【SLJ】本場の船長がイサキジギングを徹底解説!キモを全部お教えします

2021/05/31 更新

SLJ(スーパーライトジギング)は多くの魚種を手にすることができますが、その中でも人気ナンバーワンなのがイサキ。対象魚をイサキに絞って、シーズンや釣り方、釣果を伸ばすコツを船長が詳しく解説します!


アイキャッチ画像提供:岩室拓弥

梅雨はイサキジギングの絶好機

イサキジギングの画像
スーパーライトジギング愛好家の間では大人気のイサキですが、残念ながらシーズンがとても短い釣り物です。

例えば、ヒラマサなら5~6月を除けばほぼ通年狙えますし、マダイも春・秋にハイシーズンが2回ありますが、イサキの釣期は梅雨一択。

もともとイサキは果敢にベイトを追い掛け回す魚ではなく、そもそもはルアーで狙いにくい魚なのですが、産卵期が近づく梅雨になると産卵前の荒食いで積極性が増してルアーに反応を示すようになるのです。

地域によって多少の差はあると思いますが、筆者が拠点とする玄界灘の釣期は5月中旬~7月上旬頃までで、ハイシーズンは6月の約1ヵ月間。

他の時期にも釣れないわけではないですが、シーズンといえるのは梅雨時期だけです。

イサキジギングの要点

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そんなシーズンの短いイサキですが、以下で紹介する釣り方の要点をしっかりと押さえておけば必ず釣果に結びつきますよ!

アクションは速めのただ巻き

イサキ狙いで基本となるアクションはただ巻き。初心者の方でもすぐにできるほど至極単純です。

底を取ったらすぐに巻き始め、15~20m巻いたら再び底を取る。これの繰り返しです。

注意することは巻くスピードで、遅く巻くのはNG! 速巻きがベースなので、上の動画のスピードを参考にしてください。

バイトのタイミングは2パターン

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イサキのバイトは巻き始めた直後か、フォール中のどちらかに集中します。

とくにフォール中はイサキのバイトを逃さないように集中しましょう。

中層までは巻き上げる

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巻き始め直後とフォール中、つまりボトムレンジでヒットすることの多いイサキですが、しっかりと中層まで誘うことを意識しましょう。その理由は……

①中層でヒットすることもなくはない

②同じレンジばかり攻めていると魚がルアーを見切ってしまう

とくに②に関しては、イサキだけではなく全てのルアーフィッシングに言えることですが、ルアーを魚の目線から切ることは大切です。

ボトムレンジでヒットが多発したり、魚探の反応が底に集中したりしていても、中層(水深30mなら15〜10m、40mなら20〜15m)までしっかりと誘うことを意識してください。



バラシ減が釣果に直結

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イサキは口が柔らかくてバレやすく、その上やっかいなことにとてもスレやすい魚です。

連発していても、1匹バラしてしまうと掛けた魚を取り逃がすだけでなく、途端に沈黙……なんてこともよくあります。

そのため、以下の3点に注意してバラシを防げば自ずと釣果も伸びますよ。

ロッドで鋭くアワセない

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フッキングという動作は決まると気持ち良く、筆者もアングラーとしてもその気持ちはよく分かりますが、ことイサキに関しては鋭くアワセるようなフッキングは絶対にNG!

口切れによるバラシのリスクが高まるだけです。

バイトがあってもロッドはそのままの状態で、リールで巻きアワセするようにしましょう。

ドラグ設定は緩め、強引なファイトは禁物

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ドラグを強く締めた状態での強引なファイトもバラシのリスクを高めます。

イサキとのファイトの基本は、ドラグは緩めに設定し、ロッドを立てずに同じ角度をキープしながらテンションを一定にしてリールを巻くだけです。

ポンピングや強引な巻き上げはしないように意識しましょう。

海面で暴れさせない

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そして、最後の難関が取り込み。

魚が海面近くまで浮かんでくると、気持ちが早まって一生懸命魚を海面まで引っ張り上げようとする人が多いのですが、これも絶対にNG!

魚は海面から飛び出すと途端に暴れだすため、口の柔らかいイサキはその時にバラシが多発してしまいます。

ネットインは必ず海中で行うよう心掛けましょう。

イサキにおすすめのジグ&フックセッティング

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では、イサキ狙いにおすすめのジグをいくつかご紹介し、大切なフックセッティングも解説します。

TGベイト(ダイワ)



「これを持っておけば間違いない!」というキング・オブ・タングステンジグのTGベイト。

実績もさることながら、タングステンジグの中では買い求めやすい価格なのでおすすめです。


ネコメタル(一誠)



SLJではタングステン製のジグばかり注目されがちですが、もちろん鉛製のジグも活躍します。

ネコメタルはフロントバランスとリアバランスの両方で使えるように設計されていることが特徴。ゆっくり沈めたい・アクションを大きくしたいときはフロント、速く沈めたい・アクションを抑えたいときはリアバランスと使い分けられます。

また、ウェイトラインナップが10g単位で細かいのも嬉しい点です。ただし、鉛製のジグはウェイトが重くなるとシルエットが大きくなりすぎてイサキには不向きになる面もあるため、30・40・50gがおすすめです。


フックセッティングはフロント&リア

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口が小さく、なおかつ巻きとフォールにバイトが集中するイサキは、フロント&リアのセッティングがマストです。


短いチャンスを逃すな!

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冒頭でも解説したようにイサキの最盛期……いや、イサキを狙うことができるのはこの記事が公開された今のタイミング!

この梅雨時期を逃してしまうと来年までお預けとなってしまうので、イサキを釣ってみたいという方は今すぐ釣行計画を立てましょう(笑)

当記事で解説したコトを徹底すれば、きっと楽しい釣りを味わうことができると思いますよ!

ちなみに、当船も6月はイサキ狙いのSLJをメインに出船していますので、福岡での釣りを検討中の方は、ぜひ当船「エル・クルーズ」に遊びに来ていただけると幸いです(笑)
画像提供:岩室拓弥

筆者の紹介

岩室拓弥

釣具店・釣具メーカー勤務を経て、現在は福岡市東区箱崎港から出船している遊漁船「エル・クルーズ」の船長。

職業柄オフショアがメインとなっているが、元々は陸っぱりがメインでメバリング・エギングなど様々な釣りの経験も豊富なマルチアングラー。

遊漁船 エル・クルーズHP

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ダイワ TGベイト SLJ 60g
一誠 ネコメタル 40g
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釣具店・釣具メーカー勤務を経て、現在は福岡市東区箱崎港から出船している遊漁船「エル・クルーズ」の船長。職業柄オフショアがメインとなっているが、元々は陸っぱりがメインでメバリング・エギングなど様々な釣りの経験も豊富なマルチアングラー。

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