梅雨の6月に岸から釣れる魚を大特集
釣りハイシーズン“6月の釣り”!梅雨はよく釣れるぞ!

ポカポカ陽気が続いていた5月と比べて、6月は曇天や雨の日が多く、釣りに行く気力が少し落ちてしまいますよね。
人間目線では億劫な6月ですが、生き物目線で水の中の状況を見てみると5月より水温が確実に上昇し、釣れる魚の種類や数が増えています。
適度な雨は濁りや流れを変化させてくれるので、魚の活性を上げてくれる要因になったりもします。
▼梅雨の雨が好条件になる釣りについてはコチラ
レインウェアで万全の雨対策をすれば、意外と快適なんです

6月の魚釣りで、もっとも大事な釣り具はレインウェアと言っても過言ではないかもしれません。
しっかりと雨対策をしていれば、安全に釣りができる程度の雨だったら意外と快適に釣行できますよ!
シマノ GORE-TEX エクスプローラー レインジャケット
大雨の予報が出たら釣行を中止しよう

たくさん釣れることが分かっている雨の日の釣行ですが、安全に釣行できないような大雨予報が出てしまったら潔く釣行を中止するのも勇気。
6月になると夕立やゲリラ豪雨も発生しやすくなるので、天気予報だけでなく常に周囲の空や水位の変化に注意しながら行動しましょう。
【6月の釣りもの】アジ・イワシ・小サバ|サビキ釣りのシーズン本格化
サビキ釣りで数釣りを楽しもう

堤防で大人気のサビキ釣り。
魚釣り初心者やファミリー層が手軽にアジやイワシ、小サバなどを数釣ることができる釣法です。
早い地域では6月に入ると小アジや小サバが釣れ始め、6月中旬、下旬と進むに釣れて釣果が安定しいよいよサビキ釣りのシーズン本格化となってきます。
朝夕のチャンスを逃さないのが大事!

サビキ釣りで釣果を伸ばすコツは、朝夕のマヅメ時に釣りをすることです。
6月は日の出時刻が一年で最も早いので早起きが辛いですが、日の出30分前を意識すると良いですよ!
どうしても、早起きできない方は夕暮れ時を狙ってみるのも良いでしょう。
曇天や雨で時合が長引くことも

曇天や雨天によって照度が上がらない日は、朝マヅメのチャンスタイムが長引くことがあります。
晴れの日は日の出後30分で終わってしまう時合が……「ダラダラと昼前まで続いたぞ!」なんて嬉しいことが起こるのも梅雨の釣りの良い所ですね。
これはアジやイワシに限ったことでなく、他の魚にも該当する梅雨のメリットです。
シロギス|堤防のちょい投げでも釣れる時期
6月になるとちょい投げでもキスが狙えます

5月ごろから投げ釣りで釣れ始めるシロギスですが、6月になると初心者の方のちょい投げでも届く範囲に来遊してきます。
シロギス釣りは砂地にある堤防が狙い目。釣れたてのシロギスは天ぷらやフライでとっても美味しいので、ぜひ狙ってみてくださいね!
餌取りが増えるのでイソメは多めに用意しよう

6月に浅瀬に集まってくるのはシロギスだけではありません。メゴチやチャリコ、クサフグといった小物達からのアタリも増える時期です。
アタリが多いので釣りとしては楽しめますが、餌の消費が4月や5月に比べると多くなるので、予備の餌を多めに持っておくと安心です!
マゴチ・ヒラメ|サーフのフラットフィッシュ達も雨や曇天で高活性
夏がベストシーズンのマゴチも6月からシーズン本格化

6月はサーフでマゴチの釣果が上向いてくる時期で、産卵回遊と上手くタイミングが合えば数釣りも期待できます。
マゴチも曇天や雨天時によく釣れる魚で、雨後の河口付近のサーフはとくに狙い目ですよ。
▼プロが解説するマゴチの釣り方はコチラの記事で詳しく紹介!
ヒラメも一緒に狙ってみよう

夏になるとサイズが落ちるヒラメですが、6月はまだサーフからヒラメが狙えます。
朝夕のマヅメを中心にマゴチと合わせてヒラメも狙ってみましょう。
じつは、ヒラメとマゴチは釣り分けられるってご存知ですか?
▼詳細はコチラの記事で!
シーバス|雨後のビッグベイトゲームが楽しくなってきますよ
6月のリバーシーバスが面白い

雨の多い6月は、河川の増水の度に海からシーバスが遡上してくる季節です。
とくに、淡水域まで遡上してくるシーバスを日中に狙うパターンが梅雨時期ならではで面白いですよ!
雨後はビッグベイトで豪快なパターンが成立することも

