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バス釣りオカッパリ。タックルはどんなものが必要?岸から効率的に釣るためのアプローチとは?

オカッパリ(=岸)のバス釣りについて。ボートでの釣りが多いプロやベテランのアングラーも、最初はオカッパリのバス釣りから始める人がほとんど。誰もが通るバスフィッシングのベーシックなスタイルと言えるでしょう。今回は脱・初心者を目指す人のためにオカッパリの装備やコツなどを紹介します。

目次

オカッパリのバス釣りは“手軽さ”が魅力

こんにちは。TSURI HACKライターのビックリマン高田です。

オカッパリ(=岸)のバス釣り。それはカジュアルに誰でも気軽に楽しめ、「海なし県」の方でもエントリーしやすいのが人気の理由でしょうか。

ボートからの釣りが大半を占めるプロでさえも、最初はオカッパリから始める人がほとんどでしょう。

しかし、オカッパリのバス釣りは手軽である反面、攻める場所に制限もあるため、決して釣ることは簡単ではありません

高田
今回は誰よりもオカッパリでバスを釣りたいあなたへ、僕が持ち歩く装備やノウハウを紹介します。

オカッパリのタックル

筆者のオカッパリタックルは基本3本

まずは道具。タックルは好きな物を厳選するのが基本です。機動力の高いスマートな装備は釣果に直結するコツと言えます。

基本的に釣り場に持ち込むのは1本か多くて2本。筆者の場合は3本くらいを車に用意しておいて釣り場に合わせて最適なタックルを1本だけ選んで持っていきます。

高田
オカッパリのタックルセッティングで重要なのは機動力と汎用性。最小限の本数で広い範囲のルアーやポイントを探れるタックルを選ぶことが重要です。

パワー系ベイトタックル(XH〜)

ロッド:エストレーモ76 / トランスセンデンス
リール:エクスセンスDCSS HG / シマノ
ライン:R18フロロリミテッド20Lb / シーガー

高田
障害物がゴチャゴチャしているようなややこしい場所では強いベイトタックルを好んで使います。太めの糸のベイトタックルは強気の攻めを実現してくれます

シマノ エクスセンス DCSS HG

ギア比:7.4
自重:220g
巻取長:79cm 

オールラウンダー系ベイトタックル(M〜MH)

ロッド:プルクラ62B / トランスセンデンス
リール:アルカンセHS / ZPI
ライン:R18フロロリミテッド14Lb / シーガー

高田
ハードルアーを巻いたり、大きめのノーシンカーワームを使ったりする時はミディアム〜ミディアムヘビークラス。オカッパリで最も出番の多いタックルですね。

トランスセンデンス プルクラ62B

全長:6.2ft 〜 7.3ft(変則パターン)
自重:100〜124g
継数:5本
仕舞寸法:52.5cm
ルアー重量:5-28g (Max56g)

ZPI アルカンセ HS

ギア比:7.3
自重:184g
巻取長:77cm 

スピニングタックル(L〜ML)

ロッド:ボティア62S / トランスセンデンス
リール:コンプレックスCi4 2000S / シマノ
ライン:R18フロロリミテッド 4Lb / シーガー

高田
スピニングタックルはオカッパリで必須!ライトリグや小型プラグを幅広く投げられるセッティングが良いでしょう。オカッパリであればMLクラスがオススメです。ちなみにラインは全て、「R18 フロロリミテッド」。強度としなやかさのバランスに優れたライン。溺愛してます。

どうしても1本だけタックルを選ぶとしたら…

バス釣りを始めたばかりで3本もタックルを用意できない……と言う方もいらっしゃるかと思います。

そんな方にオススメなのが、スピニングタックル1本で何でも投げてしまうスタイル

ライト〜ミディアムライトクラスのバスロッドに、2000番クラスのスピニングリール。初心者の方はナイロン6Lbクラスのラインを巻いておくことで、幅広いルアーをトラブルレスで扱えるでしょう。

オカッパリで活躍するバッグやその他の道具

リュック?ウェストバック?

オカッパリで使うバックには大きく分けて2種類。リュックサックタイプとウェストバックタイプがあります。

それぞれ長所、短所がありますがおすすめはウェストバック

内容量が小さいため、中に入れるルアーなどを絞る必要があり、結果的にスマートな装備になってくれます。

ランディングネットは必須!

