【バス釣り】ハードルアーで釣れないマンからの質問をフルタイムプロアングラーが全部返す!

2020/10/23 更新

ハードルアーが釣れない。でも釣りたい!そんなバサーの方のために、ハードルアーで釣れる気がしないアングラー(=ハードルアーで釣れないマン)の質問をフルタイムプロアングラーが全部回答していきます。


記事内画像撮影:ビックリマン高田

〜序章〜


編集部O
高田さぁ〜ん。ハードルアーって基本釣れなくないですか〜?(ニヤニヤ)


高田
なんですかその意地悪な口調は(笑)


編集部O
いやいや、実際どうなんですかぁ?(ニヤニヤ)


高田
僕はハードルアーは全国各地で誰でも釣れるルアーだと思ってますよ!


編集部O
にわかには信じられませんなぁ〜。何か証拠でもあるんですかぁ?(ニヤニヤ)


高田
Oさん、どうしちゃったんですか? いつもと様子が違うような……


ハードルアーで釣れないマン
ふはははは!私は君の知る編集部Oではない!我が名はハードルアーで釣れないマンだ!!!



高田
……な、なんだってーーー!!!(棒)

古からバサーを悩ませてきた

ハードルアー釣れない問題。

「ハードルアーで釣りたい!」 でも結局毎回釣れるのはワーム……。

そんな感覚を持ったバサーは案外多いのではないでしょうか?

今回は突如現れた、ハードルアーで釣れないマンの質問を全力で返します!

登場人物


 

ハードルアーで釣れないマン

  1. ハードルアーというアプローチでバスにフラれ続け、ハードルアーで釣れないマンとなってしまった悲しきモンスター。バス釣り歴は20年で、釣りメディアの編集者という肩書きはあるものの、釣りには週に1度行ければ良い方と、言わば“典型的なサンデーアングラー”である。
 


 

ビックリマン高田

  1. 海外釣行プロガイドかつTranscendenceのロッド・ルアーデザイナー。日本では毎日のようにバスフィッシングを行う。琵琶湖を中心に関東レイクなど全国のフィールドでバス釣りをしている経験を元にハードルアーの釣り方を模索します。

Q.日本にそもそも“ハードルアー”が合ってない気がします


ハードルアーで釣れないマン
そもそもハードルアーって“サーチベイト”の役割が大きいですよね。でもサーチベイトって概念自体はもともとアメリカで生まれたものですよね?

広大なフィールドをバスボートでランガンして、ハードルアーでも釣れるコンディションの良い魚を釣るっていう


高田
急に普通のテンション。情緒不安定か。


ハードルアーで釣れないマン
そもそも日本のバス釣りって陸っぱりの方がメインですし、陸っぱりのエリア内にハードで反応する魚自体が少ないと思うんです!


高田
僕は広大なエリアでのボートフィッシングもよくするので、コンディションの良い魚を素早く釣るためのサーチベイトの使い方をする事もありますが……

確かにオカッパリの小規模フィールドではそこまでテンポを重視することはないですよね。



高田
僕の場合、小規模フィールドでサーチベイトとして使う時には魚を寄せるという意味を持ってやっています。

ワームだと近くを通らないと案外気がつかない事も多々ありますが、ハードルアーは存在感が強いので遠くの魚も気づいてくれるのです。

魚のポジションが明確でないときは小規模なフィールドであってもサーチベイトとしてハードルアーは有効です


ハードルアーで釣れないマン
魚を寄せるですか……。確かにワームだけでは、取り切れてない魚がいる=チャンスを逃していると言えるかもしれません。

Q.“最初から”ハードを投げる気になれません

ハードルアーで釣れないマン
私の場合、陸っぱりでよく通うようなフィールド前提ですけど、基本バスが居つく場所って限られてて、そのピンスポの何箇所かをワームで打って回って、「釣れない時に気まぐれでハードルアーを登場させる」ってことが殆どです。



ハードルアーで釣れないマン
例えばですけど、ワームでピンスポのバスを釣り切ったらクランク(リアクション狙い)に切り替えるみたいな。

最初にハード(サーチベイト)で次にワーム(フォローベイト)といった、いわゆるバス釣りの教科書で良く書かれている事とは逆の事をしています。

どうも最初にハード投げるって気になれないんです。


高田
いいんじゃないでしょうか!

ワーム禁止レイクをのぞけば、何が何でもハードを投げなきゃいけない訳ではありませんし、そういった攻め方も方法の1つです。

線と点でポイントを考えるとハードルアーから先に投げるべきシチュエーションがわかりますよ!



高田
バス釣りのポイントというのは大きく2種類に分けられていると考えていて、それは「点と線」という分け方です。

縦にしか落とせないポイントなのか、横に引けるポイントなのかということです。

恐らくOさんのホームフィールドは、線のポイント自体が少ないんじゃないですか?


ハードルアーで釣れないマン
あ、確かにそうかもです!


