【SLJ】魚種別の傾向と対策を現役船長が伝授!ズバリ、もっと釣れるようになります

2021/02/11 更新

近年爆発的な人気を魅せるSLJ。特定の魚種に縛られないのが最大の魅力でもありますが、ただ何とくなくジグを落として釣りを楽しんでいる方も多いと思います。今回はそんな方に向けて、魚種別の基本的なアプローチ・対策を紹介していきます。


アイキャッチ画像提供:岩室拓弥

いろいろ釣れるSLJ

SLJの画像
過去の記事で何度もお伝えしている通り、魚種を問わず多彩なターゲットを狙えることが魅力のSLJ(スーパーライトジギング)。

「釣れない魚はいない」と言っても過言ではありません。

アプローチは狙う魚によって変わる

ただそうは言っても、当然のことながら魚によって釣れるポイントも違えば、有効なアクションやカラーなどのアプローチも異なります。

しかし、船長という職業柄多くのアングラーを見てきていますが、そこを意識できている人はあまり多くないと感じています。

そこで今回は、ターゲット別にそれぞれの狙い方について解説していきます。
※以下の解説は経験に基づいた主観的なものも多いため、必ずしも当てはまるとは断言できません。

イサキ

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基本的なアプローチ

イサキ狙いでもっとも有効なアプローチが「ただ巻き」です。

イサキはフォールアクションに反応する傾向も強いため、フォールを意識したピッチの緩いワンピッチジャークやスロージャークでも釣ることはできますが、基本的にはただ巻きでOKです。

コツとしては、着底したらすぐに高速リトリーブで10~15m巻き上げます。そして、バイトが出るのは着底直前やリトリーブ開始直後~5m以内が大半です。

しかし、同じレンジばかり攻めているとイサキがジグを見切ってスレやすくなるため、最低でも10~15mは巻き上げるように意識しましょう。

また、着底からリトリーブへの移行が遅いと、ベラやフグなどの雑魚が喰ってきやすくなるので気を付けると良いですよ。

時合いを逃さないことが大事!

イサキは釣れる・釣れないのタイミングがハッキリしている魚でもあります。

誰一人当たっていないかと思いきや、突如全員同時にヒットするなんてことも珍しくなく、誰かがヒットすれば立て続けにヒットすることも多いのがイサキです。

しかし、逆に言えばそのタイミングを逃してしまうと厳しい釣果になってしまうことも……。魚釣り全般に言えますが、イサキの場合は特に釣れているタイミングを逃さないように意識しましょう。

バラシに注意

イサキは口が柔らかくてバレやすい魚でもあります。あまり強引にファイトをするとすぐに口切れを起こしてしまうので、ドラグは緩めに設定して柔らかいファイトを心掛けましょう。

ランディング時にも、早くランディングしようとして海面まで魚を浮かせてしまう人が多いのですが、これもバラシの原因の一つです。

海面まで引っ張ってくると魚は暴れ、それによってハリが外れたり口切れしたりすることも多いため、ランディング時は絶対に海中でネットインさせましょう。

マダイ

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基本的なアプローチ

マダイもイサキと同様に、ただ巻きもしくはピッチの緩いジャークで狙うのが基本です。

ただ巻きの場合はリトリーブ速度、ジャークする場合はピッチの速度を調整しながらその日の状況に合わせていくと良いと思います。

中層も意識しよう

マダイを釣りたいときは、しっかりと中層まで巻き上げるよう意識しましょう。

底を中心に狙う方が多いのですが、じつは中層でヒットすることも少なくなく、中層でヒットした場合はサイズが大きい傾向にあります。

目安として、水深の半分程度までは巻き上げることを意識してください。

青物

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基本的なアプローチ

青物狙いの場合、タックルは違えど釣り方は普通のジギングと変わりません。

SLJになった途端、「喰わせよう」という意識が強くなるのかアクションが緩くなる方が多いのですが、SLJの場合もワンピッチ~ハイピッチジャークが有効です。

特にヒラマサはフォールへの反応がよくないため、しっかりと上げのアクションで喰わせることを意識しましょう。

根ズレ・オマツリに注意

青物はヒットした後も注意が必要。ジギングでは大したことないサイズでもSLJになると強敵です。

ラインが細いのでドラグを緩めにしていることも多いのですが、ファイト中に負荷の掛け方が弱いと魚が好き放題に走り回ってしまい、根ズレを連発したりオマツリ大会となってしまうことも……。

