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おすすめのエリアトラウト用クランクを元釣具屋が厳選!スプーンよりクランクが釣れやすい理由とは……

エリアトラウト(管釣り)では、スプーンの次によく使われているクランクベイト。しかし、「クランクの使い道が分からない」という方も多いのではないでしょうか。スプーンに対するクランクの強みを解説し、おすすめのルアーを紹介します!

目次

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エリアトラウトのクランクベイト事情

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エリアトラウトでもっとも使われているルアーがスプーンですが、その次によく使われるのがクランクベイトです。

クランクはプラスチック製のプラグなので、スプーンとはまったく異なったアプローチができるのが特徴。

本記事では、元釣具屋の筆者がエリアトラウト用クランクベイトの選び方を解説し、おすすめクランクを紹介します!

クランクベイトの強み

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ここではスプーンと比較した際のクランクベイトの強みを解説します。

クランクの特性を理解し、スプーンとの使い分けの目安にしてください。

スローに誘える

クランクベイトはスプーンよりも浮力が強く、ゆっくり巻いても綺麗にアクションするのでスローに誘うことができます。

そのため、スプーンの巻きスピードではバイトがない時にも、超低速でアプローチしてトラウトをバイトさせることが可能です。

とは言え、スローな誘いだけではなく、クランクのファストリトリーブに好反応を示すこともあります。

一定のレンジを狙える

クランクはフローティングのものが多く、あらかじめ潜行深度が決められているので簡単に一定のレンジを泳がせることが可能です。

それゆえに、魚のレンジとマッチした場合は容易に連続ヒットに持ち込めるため、スプーンよりオートマチックに釣果を伸ばせます。

スプーンのようにカウントダウンなどのレンジコントロールをしなくてよいため、初心者の方でも釣りやすいといえます。

アピールが強い

スプーンと比較すると体積が大きくて波動も強いため、トラウトに対して強くアピールすることが可能です。

アピール力が高い分だけ広範囲から魚を寄せることができるため、活性が高い時は多少レンジがズレてもヒットに持ち込めます。

その反面、魚がスレやすい傾向にあるのでカラーを変えたり、他のルアーとローテーションしたりすることも大切です。

エリアトラウト用クランクの選び方

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ここからはエリアトラウト用クランクベイトの基本的な選び方を解説します。

まずは以下の3点に注目し、数種類のルアーを揃えるようにしましょう。

潜行深度

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クランクはリップの長さによって潜行深度が決まっており、それによってSR(シャローレンジ)、MR(ミドルレンジ)、DR(ディープレンジ)などと表記されています。

さまざまなレンジを狙えるように数種類揃えるのがベストですが、始めの1個には中層付近を狙いやすいMRタイプがおすすめです。

厳寒期などに深い水深を狙う場合は、ルアー自体が沈下するシンキングタイプも活躍します。

サイズ

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サイズによってアピール力が変わりますので、サイズのバリエーションも用意しておくとよいでしょう。

スタンダードなサイズは35mm程度で、大きなルアーはアピールが強くてサーチ能力に優れます。

反対に、小さいクランクは喰わせ能力に優れていて、スレた個体を釣るのに適します。

カラー

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スプーンと同じく、派手なアピールカラーと地味なナチュラルカラーの2軸で用意しましょう。

アピールカラーは魚の活性が高い時や水が濁っている時に有効で、ナチュラルカラーは魚の活性が低い時や水質がクリアな状況に有効です。

それに加えて、同じカラーを見せすぎると見切られるため、カラーの種類を問わずに“カラーを変える”ということ自体にも意義があります。

おすすめのエリアトラウト用クランク8選

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エリアトラウトでの実績が高い人気のクランクベイトを集めました。

クランク選びに迷っている方は、この中から選べば間違いありませんよ!

ダイワ プレッソ ワブクラ MR

全長:30mm
自重:2.6g

投げて巻くだけで釣れるベーシックなクランクです。

リトリーブするとワインドなウォブリングアクションを発生し、超低速でもしっかり水を噛んで泳ぎます。

フッ素コートのサクサスフックを採用しており、フッキング性能も抜群です。

シマノ カーディフ ふわとろ 35F

全長:35mm
自重:2.5g

わずかな水流でもしっかりと動くデッドスローに特化したクランクです。

ボディがジョイント式になっており、ゆらゆらと動き続けてトラウトを誘います。

低活性なトラウトを攻略するのにおすすめなルアーです。

ジャッカル ティモン ちびパニクラ DR

全長:25mm
自重:1.4g

低活性のトラウトによく効く喰い渋り対応のクランクです。

コンパクトなシルエットながら、ウォブリングアクションでしっかりとアピールしてくれます。

アタリはあるのに乗らない渋い状況におすすめです。

ロデオクラフト モカ DR 2フック(SS)

全長:30mm
自重:2.3g

深場狙いにも対応するスローシンキングタイプのクランクです。

適度なアピール力を持ちつつ、スレにくいウォブリングアクションを演出します。

冬季などのボトム付近を中心に攻める際にイチオシのルアーです。

ヴァルケイン クーガナノS

全長:26mm
自重:2.1g

スーパースローシンキング設計の喰わせに秀でたクランクです。

アピールを抑えた忍びよるようなアクションを演出し、コンパクトなフォルムで喰わせます。

プレッシャーが高い状況やスローな展開をしたい時におすすめです。

ラッキークラフト マイクロクラピーMR

全長:25mm
自重:1.9g

ハイプレッシャーに強い小型のクランクです。

アクションのレスポンスがよく、スローリトリーブでもしっかりとアクションします。

コンパクトながら飛距離も十分なのでサーチにも適します。

ムカイ ザンム DR F 33mm

全長:33mm
重さ:2.2g

「誰が使っても簡単に釣れる」をコンセプトに開発されたクランクです。

ロングリップなので深場をスローにアプローチすることができます。

厳寒期の深場に溜まるトラウトを狙うのにおすすめです。

オフィスユーカリ Neiクランク

全長:25mm
重さ:3.6g

自重が重ためで飛距離が抜群のクランクです。

低速巻きから高速巻きまで幅広いリトリーブスピードに対応し、どのスピードレンジでもウォブリングアクションを発揮します。

ただ巻きだけで2.5mも潜るため、深場の攻略におすすめです。

1個は用意したいクランクベイト!

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一見クランクは釣れにくそうなルアーですが、実はとてもよく釣れるルアーです。

エリアトラウトに通い込んでみると、「スプーンは全然釣れないけどクランクはめっちゃ釣れる」という状況は多々あります。

スプーンと違ってクランクは誰が巻いてもほぼ同じアクションになるため、初心者の方には特におすすめです!

ついついスプーンばかりを揃えてしまいがちですが、ぜひクランクも用意して釣行してみてください。

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筆者の紹介

tsuki

関西出身の元釣具屋。釣具店時代の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます♪

釣りはいろんなジャンルをしていますが、その中でも好きな釣りはタナゴ釣り。

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