旬のタカノハダイは美味!リリースしないで食べてみる価値アリ

タカノハダイは磯や堤防の釣りで外道というイメージが一般的で、磯臭くて食べれられない!なんていう声もあります。しかし、ちゃんと処理をすると美味しい魚に化けるのです。処理のコツと、美味しい料理方法を紹介します。


アイキャッチ画像出典:PIXTA

タカノハダイについて

タカノハダイ 出典:PIXTA
タカノハダイとは、スズキ目タカノハダイ科の海水魚です。鱗の模様が鷹の斑のように見えるため漢字では『鷹羽鯛』と表記されており、鯛に近いシルエットを持っていますが実は鯛ではなくスズキの仲間です。

磯釣りや防波堤釣りでよく釣れる魚ですが、タカノハダイを目当てに釣りをする人はほとんどいない『外道』扱いで、ほとんどの方がリリースしてしまいます。定置網漁でもよく獲れますが、漁師さんも捨ててしまいます。

これはタカノハダイが持つ独特の臭みのせいですが、時期や魚体の色模様、調理法を理解していれば美味しく食べることができる魚だということは、あまり知られていないようです。

タカノハダイの分布・生息域

タカノハダイは、主に房総半島以南の暖かい海に広く分布しており、数は少ないものの沖縄から台湾近辺にまで分布しています。地域によって呼び名が異なり、たかっぱ・ヒダリマキ・キコリ・シカウオなどとも呼ばれます。

比較的浅い海の岩礁や藻場に生息しているため、磯釣りや防波堤釣りでもよくヒットする魚です。

タカノハダイの性質

タカノハダイの幼魚は浅瀬のタイドプールでも目にすることがありますが、成長に応じて深い場所へと移動し、成魚は底に棲み着きます。海底の小型甲殻類を主食としていますが、基本的には雑食なので藻類も食べます。

この「藻を食べる」という習性が独特の臭みを持つ要因となっています。

タカノハダイ、味は美味しい?

タカノハダイはサメやウツボに似た独特の臭みを持っており、地方によっては臭みを指して『ションベンタレ』などとも呼ばれています。

特に藻類の成育が盛んでタカノハダイが藻類を主食としている春から晩夏頃にかけては肝の臭みが強く、食用としては不向きだと言われています。ところが、水温が下がり藻類を食べなくなった時期のタカノハダイは非常に美味で、この時期になると好んでタカノハダイを食べる食通もたくさんいます。

つまり一年を通して美味しく食べられるわけではないが『旬』を選べば最高に美味な魚だということです。

タカノハダイの旬は秋から春

タカノハダイを美味しく食べることができる旬は秋から春にかけての水温が下がる時期です。この時期のタカノハダイは藻類の成育が悪いため海底に住む小型甲殻類を主食としており、藻類を主食とする魚特有の磯臭さが消えます。

特に冷え込みの厳しい真冬のタカノハダイは臭みがほとんどなく肉厚で非常に美味だと言われ、旬の魚を楽しむ食通は好んで食べています。

 

臭みの元は肝!

磯臭いと言われるタカノハダイの臭みの元は肝。旬の時期であっても、特に刺身で食べる時など、捌いた時に内蔵を傷つけずに取り出したり、包丁やまな板を工程ごとに洗ったりするのがポイントです。


タカノハダイの料理レシピ

刺身 出典:PIXTA
タカノハダイは肉厚な白身魚で、タカノハダイだと言わずに出せば高級魚さながらの美しい白身。オススメの調理法は刺身・焼き物・煮付けですが、注意して頂きたいのが背ビレ。

タカノハダイは鋭い背ビレを持っており手を怪我しやすいことから『テッキリ(手を切る)』と呼称している地域もあるくらいです。鱗は硬めですが取りやすく、身も厚いので調理は比較的簡単な部類でしょう。

これまではタカノハダイを外道扱いしてリリースしていた方も、ぜひ美味しいタカノハダイ料理にチャレンジしてください。

刺身

臭みがある魚ではNGの刺身ですが、旬である真冬のタカノハダイの刺身は高級魚のように脂がのっており、歯ごたえもしっかりしていて非常に美味。

刺身として美味しく食べるには釣って間もない新鮮なものに限られますが、冷やすと適度に身が締まるので、釣り場で内臓を取り出して保冷して持ち帰るとさらに美味しく食べることができるでしょう。

焼き物

タカノハダイの身は熱を通しても硬く締まらないのが特徴。軽く塩を振って塩焼きにするも良し、臭みが気になる方はバター焼きや香草焼きにしても美味しく食べられます。

身質が良く肉厚なので、焼き物にすると脂の旨味が増し、ホクホクとした食感を楽しむことができますが、やはり美味しく食べるには釣り場での保存方法が重要です。

煮付け

タカノハダイの脂身の旨味を最高に引き出す調理法は煮付けです。特に旬のタカノハダイは脂がのっており、煮付けにすることで甘みが引き出されて美味になります。

旬を外しても煮付けであれば独特な磯臭さが消し飛ぶのでオススメです。ほぐれやすく骨も柔らかいので、お子さまでも安心して食べることができるでしょう。

タカノハダイは一度食べてみる価値あり!

釣り場でタカノハダイが釣れて「また外道か」とリリースしていた方でも、旬と調理法さえ知っていれば持ち帰って美味しく食べることができます。これまではリリース対象にしていた方も、一度食べれば納得の美味。
ぜひ美味しい旬のタカノハダイ料理に舌鼓を打ってみましょう。

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グランダー三平
グランダー三平

三度の飯より釣り好き。 幼少期より川・海問わず色々な魚種を釣ってきました。 釣った魚を食す幸せを伝えたい!

 

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