高田
基本的には点はワームの方が得意ですし、線はハードルアーの方が得意です。

ハードに関していうとテトラ帯やリップラップ(石積み)、護岸などではワームより素早く確実に攻めることができます。

もちろん点を探れるハードルアーや線を探れるワームもあるんですけど、基本的考え方としては線にはハードルアーですね


ハードルアーで釣れないマン
なるほど!点と線ですか。あ、ちなみに

今はOさんではなく“ハードルアーで釣れないマン”だ!ふははは!


高田
正直、どっちでもいい!

Q.実際プロはどの程度ハードルアーを使っている?


ハードルアーで釣れないマン
線が得意なのは分かりましたが……ぶっちゃけ高田さんのハードルアー使用割合ってどれくらいですか?


高田
ソフトルアー8割、ハードルアー2割ってとこですね。


ハードルアーで釣れないマン
ほらーーーーー!!!ワームの方が釣れるからその割合なんですよ!墓穴を掘ったな!た〜か〜だ〜よ〜!


高田
いえ違いますよ(笑)


ハードルアーで釣れないマン
いやいや!8:2ってことは、ハードオンリーにしたら単純に2割のバスしか釣れないって事じゃない!


高田
僕のソフトルアーの比率が多いのは、バス釣りをする時間の大半をウィードレイクの琵琶湖に使っているからという理由に起因します。

ウィードエリアでハードルアーは引きにくいですからね。


ハードルアーで釣れないマン
場所のせいかい!!!


高田
熱くならないでください(笑)

場所にマッチしたルアーを投げるのは基本じゃないですか。

例えば関東のホームの相模湖に限定して言えば反対にハード8割、ソフト2割になったりしますよ。

なので単純にハードルアーが釣れないからという訳ではありません。


ハードルアーで釣れないマン
フィールドによっては使用割合が逆転することもあると。まあ確かにそうですが……

Q.でもでも、ぶっちゃけソフトルアーの方が釣れますよね?


ハードルアーで釣れないマン
例えば、高田さんが二人いたとします。

一人はハードオンリー、一人はワームオンリーで「もっとも釣果が出るように」という指令で一年釣りをさせたとします。国内でフィールドの選択は自由です。

実際、釣果(総漁獲量)ってどれくらい違いそうですか?


高田
総重量も数もほぼ変わらないと思います。


ハードルアーで釣れないマン
またまた強がりを(笑)


高田
これはマジです。

数釣りに関しては、ソフトベイトが有利な時とハードベイトが有利な時があるんですよ。

ワームは見向きもしないのにシャッドとかを入れると急に入れ食いになる時もあります。もちろん逆もありますけどね。

だから1年釣りした総重量は変わらないのではないでしょうか。


ロクマル以上のバスはソフトベイトの捕獲率が経験上高いです。もちろんハードルアーでも釣れますが…
高田
ただ、強いて言うならロクマル以上のバスはソフトベイトの捕獲率が経験上高いです。

もちろんハードルアーでも釣れますが……。

例えば、ストラクチャーの奥に潜むことの多いモンスターサイズ(60UP以上)を釣りやすいのはソフトベイトな気がします。

50アップならほぼ同じだと思いますが…


ハードルアーで釣れないマン
は、はえ〜〜〜〜!

Q.ハードルアーが活躍するのは濁っているフィールドだけでは?


ハードルアーで釣れないマン
も、もちろん私も、ハードルアーの有効性は少しは知っているつもりです(汗)


高田
(お、効いてきたかな?)


ハードルアーで釣れないマン
霞ヶ浦(マッディーウォーター)で釣行した時なんか、クランクの護岸平行引きをしていた同行者にめっちゃ釣り負けました。

そんな経験から「濁りのハード」ってこんな釣れるんだ!とも思ったんですが……でも結局、私のホーム(クリアウォーター)での登場機会は少ないんじゃないかなぁって思うんです。

そもそもハードルアーの使い所って、相当フィールドの水質に依存しますよね?


高田
濁りが基本的に釣れるという考えは間違えではありませんが、クリアだからこそハードプラグが釣れる事もあります。



高田
クランクやバイブレーションなどのルアーは濁った時に強いですよね。

でもクリアだからこそ生きるハードルアーもあります。

例えばフラッシング系のミノーやプロペラ系など。視覚効果をフルに使えるのがクリアレイクなので、濁ってなければ使えないということはありません。


河口湖のバス
高田
これはクランクベイトで出した河口湖(クリアレイク)の魚ですが、当日も特に濁っていたわけではありません。

クランクをわざとウィードに引っ掛けて外すリアクションの釣りで、ちょっと応用的な使い方ではありますが

「クランクベイト=クリアでは使えない」と決めてかかっていたら取れない魚だったでしょう。


ハードルアーで釣れないマン
濁りならまだしも、クリアレイクでクランクという発想には至りませんでした……くやしいです!


ジョインテッドクロー
高田
例えばジョインテッドクローといったビッグベイトもそうです。

ハードな素材で出来ていますが、僕はワームのライトリグを扱うかのようにアプローチや食わせ方を工夫して使っています。

「ビッグベイトだから豪快な釣り」ですとか、「濁っているからハード、クリアだからソフト」と単純にルアーのイメージや素材で区別するのではなく

そのルアーの性質を見極め、条件にマッチした使い方をしてやれば、自ずと釣れる魚が幅が広がると思っています。


ハードルアーで釣れないマン
ハードは釣れない!と切り捨てるのではなく、今一度、手持ちのハードルアーの中で、何が得意で不得意なのか、何が出来て出来ないのか、見つめなおす必要がありそうですね。

Q.ハードオンリーで釣行!みたいなプランを立てたりは?