時間を掛けすぎると同船者の方が釣りをできなくなってしまうため、青物を狙う際は適切なドラグ設定を心掛け、場合によってはある程度のリスクを覚悟して少し強引なファイトをすることも必要です。


根魚

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基本的なアプローチ

根魚を狙う場合は、ボトムから5m以内までを狙いましょう。アクションは、ボトムタッチ後の高速リトリーブやフォール中心の緩めのジャークでOKです。

上まで追いかけてくることが少ない根魚は、とにかくボトムから5m以内を意識しておけばさほど難しい魚ではありません。

根掛かりに気を付けよう

マハタ・アオハタは根魚と言いながらも、砂地で形成されたエリアを狙うので根掛かりは少ないです。

しかし、キジハタ・アカハタ・クエ・アラカブのポイントは起伏のある根が中心となるため、根掛かりのリスクが高まります。

根掛かるときは何をしても根掛かってしまいますが、着底後すぐにアクションへ移行したり、フックをフロントフックのみにしたりすることで、いくらか根掛かりは回避できます。

フラットフィッシュ

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基本的なアプローチ

ヒラメやマゴチなどのフラットフィッシュも、釣り方は根魚と同様です。

基本的には、レンジはボトムから5m以内で、ただ巻きかフォール中心のジャークで狙います。

ランディング時のバラシに注意

ヒラメとマゴチはヒット直後はそこそこ抵抗するものの、その後はあまり暴れることなく素直に上がってくるのでファイトは比較的に楽です。

しかしどういうわけか、海面に飛び出た途端に急に激しく暴れだします。

なかなか激しい首振りなのでこのときにフックアウトしてしまうことが多く、ランディングの際は絶対に魚を海面まで出さず、水中でネットインさせるようにしましょう。

アマダイ

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基本的なアプローチ

アマダイも根魚とフラットフィッシュと同じく、狙う水深はボトムから5m程度まで。アクションはボトムタッチ後のただ巻きです。

着底→ただ巻き(ハンドル10巻きまで)→着底→ただ巻き(ハンドル10巻きまで)

この動作を繰り返すのですが、着底させる時に意図的に砂ぼこりを起こすことがコツです。アマダイに限らず砂地にいる魚を狙うときは、砂ぼこりがアピール要素の一つとなります。

そのため、あえて1サイズ大きいジグを使って砂ぼこりを大きくするのも効果的です。これには手返しが良くなるメリットもありますが、シルエットが大きくなりすぎるのはNGなのでそこには気を付けましょう。

グローカラーが有効

シルバー・ゴールド・グローと、ジグのカラーを大きく3系統に分けると、アマダイにはグロー系のカラーが圧倒的によく効きます。

ゼブラグロー系のカラーでもよく釣れますが、個人的にはフルグローがおすすめです。あまり人気カラーではありませんが、アマダイを釣りたいときにはぜひ試してみてください。

ビジョンを持って釣りをすることが大切!

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ターゲットごとに釣り方の要点を解説してきましたが、釣果を伸ばすうえで大切なのは「どのようなポイントなのか」、「何が釣れるのか」、そして「何を釣りたいのか」というビジョンをしっかり持つことです。

なんとなく釣りをしていてもある程度の釣果は望めますが、タフな状況下では厳しい釣果になりがちで、あまり上達もしません。

今回紹介したのは基礎的な部分ではありますが、まずはこれらを理解して実践するだけでも釣果はかなり変わってくると思います。

他の記事で「SLJの基本」や「魚種別フックセッティング」なども解説しておりますので、下記の関連記事からそちらも参考にしていただければ嬉しく思います!
画像提供:岩室拓弥

筆者の紹介


岩室拓弥

釣具店・釣具メーカー勤務を経て、現在は福岡市東区箱崎港から出船している遊漁船「エル・クルーズ」の船長。

職業柄オフショアがメインとなっているが、元々は陸っぱりがメインでメバリング・エギングなど様々な釣りの経験も豊富なマルチアングラー。

遊漁船 エル・クルーズHP

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岩室拓弥

釣具店・釣具メーカー勤務を経て、現在は福岡市東区箱崎港から出船している遊漁船「エル・クルーズ」の船長。職業柄オフショアがメインとなっているが、元々は陸っぱりがメインでメバリング・エギングなど様々な釣りの経験も豊富なマルチアングラー。

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