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真冬の管理釣り場のキーワードは“ボトム”
極寒期の管理釣り場

一年で最も気温が低下する1月や2月となると、管理釣り場の魚達はボトムに集まる傾向があります。
いくら冷水性の魚とはいえ、ニジマス達にとっても真冬は寒いんですね。
真冬の管理釣り場はボトムを狙おう

魚たちにとって真冬のボトムは越冬場所として最適なんですね。
というのも、水は4℃で密度が最大になる(重たくなる)という性質があります。
気温が氷点下になるような状況ではボトム(底)に4℃の水が集まり、ボトムは冷えた空気との距離が遠いため水温変化が少なくなるんです。
ニジマスは冷水性魚類だからこそ4℃でも捕食する

越冬状態と聞くと、なかなか釣れなさそうだな……と感じるかもしれませんが、そこは天下の冷水性魚類です。
適水温に比べると活性は劣りますが、ボトム付近ではしっかり捕食行動をしてくれます。
簡単なボトム攻略法があるんです

ボトムの釣りって細かい作業で難しいイメージがありますよね……。でも、大丈夫!
今回は数ある真冬のボトム攻略の中でも、簡単なスローシンキングミノー“ハンクル・K2ミノー60SS”の使い方をご紹介いたします。
真冬の管理釣り場でよく釣れる“ハンクル・K2ミノー60SS”
ハンクル・K2ミノー60SS

K2ミノー60SSは、HMKL(ハンクル)から発売されている管理釣り場用のミノーです。
サイズ60mm、ウエイト3.7gで、とても投げやすく扱いやすいサイズになっています。
管理釣り場用ということで、ペレット系のカラーが豊富にラインナップされているのも嬉しいですね。
ハンクル K-II MINNOW 60 SS
全長:60mm
自重:3.7g
タイプ:スローシンキング
潜行レンジ:3.0m
フック:VANFOOK SP-31zero #8
自重:3.7g
タイプ:スローシンキング
潜行レンジ:3.0m
フック:VANFOOK SP-31zero #8
タイプSSの意味はスローシンキング

K2ミノー60SSを正確に表現すると、スローシンキングタイプのディープダイビングミノーです。
シンキングではあるものの、沈下速度はとてもゆっくりです。「サスペンドかな?」と感じるくらいとイメージしていただければ良いと思います。
K2ミノー60SSはボトムで立つ!

K2ミノー60SSがよく釣れる最大の理由はボトムでの姿勢にあります。
フックやスプリットリングのサイズまで計算された絶妙なバランスで作られているため、ギリギリの浮力でもってボトムで立つんです。
K2ミノー60SSの良い所は扱いが簡単なところ!
誰が使ってもボトムを探れる

巻いても止めても沈むK2ミノー60SSは、例えボトムにルアーが当たる感触が分からないような初心者の方でも自動的にボトムをつつくようにルアーが動いてくれます。
ボトムを感じることに意識を向けなくて良いので、魚からのアタリに集中できます。
K2ミノー60SSの最高潜行深度は3mと深く、よほどのディープポンドでない限り大丈夫です。
また、絶妙なスローシンキングのバランスが取られているため、シャローエリアのボトムでも使用可能ですよ!
大きいアタリも出る

ボトムの釣りとなると繊細なアタリが多くなりがちですが、K2ミノー60SSは大きなリップでしっかり水の抵抗を受けるため常にラインがピンッと張っています。
そのため、手元やロッドの先端に「コンッ!」と来る分かりやすいアタリが出やすくなり、フッキングの速度も上がります。
また、ストップ&ゴーでは巻き始めでオートマティックなフッキングになることもあるため、初心者の方でも結構釣れちゃうんですね!
ハンクル・K2ミノー60SSの使い方とヒットシーンを動画でご紹介
K2ミノー60SSはPEラインで使用しましょう
VARIVAS スーパートラウトエリア マスターリミテッドスーパープレミアム PE
素材:4本撚りスーパープレミアムPE
長さ:75m
号数:0.2号
強度:6.5lb
長さ:75m
号数:0.2号
強度:6.5lb
ボトムにルアーが到達する感触や魚のアタリをできるだけ大きくするために、感度が高いPEラインとフロロラインのリーダーを使用することがコツです。
PEラインの太さは0.3号、リーダーはフロロ3lbがオススメです。
ロッドも感度を重視するため、張りのあるライトアクションがオススメですよ。
VARIVAS スーパートラウトエリア マスターリミテッド ショックリーダーフロロカーボン
糸巻量:30m
太さ:0.6号
強度:3lb
カラー:ナチュラル
太さ:0.6号
強度:3lb
カラー:ナチュラル
K2ミノー60SSの使い方