高田
正直、ハードプラグを特別視はしていません。

数あるルアーの一つ。持ち駒の一つだと考えているのでハードプラグ縛りとかはしませんね。

けど、短時間の釣行であればハードプラグ1つだけ結んで釣りに行くことは結構ありますね。

だいたいそういう時はノイジー系トップか、ビッグベイトです。

理由は線の釣りと点の釣りが両方出来るからですね。ワームは壊れるのでそういう時にはほとんど選びません


ハードルアーで釣れないマン
なるほど〜!特別視はせず、点と線を意識することで、使うべきルアーや使い所が明確になっていくんですね。

Q.ハードルアーを信じれない人におすすめなルアーってあります?

クランクベイト


高田
集魚力が高くて、根掛かり回避率も高い。線で探っていくのに最適なルアーです。使い方もただゆっくり巻くだけで魚を連れてきてくれます。



シャッド


高田
シャッドは魔法のルアーで、ワームに見向きもしない天才バスをも口を使わせることが出来ます。基本はただ巻き。スローから超高速巻きまで色々試してください。チョンチョンとトゥイッチさせるのもアリですよ。



スピナーベイト


高田
スピナーベイトは根掛かり回避率がピカイチ。障害物周りにも問題なく投げ込めます。釣りのテンポもよくなるので投げていて楽しいルアーですね。ワームよりもアピール力が高いところもオススメな点です。



羽根モノ


高田
動くが動かないかの極スロースピードで巻いてくると、ジュポッという音とともにバスの口に吸い込まれていきます。

点の釣りに強いのが特徴でワームを今まで投げていたピンスポットに投入すると、今まで釣れてたサイズよりも遥かに大きいサイズが釣れる……かもしれない魅惑のハードルアーです。

ただ巻きすれば線でも探れるのもいい点ですね。



〜最終章〜

ハードルアーで釣れないマン
魚を寄せる、点と線、フィールドによって使用割合は変わる、ハードを特別視しない…..(ぶつぶつ)


高田
だいぶハードルアーへの理解が深まってきたんじゃないですか? そろそろハードルアーで釣れないマンから卒業出来るかも?


ハードルアーで釣れないマン
卒業!? ふふふふふ、ふははははは!!!


高田
!!!


ハードルアーで釣れないマン
いやはや、大変だったよ。ハードルアーで釣れないフリをするのは


高田
な、なに!


ハードルアーで釣れないマン
本当の私はね、“ハードルアーでバンバン釣っちゃうマン”なのだよ!ハードルアーで釣れない人の為に、釣れない側の目線に立って質問していただけなのさ!


高田
な、なにーーー!って、そんなすぐバレる嘘ついてなんの意味があるんですか?


ハードルアーで釣れないマン
嘘ではない!


高田
じゃあ、ハードルアーで釣ってる写真見せて下さいよ


ハードルアーで釣れないマン
そんなものはない!

なぜならハードルアーで釣る事など、私にとっては日常なのだから!

わざわざ写真を撮る意味などないのだーーーー!


これを機にハードルアーを見直してみよう


バスフィッシングを彩るハードルアー。使いこなせるとよりバス釣りが楽しくなること間違いなし。

今まではボックスにハードルアーを眠らせがちだった人も、これを機に投げてみてはいかがでしょうか。爆釣が待っているかもしれませんヨ。

高田
言い忘れてましたが、最も大事なことは信じて投げ続けてみる。これに尽きます!


ハードルアーで釣れないマン
ハードは言うほど、ハードじゃない!ってね(笑)


高田
いや、ちょっとOさん自体がハード(キツイ)っす!

おしまい


ライタープロフィール

ビックリマン高田
海外釣行ツアーChillTrip所属のプロガイドであり、Transcendenceのロッドデザイナー。年間釣行日数は300日ほど。GTから近所の小魚まで淡水海水問わずになんでも釣ります。

国内での釣行はバスフィッシングがメイン。関東在住ながら琵琶湖のモンスターバスフィッシングが得意分野です。

▼合わせて読みたい


\ この記事の感想を教えてください /
GOOD! BAD
このまとめが気に入ったら
「いいね!」をしよう
ビックリマン高田
ビックリマン高田

高田雄介(ビックリマン高田) 全国47都道府県を全て釣り歩き、現在のホームグラウンドは海外。 淡水海水、大物小物問わず魚が大好きです。 皆様に魚の魅力や、釣りの楽しさを全力でお伝えします。

アウトドアのすべてを、ひとつのアプリで。

150以上のアウトドアメディアの記事や動画、3万枚以上のみんなの写真も見られる!
アウトドアの「知りたい!」「行きたい!」がきっと見つかる!
お気に入りの記事や写真を集めて、スキマ時間に素早くチェック!