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渓流ベイトフィネス ナイロンライン

渓流ベイトフィネスのラインって何がいい?メリット・デメリットを考察してみた

正確なキャストや手返しの良さが大きなメリットとなるベイトフィネス。現在はバスだけでなく渓流のトラウトフィッシングに取り入れている方も増えてきています。今回は渓流ベイトフィネスのラインについて、入門者向けに詳しくご紹介します。

目次

アイキャッチ画像撮影:TSURI HACK編集部

渓流ベイトフィネスで使うラインについて

鱒レンジャーで釣ったイワナ

撮影:TSURI HACK 編集部

ベイトリールの革新的な進化により、渓流ベイトフィネスを楽しむ人が増えています。現在は1グラム程度のルアーまで投げられるリールも登場しています。

ただ、ロッドやリールは選んだものの、ラインはどれにしたらいいか悩む入門者の方も多いでしょう。ライン選びによって釣りがしやすくなったり、逆にトラブルやバラシが多くなってしまったりなんてことも……。

本記事では渓流ベイトフィネスで使うラインについて詳しく解説していきます。

メインラインの適切な巻き量って?

渓流ベイトフィネスライン 巻き量

提供:むっちん

メインラインは30~40メートル程度巻いておけば大丈夫です。

その理由は2つ。まず渓流ベイトフィネスでは遠投することはなく、どんなに投げたとしても20メートル程度なので、多くのラインを必要としません。

2つ目の理由は、ラインを多く巻いていると、ライン自体の重みや含んだ水の重みでバックラッシュしやすくなってしまいます。そのため、ラインは“巻きすぎないこと”が大事です。

その分トラブルがあった時のために、予備のラインを常に持ち歩いておくことをおすすめします。

それぞれのラインのメリデメと太さの基準

渓流 ベイトフィネス ライン

撮影:TSURI HACK編集部

渓流ベイトフィネスで使われるラインは、ナイロン、フロロ、PEの3種類。

それぞれのラインにはメリット・デメリットがあり、選ぶ太さもそれぞれ異なります。以下でラインごとのメリデメ、太さの選び方をみていきましょう。

ナイロンライン

ナイロンラインのメリットは『扱いやすさ』

ガイドにラインが絡んだり、バックラッシュしたりしにくい特徴があります。また価格が安く、大容量ボビン巻きもあり、トラブルがあっても気兼ねなく巻きなおしやすいメリットもあります。そのため入門者には最適なラインと言えるでしょう。

一方のデメリットは、擦れへの弱さと伸びがあること。岩や木などに擦れると、傷が入りやすく強度低下が起きやすいことです。また負荷が掛かると伸びるので、トラウトの特徴である一瞬のアタリを乗せきれないことがあります。

渓流ベイトフィネスのナイロンラインは、4~6ポンドの太さがおすすめです。

▼おすすめのナイロンライン

ラインカラーにピンクを採用し、視認性の高さを持たせたナイロンラインです。大容量300メートル巻きでお得に使えます。

サンヨーナイロン アプロード GT-R Pink Selection 300m

フロロカーボンライン

フロロカーボンラインは、『耐摩耗性と感度の高さ』がメリット。

岩に当たっても傷がつきにくく、リーダー無しでルアーを直結しても問題ありません。比重が高く、直進性があるため、トラウトのアタリを取りやすいこともメリットと言えます。

デメリットはバックラッシュが起きやすいこと。フロロカーボンラインは硬さがあり、比重が高いので、投げた時にスプール上でラインが浮き上がり、結果バックラッシュしやすくなってしまいます。

フロロカーボンラインの太さはナイロンラインよりひとつ下の、3~5ポンドをおすすめします。

▼おすすめのフロロカーボンライン

魚種を問わず人気の高いフロロカーボンライン。二重構造で強度としなやかさを向上させた、シーガーシリーズでも最高クラスのラインです。

PEライン

どのラインよりも『高い感度』を持つPEライン。

ほとんど伸びない特徴が感度を高め、フッキング率をも高めてくれます。糸癖が付きにくいので、飛距離や使用感に影響が出ることも少ないです。

その一方、最大のデメリットがバックラッシュを起こした時に直すのが難しいこと。バックラッシュを起こすと再起不能になってしまうことは珍しくありません。またリーダーを必ず結束する必要がある事もデメリットです。そのため入門者にはちょっと扱いづらいラインかもしれません。

渓流ベイトフィネスにおけるPEラインの太さは、0.3~0.8号をおすすめします。

▼おすすめのPEライン

トラウトのベイトフィネスのために開発されたライン。スーパーフッ素加工が施されており、ライン滑りが抜群に良いです。マーキング付きの120メートル巻きなので、40メートル×3回分として使いやすいのも嬉しいところ。

バリバス スーパートラウト アドバンス ベイトフィネス プレミアムPE

ラインシステムのノットや太さは?

ノット 結束 焼きコブ

提供:釣り好きまっちゃん

渓流ベイトフィネスでは、フロロをリーダーにしたラインシステムを組むのが一般的。

フロロリーダーを使うことで、擦れへの強さを持たせることができ、メインラインの消耗を防ぐことが可能です。

フロロリーダーの太さは、4~6ポンドあれば強度は問題ありません。長さは30~50センチ程度取っておきましょう。ラインシステムごとのメリットとおすすめノットを以下にご紹介します。

PE+フロロリーダー

PE+フロロリーダーは、感度+擦れへの強さがメリットとなるラインシステム。少し扱いづらさはあるもののアタリが抜群に取りやすく、最も釣果を伸ばせるラインシステムと言えます。

ノットは、トリプルエイトノットや3.5ノットがおすすめです。

ナイロン+フロロリーダー

ナイロン+フロロリーダーのラインシステムは、扱いやすさ+擦れへの強さがメリットです。ナイロンの場合はルアーをそのまま直結しても構いませんが、フロロリーダーを使うことでデメリットである擦れに対する弱さを解消できます。

ノットは、ブラッドノットや電車結びをおすすめします。

自分に合ったライン選びが超大事!

ベイトフィネス フロロ  ライン トラウト

撮影:TSURI HACK編集部

ラインにはそれぞれメリットとデメリットがあり、一概にどれが一番良いとは言えません。突き詰めていけば、デメリットも状況によってはメリットになることさえあります。

まずは本記事を参考にしながら、自分に合ったラインを選んで、渓流ベイトフィネスを楽しんでみてくださいね。

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