足場の高いところや大物が掛かった時に頼りになるのがランディングネット。掛かった魚を絶対に釣り上げるためにもランディングネットは絶対に持っておきましょう。

ある程度伸びるタイプのものがオススメで、筆者は5m伸びるシャフトを使っています。

高田
網のサイズは狙う魚によって使い分ければ良いですが、筆者は超大物が来た時のために60cmサイズの網を使っています(笑)

 

>>Next Page:ルアーの選び方・アプローチのコツ

オカッパリルアー選びのコツ

ルアーは各社から様々なタイプのものが発売されており、ほとんど全てのルアーがよく釣れると言ってもいいでしょう。

各社テストを重ねて発売したルアーですから、どれを使っても正解なわけです。オカッパリで釣るためのルアー選びのコツは、ズバリ“ルアーの出しどころを把握しておく”ことです。

ルアーチャート

オカッパリのバスフィッシングで基本的に必要となるルアーを表にしてみました。このようにスピードと深さを意識してルアーをローテーションすることで、釣れるルアーを選ぶことができます。

トップウォータープラグ

水面で誘えるルアーです。目線が上を向いているときに使いたいルアーです。速いスピードでも遅いスピードでも使えるのが大きなメリット。

トップウォーターの中でも最もゆっくり誘えるルアーがハネモノです。その特性はオカッパリにピッタリと言えるでしょう。

ジャッカル リボルテージ RVクローラー

全長:102mm
自重:31g

シャッドプラグ

中層をハイスピードからスローまで繊細に誘えるルアーでスピニングタックルで扱えるのもメリットです。スレたバスにも抜群に効く最もフィネスなハードプラグと言えるでしょう。

レスポンスの良いキビキビ動くシャッドがオススメ。子バスからビッグバスまで一網打尽にできるのがシャッドの良いところですね。

クランクベイト

表層から中層、ボトムまで強いパワーで素早く探れるのがクランクベイト。カバー周りでも活躍するのでベイトタックルでの使用するのがいいでしょう。

カバーに当てるだけでなく、中層を巻くだけで魚を浮かせてくれるフラットサイドクランクは場所を選ばず、持っていると便利なルアーです。

ニシネアーワークス チッパワ RB サイレントモデル

全長:62mm
自重:15g

ノーシンカーリグ

ノーシンカーリグはオカッパリのワーミングで最も出番が多いリグと言っても過言ではありません。根掛かりにくいのでストラクチャーも臆することなく攻めることができます!

自重があり、よく飛び、そして釣れる……オカッパリのバスフィッシングなら「迷ったらこれを投げておけ!」と言い切れるくらいの定番ワームです。

ダウンショットリグ

タフコンディションで同じポイントをネチネチと攻め続けられるフィネスなリグがダウンショットリグです。

スレた場所でも強引に口を使わせることができます。レッグワームは移動距離を抑えながらテールとリブでバスに強烈なアピールをしてくれます。ボウズ逃れにも使える切り札的ルアーですね!

ゲーリーヤマモト レッグワーム 2.5インチ

 

全長:2.5インチ
入り数:10本入り

テキサスリグ

ごちゃごちゃとしたストラクチャーやカバー、ハードルアーでは引けない障害物だらけの底を攻めることが出来るリグがテキサスリグです。

オカッパリで障害物を攻略するために最も向いているルアーの1つと言えるでしょう。すり抜けの良いスティック系ワームはカバーをストレスフリーで攻略できます!

デプス デスアダー 5インチ

全長:5インチ
入り数:8本

オカッパリの基本の攻め方

まずは足元から!

オカッパリのバス釣りの最大のコツは足元を狙うことです。なぜならオカッパリで狙える最も力のあるストラクチャーは岸だからです。

岸に必要以上に近づかず、岸際からアプローチをすることで良い釣果を望めます。

ストラクチャーやカバーを丁寧に攻める

バス釣りの基本はストラクチャー。浅いポイントを攻めることの多いオカッパリでは特にその基本を守ることが重要です。

倒木や岩。影や水草など、障害物の近くを丁寧に攻めることが数もサイズも狙うコツです。

水が動いているところは狙い目

水が動くところは狙い目です。インレットや水通しの良い岬などはオカッパリから狙える好ポイント。

ボートより機動力が劣るオカッパリでは、ときに待ちの釣りが必要になる場面もあります。

水の動くポイントを選択することで、より釣れる確率を高めることができるでしょう。

ランガンもいいですが、魚が回ってくる回遊ルートなどで待ち伏せする釣りが爆発することもあります。ここぞというポイントでは、粘ってみるのも手です。

オカッパリのバスフィッシングを楽しもう

オカッパリはカジュアルに誰でも気軽に楽しめるスタイルです。コツさえ掴めば数も釣れますし、デカバスだって狙えます。スマートにオカッパリバスフィッシングを楽しみましょう!

▼デカバスを効率よく釣る方法についても解説してみました。こちらもどうぞ。

 

撮影・文:ビックリマン高田

ライタープロフィール

ビックリマン高田
海外釣行ツアーChillTrip所属のプロガイドであり、Transcendenceのロッドデザイナー。国内の釣行はバスがメインですが、GTから近所の小魚まで淡水海水問わずになんでも釣ります。とくに琵琶湖の釣りが得意分野です。年間釣行日数は300日。

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