雨によって河川が適度に増水し濁った状況では、ビッグベイトを使った豪快な釣りでシーバスを狙うことができます。
このパターンを一度味わってしまうと、雨が待ち遠しくなること間違いなしです!
メガバス I-SLIDE 185SW
ガンクラフト ジョインテッドクロー 178
アカハタ・オオモンハタ|水温が上昇し活性も上向いてきます
晴れの日はアカハタが高活性

アカハタは暑ければ暑い程、明るければ明るい程よく釣れる魚ですので、梅雨時期の晴れ間が狙い目です。
5月よりも海水温が上昇してくる6月は、磯際や堤防からでも良型のアカハタをキャッチできるようになりますよ。
▼アカハタの釣り方はコチラの記事で詳しくご紹介!
曇天や雨の日はオオモンハタが狙い目

アカハタと対照的に、マヅメ時や曇天や雨天時に活性が上がるのがオオモンハタです。
アカハタよりも回遊性が高い魚なので、潮通しの良いポイントやイワシなどのベイトを意識して釣り場を選んでみましょう。
オオモンハタは、ワームとジグヘッドの組み合わせが効果的ですよ!
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渓流魚|6月はもっとも活性が高くなりますが、大雨に要注意!
虫たちが増える6月は渓流魚が高活性

沢や渓流の水温がイワナやヤマメにとって適水温になる6月は、餌となる虫たちの行動も活発になるため、一年でもっとも渓流魚の活性が高くなると言われます。
活発にルアーやフライを追う渓流魚を釣りに出掛けるなら、今が一番良い時期ですよ!
▼渓流釣りの始め方はコチラの記事でご紹介!
河川の増水に注意!無理は絶対ダメですよ

梅雨ならではのシトシトと降る少量の雨は、想像以上に渓流魚達の活性を上げてくれることがあります。
「こんな小さな沢にどんだけイワナ棲んでいるんだい!」ってツッコミたくなるほど入食い状態になることも。
ただし、雨の日の山釣りは海釣り以上に大変危険なので、天候が悪い日の無理は禁物です。
ウナギ|6月は手軽にウナギが釣れる
ウナギ釣りのベスト・オブ・マンス

6月の長雨は、ウナギ釣りにもっとも適した気象条件と言えるでしょう。
適度な濁りと水位の上昇があった夕方は、ウナギの活性が高まり高確率でウナギのアタリが期待できます。
▼ウナギの釣り方や釣り場の見つけ方はコチラ!
雨後はドバミミズを餌にすると良い

ウナギ釣りに限らず、渓流釣りなど川釣り全般に共通することとして、雨の後はミミズが特効餌となります。
川魚たちは、雨が降ると土と一緒にミミズが流れてくることを本能として知っているんですね。
雨による濁りが出たら、迷わずミミズを餌にウナギを狙ってみましょう。
▼ウナギの釣果に差が出る特効餌『ドバミミズ』の掘り方
ナマズ|雨が大好きな魚の代表格
濁りが入れば日中でも簡単に釣れますよ

夜行性のナマズであっても、雨による照度の低下や濁りが発生すると日中でも活発に狩りを行います。
日中のナマズ釣りは、チェイスやバイトシーンが良く見えるので迫力満点でエキサイティングですよ。
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カエルが増えるのでトップへの反応も抜群

6月になると、アマガエルやツチガエルといったナマズの餌となる生物が一段と増えるので、トップウォータープラグへの反応が良くなります。
湿度の高いジメっとした6月の夜は、ナマズ釣りに最適な条件と言えるでしょう。
テナガエビ・オイカワ・カワムツ|川釣りの小物達も6月からシーズン本格化
身近な川魚たちも高活性

6月になると、身近な川に棲む魚達を狙った手軽な釣りもシーズンインと言えますね。
海まで遠い地域にお住まいの方も楽しめる釣りの対象魚が身近な川にたくさん棲んでいますよ!
▼近所の川で釣れる魚や釣り方はコチラ!
食べて美味しいテナガエビ釣りが面白い!

「釣れた魚を食べてみたい!」という方には、テナガエビ釣りがオススメです。
活きの良いテナガエビの素揚げはとっても美味しいですよ!
▼テナガエビの釣り方やレシピはコチラ!
オイカワやカワムツが色鮮やかで綺麗

オイカワやカワムツといった川の小物達は夏に産卵期を迎え、雄たちは鮮やかな婚姻色に染まります。
梅雨の晴れ間に安近短で魚釣りを楽しみたい方にオススメですよ!
▼オイカワの釣り方や美味しい食べ方はコチラ!
▼カワムツの釣り方や美味しいレシピはコチラ!
6月雨ばかりでも釣れればきっと楽しいはず

6月の雨は魚の活性を上げる要素が多いのが特徴です。
雨予報の日の釣行は出掛ける時こそ少々億劫かもしれませんが、良い釣果に恵まれれば帰りの道中はきっと笑顔なはず!
天気の急変や大雨に注意しながら、6月の釣りも楽しんでみてはいかがでしょうか。