【ベイトフィネス】とは?メリット&デメリット・パワーフィネスとの使い分けも考察

2020/02/12 更新

バスフィッシングにおいて一つのメソッドとして確立されている「ベイトフィネス 」。どんなタックル(リール・ロッド)が向いているのか、どんなシチュエーションで使えばいいのか?など。また、パワーフィネスとの使い分けについても解説します。


ベイトフィネスを語ろう

ベイトフィネス
こんにちは。TSURI HACKライターむっちんです。

バスフィッシングには様々な釣り方・メソッドが存在しますが、状況に適した釣り方することが大事ではないかと思います。

今回は、使いこなすことで強い味方となる「ベイトフィネス」を詳しく解説していきます。

ベイトフィネスってどんな釣り?

ベイトフィネス
ベイトフィネスとは、5gに満たないようなライトリグや軽量プラグを、ベイトタックルで扱う釣り方を指します。

もともとは、スピニングタックル(細いライン)では攻めることのできないカバーを、太いラインで攻略するために普及しました。

ベイトフィネス
ロッドもリールも、「ベイトフィネス専用」と呼ばれるものがラインナップされるようになり、今日では釣り方の一つとして定着していますね。

あらためて、ベイトフィネスにはどんなメリットがあるのかチェックしてみましょう。

ベイトフィネスのメリット

太いラインが巻ける

ベイトフィネス 太いラインを使い、軽量ルアーを使った繊細なアプローチができることこそ、ベイトフィネスの強み。

もちろん、スピニングリールに太いラインを巻くこともできますが、そのぶんゴワつきや糸ヨレなどのトラブルが増え、扱いにくくなります。

フロロカーボンの8lb.前後を基準に、カバーの濃さや用途に合わせ、ラインセレクトの選択肢が広がるのもいいですね。

軽いリグ・ハードプラグを手返しよく投げられる

ベイトフィネス  ルアー
スピニングタックルに比べて、手返しのよいアプローチができるのもベイトフィネスの長所。

これは「ベイルアームを起こす動作」を必要とせず、片手でクラッチを切るだけでキャストができるベイトリールの構造によるもの。

バンク沿いを手返しよく探っていくシャローゲームでは、キャスト数が釣果に直結することも少なくありません。

キャストアキュラシーが高い

ベイトフィネス  キャスト
スピニングよりも高い精度で、ピンポイントキャストが決まるのもベイトフィネスのいいところ。

ピッチングを駆使すれば、余計なプレッシャーを与えず、カバーにつくバスに静かにアプローチできます。結果的に口を使いやすくなるのかもしれません。

ベイトフィネスのデメリット

ディープの釣りには向かない

出典:PIXTA
ベイトフィネスはディープの釣りには向いていないと感じます。特に水深が深くなるほど、操作感が失われてしまうからです。

ディープを狙うのであれば、4lb.前後を巻いたスピニングタックルで狙うのが無難でしょう。

極端なライトリグは向かない

ベイトフィネス  ライトリグ
撮影:TSURI HACK編集部
使うワームの大きさにもよりますが、例えば1gを下回るシンカーを使ったネコリグなど、超繊細なフィネスはさすがに投げにくく感じます。

また、ボトムでの操作感も落ちるため、結果的に「スピニングタックルがいらない」とまではならないのが現実です。

太いラインを使うと飛距離を稼げない

ベイトフィネス  飛距離
撮影:TSURI HACK編集部
そもそもベイトフィネスが生まれた背景には、「太いラインを使い、近距離からシャローカバーにライトリグをアプローチする」という明確なコンセプトがありました。

ベイトフィネス用のリールは、スプールの回転性能を上げるため、浅溝を採用していることがほとんど。(無駄な下巻きを減らし、スプール自体を軽量化するため)

そのため、8lb.以上のラインを使うと、場合によってはラインキャパが足りないという現象に陥ってしまいます。

アルデバランBFS
ベイトリールのスペック(糸巻き量)以上に、飛距離を稼いでアプローチしたい場合は、スピングタックルでの遠投が無難ではないでしょうか。

ではいったいどんな場面であれば、ベイトフィネスの長所が生きるのか? 次のページで考察していきます。

 
>>Next Page:ベイトフィネスが有効となるシチュエーション

ベイトフィネスが有効な場面

カバーの周辺を手返しよく探りたいとき

ベイトフィネスメリット
たとえば、写真のようなカバーの周辺をピン撃ちするときこそ、ベイトフィネスの出番だと思っています。

ライトラインを巻いたスピニングタックルでは、掛けることはできても、キャッチ率は下がってしまうでしょう。

アルデバランBFS
ベイトフィネスであれば、スピニングよりも太いラインが巻けるため、多少なり強引にファイトもできます。

「キャストアキュラシーの高さ」「手返しの良さ」「カバーをライトリグに送り込める」という、ベイトフィネスならではの強みをフルに活かせるシチュエーションです。

小型のプラグを使って、手返しよくショートキャストで探りたいとき

ベイトフィネス  メリット
写真のようなバンク沿いを、ショートキャストで手返しよく探る場合はベイトフィネスを使っています。

バンク沿いを流しながらも、良いカバーを見つけたらそのままワームやスモラバに結び変えて撃つことも。

シャッドなどのライトルアーをメインに使うなら、なかなかおかっぱりでも重宝するタックルじゃないかと思います。

パワーフィネスとの使い分けは?

