

様々なカラーを試して、もっとも反応のいいカラーを探してみてください。

粘らないことが重要

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渓魚は警戒心が強く、何度も投げ続けて釣れることは滅多にありません。

数投して釣れなかったら見切って川を遡りましょう。

おすすめのルアー

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それではぼくが普段使っているおすすめのルアーをご紹介します。

渓流ルアーを選ぶ際の参考してみてください。

釣れる渓流ミノーとして有名な、スミスのDコンタクトシリーズ。

オリジナルサイズの50mmであれば里川から源流域までカバーすることができます。

ヘビーウェイトのため、投げやすくて流れに負けずに泳いでくれるのが特徴です。

ぼくが今まで使ってきた中で、もっとも釣れると感じているミノーがバフェットS43。

釣り人の技量に関わらず、食わせのイイアクションを演出してくれるミノーです。

初心者に方におすすめの巻くだけで釣れるスピナー。

中でもARスピナーはルアーの泳ぎ出しが早く、流れに負けにくいルアーです。

川からの帰り方

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十分に釣りを楽しんだ後、渓流釣りは元の場所に戻らなくては帰ることができません。

元の場所に戻るには二通りの戻り方があります。

川を降る

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釣りながら登ってきた川を、そのまま降る方法がもっとも簡単で確実な方法。

下りは上りほど体力も使わないので、比較的楽に戻ることができます。

道路を通って帰る

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渓流の脇には道路や舗装されていない林道が通っていることも。

林道に登れそうなポイントから道路に出て、元の場所まで戻ることができます。

ただし、この方法は道路が元の場所に繋がっていることを予め確認しておかないと、山の中で迷子になってしまうので注意しましょう。

渓流釣りで注意すること

最後は渓流釣りで注意すべき点をご紹介します。

渓流を楽しむために、常に注意しておきましょう!

安全第一!

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とにかく安全を最優先に行動しましょう。

危険を感じたらすぐに中断し、無理に釣りをすることのないように努めてください。

命あっての釣りですからね!

先行者に注意

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渓流は先行者優先の釣りです。

もし先行者がいたら諦めて川を変えましょう。

無理に川に入るとトラブルの原因となります。

鉄砲水に注意

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山はどこで雨が降っているかわかりません。

万が一、川が濁って増水してきたら即座に高いところに避難してください。

早めに川から上がる

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山は暗くなるのがとても早いです。

夕方まで時間があったとしても、早めに川から上がりましょう。

もし暗くなってしまったら帰るのはかなり困難です。

一生続けたいと思う。

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渓流釣りは一生続けていきたいと思うほどの魅力があります。

ハードルは高いかもしれませんが、それを超えた先には他の釣りでは味わえない楽しさと感動が待っています。

皆さんもぜひ渓流釣りにチャレンジして、その素晴らしさを体感してください!

画像提供:六畳一間の狼 SUU

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