ベイトフィネスに適したラインの太さは?
軽く薄いスプールを搭載することで、軽量ルアーやリグを扱う「繊細な釣り」に対応するベイトフィネスリール。
バスタックルのベイトフィネスリールに使われるラインの太さは、軽量ルアー・リグを扱いやすい8~10lb程度が一般的です。
PEラインであれば、細糸になるほどライントラブル時の対処がしづらく、強度低下も起きやすいため0.8〜1号が適当な太さになってきます。
ベイトフィネスリールの糸巻き量(長さ)
ベイトフィネスの釣りは比較的近くのポイントを撃つシチュエーションが多く、軽量ルアーでスプールが回りやすいほど釣りが快適になるため、糸巻量は少なめにするのがオススメ。
ラインを巻きすぎてしまうとスプール自体が重くなるため、回転初速が稼ぎにくく慣性力が働き易くなり、リールの扱いが難しくなったり飛距離が出にくくなります。
特にフロロは比重が高いラインなので、ラインの糸巻量を20~50m程度に抑えて軽さを維持する釣り人は少なくありません。
もし遠投性や感度を重視したい場合は、PEラインを40mとリーダー30~60cm程度を巻いて使うのも対策として効果的です。
適したライン素材はナイロン?フロロ?PE?
バス釣りにで使うベイトフィネスリールには、ルアーの操作性に優れて根擦れに強いフロロラインや、自重が軽く感度の高いPEラインを使うのが一般的。
トップウォーターや巻物系ルアーを扱う場合などでナイロンラインを選択するケースもあるかもしれませんが、ごく稀なケースと考えて良いでしょう。
極限まで重量を削り華奢に作られたモデルでは、フロロ以外を使うとスプールやシャフトの変形を招く恐れがあるため、ナイロンラインもしくはPEラインの使用を薦めていないリールもあるので注意しましょう。
渓流ベイトフィネスはまた少し違う
適した太さ
渓流で用いられるベイトフィネスリールに巻くラインの太さは、ナイロンラインなら3~6lb、PEラインなら0.3~0.8号、フロロラインなら3~5lbが一般的。
フロロラインはPEやナイロンのリーダーとして用いられることが多く、その場合は4~6lb程の太さのものを40cm前後の長さで結束して使用します。
適しているライン素材
渓流のベイトフィネスタックルではナイロンラインか、感度と擦れへの耐久性を重視したPE+フロロリーダーというラインシステムが良く使われます。
ナイロンラインは、巻物ルアーを使った際の魚のひったくるようなバイトに追従しやすく、魚が走った際に柔らかい魚の口へのダメージが軽減され、バレにくくなります。
一方で伸びやすいため微かなアタリを乗せづらく、フッキングが決まりにくいという側面もあります。
PEラインはライントラブルに対応しづらくリーダー連結が必要という扱いづらい面がありますが、感度の高さや少ない力でフッキングがしやすいというメリットがあります。
糸巻き量(長さ)
渓流釣りにおいても、遠投が必要になるシチュエーションはほとんどなく基本的には近距離へのピンポイントキャストがメインになります。
さらにスプールにラインを長めに巻くと、ライントラブルを起こしやすくなってしまいます。
そのため、比重の高いフロロラインは20m程度、軽いPEやナイロンラインは30~40m程度の長さを巻くのが一般的です。
次項:ベイトフィネスにおすすめのラインをご紹介!
ベイトフィネスにオススメのライン9選!
バス釣りにおすすめのライン
渓流トラウトにオススメのライン
ベイトフィネスの世界へようこそ!
ベイトフィネスリールに使用するラインの太さや長さ、種類に加えて、おすすめのライン9選をご紹介しました。
スピニングリールではなく、敢えてベイトキャスティングリールを使って魚を釣りたいと考える釣り人は少なくないかもしれません。
是非、ベイトフィネスリールにご自身のスタイルぴったりなラインを巻いて、最高の釣りを楽しんでください!