まずは、ゆっくりとリールを巻いてキャストしたK2ミノー60SSをしっかりボトムまで潜らせましょう。
この時にも「コツッ!」と小さなアタリが出ますので集中すると釣果がアップします。
ボトムについたK2ミノー60SSの使い方はスローリトリーブ、デジ巻き、ストップ&ゴーの3通りです。
スローリトリーブ
一番簡単な使い方は、ゆっくりと同じ速度でリールを巻くスローリトリーブです。
ルアーがブリブリと泳ぐギリギリの遅さで巻いてみましょう。
また、ルアーが泳がない超低速でリールを巻くデットスローリトリーブも大変効果的です。
「え~釣れるの?」って思うかもしれませんがぜひ、お試しください!
ただ巻き・ストップ&ゴー・ジャーク
リールを巻く・止める・巻く・止める……と動と静のメリハリをつけてルアーを引っ張るデジ巻きもよく釣れます。
デジ巻きよりも長い距離をルアー引っ張り、急に「ピタッ!」と止めるストップ&ゴーもK2ミノー60SSの基本的な使い方です。
アタリは、止めた瞬間に「コツッ!」と来たり、動き始める時に「ググッ!」ときますのですぐにリールを巻きながらアワセましょう。
ボトム付近のジャークで色物狙いも可能ですよ。
K2ミノー60SSのヒットシーン
リアフックのあたりを「チョンッ!」とついばむようなバイトが多いですね。この日は最高気温1度と大変寒かったこともあり、スローからデットスローリトリーブが特に好反応でした。
K2ミノー60SSの気になる点
K2ミノー60SSは早巻きには向いていません

K2ミノー60SSはボトムでの使用に特化して作られていますので、一般的なディープダイバーのようにグリグリとディープを早巻きで使うことはできません。
フックは指定されたものを使った方が良い

良く釣れるルアーなだけに、一度の釣行で何度かフック交換を余儀なくされます。
絶妙なウエイトバランスによって成り立つボトムの姿勢を維持するためには、やはり同じフックを使った方が良いでしょう。
K2ミノー60SSではVANFOOK SP-31zero #8が採用されています。
頻繁にフックを変えるだけで釣果は上がりますよ!
真冬の管理釣り場はK2ミノー60SSで攻略しよう

魚の活性が下がり、ボトムに集まる真冬の管理釣り場ですが、しっかりボトムで仕事をする専用ルアーを使うことで意外と簡単に攻略できたりします。
この冬、K2ミノー60SSを使って管理釣り場のボトムフィッシングを楽しんでみてはいかがでしょうか?
筆者紹介

山根央之(やまねひろゆき)
初めての1匹との出会いに最も価値を置き、世界中何処へでも行く怪魚ハンター山根ブラザーズの兄。
餌・ルアー問わず、もはや釣りに限らず。ガサガサや漁業者と協力してまでも、まだ見ぬ生き物を追い求め、日々水辺に立っている。
テレビ東京・緊急SOS池の水全部抜くやNHK・ダーウィンが来た、TBS・VSリアルガチ危険生物などに出演したり、魚類生態調査に参加したりと幅広く活躍する。
どえらい魚を獲った!もはや釣りを越えて!色んな人と繋がって!特大天然メコンオオナマズ! 240 cm175 kg 捕獲です!!ホント色んな人に助けられてこの魚と出会うことができました!メコンオオナマズに関わる全ての人に感謝でいっぱいです!! pic.twitter.com/JHWpNdLAvX
— 山根ブラザーズ(兄)@kimi (@chillkimi) September 16, 2017
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