パワーフィネスはベジテーションに強い

カバーフィネス
パワーフィネスとはM~MHクラスのロッドに、PEライン1.5~2号を合わせたスピニングタックルでカバーを攻める釣り方。

「ストラクチャーに対してライトリグをアプローチする」という用途は同じですが、ベイトフィネスとは得意とする場所に大きな違いがあります。

パワーフィネス
PEラインは直線強度に優れ、感度も高く、ベジテーション(植物系のストラクチャー)との相性がピカイチ。引っ掛かりが少なく、スルスルと隙間に送り込むことができます。

より繊細さが求められる、連続した「中層シェイク」や、虫ルアーを扱うときなどもパワーフィネスの出しどころです。

ベイトフィネスはハードストラクチャーに強い

パワーフィネス 弱点
しかし、PEラインは消波ブロックなどのハードストラクチャー(石・岩系)に弱いという弱点があります。

たとえば、写真のような複合カバー。このようなシチュエーションで繊細なアプローチが求められる場合、根ずれに強いフロロカーボンの特製が活きてきます

アルデバランBFS
カバーフィネスはPEライン直結(リーダーなし)で使われることが多く、ハードストラクチャーを攻める場合、ラインブレイクのリスクがつきまといます。

フロロカーボンリーダーを介せばいいのですが、フィールドで結ぶのは手間もかかりますよね。なので、結果的にベイトフィネスに頼ってしまうというわけです。

ラインが傷ついても、その部分をカットして結び変えるだけでOK。仮にパワーフィネスタックルでは、リーダーごと結び変えなければいけませんから……。

ベイトフィネスのタックル

ベイトフィネス  タックルロッド:ポイズンアルティマ 1610L
リール:アルデバランBFS XG
ライン:フロロカーボン 8lb.

参考までに、僕が使っているベイトフィネスタックルです。

ベイトフィネスはリールの性能(スプールの回転性能など)が使いやすさに大きく影響するので、特化型の機種が断然おすすめです。

ロッドもベイトロッドとしては弱めなLクラスを使用し、スピニングタックルでは扱うのが難しい太めのフロロラインを合わせています。
ITEM
シマノ ポイズンアルティマ 1610L-BFS
全長:2.08m
自重:85g
継数:1本
ルアー重量:3.5-10g
ライン適合:6-12lb

ITEM
シマノ アルデバラン BFS XG
自重:130g
ギヤ比:8.0:1
ドラグ力(最大):3.5kg
糸巻量:ナイロン8lb-45m フロロ8lb-45m
巻上長(ハンドル1回転あたりの長さ):最大80cm
スプール寸法:径32mm / 幅22mm
ハンドル長さ:42mm

▼そのほかベイトフィネス におすすめのタックルは、こちらでも紹介しています。


ベイトフィネスは適材適所で強い武器に!

ベイトフィネス  タックル
ベイトリール初心者の方は、慣れるまで時間がかかるかと思います。ですが、使いこなすことさえできれば、確実に釣果が上がるのもベイトフィネス です。

“カバーを制する者はバスフィッシングを制する”の言葉の通り、バスとカバーは切っても切り離せない存在だと実感しています。

みなさんのフィールドにも、多かれ少なかれカバーは存在しているのではないでしょうか。ぜひベイトフィネスを使いこなして、タフコンディションを乗り切ってみてください!

 
撮影・文:むっちん

この記事を書いた人

むっちんむっちん
九州熊本県在住。毎日ウキウキしながらフィールドへ足を運びバス釣りしています。フィールドへ足を運ぶからこそ、感じること・学べることがあると思っています。僕なりにバスフィッシングの楽しさ、魅力、素晴らしさをお伝えできればと思っています。モットーは「明日はもっと釣れる』。

このライターの記事をもっと読む

関連記事


紹介されたアイテム

シマノ ポイズンアルティマ 1610L-…
サイトを見る
シマノ アルデバラン BFS XG
\ この記事の感想を教えてください /
GOOD! BAD
このまとめが気に入ったら
「いいね!」をしよう

この記事のキーワード

mucchin
mucchin

こんにちは!むっちんです(^^ゞバスフィッシングが大好きで毎日フィールドへ足を運んでいます。バスフィッシングの素晴らしさ、役立つ情報をお伝えできるよう頑張って参りますのでよろしくお願いいたします。モットーは『明日はもっと釣れる』です(^^♪

アウトドアのすべてを、ひとつのアプリで。

150以上のアウトドアメディアの記事や動画、3万枚以上のみんなの写真も見られる!
アウトドアの「知りたい!」「行きたい!」がきっと見つかる!
お気に入りの記事や写真を集めて、スキマ時間に素早くチェック!