エギングはアオリイカだけじゃない
皆さんはエギングと聞くとどんなイカを連想しますか?
多くの方はアオリイカを連想すると思いますが、エギングのターゲットはアオリイカだけじゃありません。
コウイカやツツイカなど、エギを使えばいろんなイカを釣ることができるんです。
ヤリイカもエギで釣れる
そして、今回ご紹介するのがヤリイカエギング。
ヤリイカって船釣りでしょ? 岸から釣れるの? と思う方も多いはずですが、ヤリイカは岸から釣ることができるんです!
ここからはヤリイカエギングについて詳しくご紹介します。
ヤリイカエギングのシーズン
ヤリイカエギングを楽しめるシーズンは冬場です。
ぼくの地元の静岡では、12月後半から1月初旬に釣ることができます。
年によって前後することもありますが、釣れるのはだいたい1ヶ月間ほどと、シーズンが短いのが静岡エリアの特徴です。
静岡以外の各地の釣期は以下を参考にしてください。
地域 | 時期 |
北海道・東北地方 | 11~6月 |
関東地方 | 房総半島:12~3月 伊豆半島:1~2月 |
北信越地方 | 1~6月 |
山陰地方 | 12~4月 |
四国地方 | 1~4月 |
九州北部地方 | 1~3月 |
シーズンが長い地域もある
地域によってはもっと長い期間楽しめるところもあります。
ヤリイカエギングをする場合、場所と釣期を予め調べておくことがおすすめです。
ヤリイカエギングのタックル
タックルはアオリイカと同じ
ヤリイカ狙いと言っても特殊な道具は必要ありません。
一般的なアオリイカ狙いのエギングタックルと全く同じでOKです。
8ft前後のエギングロッドに2500〜3000番のスピニングリール、PEラインは0.6号前後で問題ありません。
エギは3.0〜3.5号
ヤリイカエギングに適したエギの大きさは3.0〜3.5号です。
2.5号サイズでも釣ることはできますが、飛距離や操作性を考えると少し使いにくいと感じます。
3.0〜3.5号が飛距離やアピール力のバランスが取れていておすすめです。
派手なカラーがいい
エギのカラーは派手目なものが高実績です。
特にグローカラーのような発光するタイプがもっともよく釣れています。
遠くにいるヤリイカに気づいてもらえるように、派手目なカラー選択を心がけましょう。
ラトルも有効
音の出るラトル入りのエギもかなり効果が高いです。
水中でジャラジャラ音を出し、効率よくヤリイカにアピールできます。
一応ラトルなしのタイプも用意しておき、その日の状況に合わせて使い分けてみてください。
おすすめのエギ
ロングキャストはよく飛ぶうえにシャクった時の浮き上がりが少ないことが特徴。誰が使っても底付近を狙いやすく、ヤリイカエギング入門におすすめです。
マグキャストは圧倒的な遠投力とゴトゴト音が魅力。よく飛んでハイアピールなのでヤリイカエギングと好相性です。
ヤリイカの釣り方
基本はアオリイカと変わらない
狙いがヤリイカだからと言って、特殊な釣り方や技術が必要なわけではありません。
基本的な動作や釣り方はアオリイカのエギングとほぼ変わりません。
ヤリイカだからと意気込まず、気軽にチャレンジすることができますよ!
中層から底が狙い目
ぼくの経験上、ヤリイカは中層から底でヒットすることが多いです。
活性が高いほど中層でアタリが多く、活性が低いと底付近でのヒットが多くなります。
釣り場によって変わる可能性もありますが、ヤリイカエギングにおいては中層から底がひとつのキーポイントです。
強めなアクションが○
ヤリイカエギングで大切なことは、ヤリイカにしっかりとエギの存在をアピールすること。
強めのシャクリを意識し、遠くのヤリイカに見せつけるように誘いましょう。
渋い時はボトムに放置
ヤリイカの活性が低くなかなかエギを抱いてこない時に有効なアクションが、シャクった後に底に放置するという釣り方。
放置する時間は10〜30秒ほどで、軽く糸を張った状態で待っているとアタリを取りやすいです。
冬場のアオリイカにも放置は効果的なので、ぜひ実践してみてください!
まるで魚のようなアタリ
ヤリイカのアタリはまるで魚のように手元にコンッとしっかり伝わります。
コンッと感じたら、竿先に重さが乗ったのを確認してフッキングすればOK。
乗らなかったとしても必ず近くでエギを見ているので、諦めずに誘い続けることが大切です。
寒い季節に熱いヤリイカエギング!
ヤリイカは船釣りのイメージが強いと思いますが、冬場は岸からでも狙えます。
いつものエギングタックルそのままで楽しめる手軽さに加え、ヤリイカならではの釣り味や食味も魅力です。
寒い冬にこそ熱いヤリイカエギングにぜひチャレンジしてみてください!
動画でも解説しています!
この動画はかなりいい状況に運良く当たった時の映像です。
ヤリイカエギングはタイミングさえ合えばこんな連続ヒットも珍しくありません。
動画を見てなんとなくでもイメージを掴んでいただけたらと思います!