ヒラメとマゴチの釣り分け方がある
サーフフィッシングといえば、ヒラメ&マゴチのフラットフィッシュがメインターゲットです。
しかし、中にはヒラメしか釣れない、マゴチしか釣れないという方もいるのではないでしょうか?
そんな方々に向けて、年間300以上のフラットをキャッチする筆者が、ヒラメとマゴチの釣り分け方を解説します!
ヒラメとマゴチの違いを知る
ヒラメとマゴチ、どちらも平べったくて似たような魚ですが、実はかなり違う所があります。
魚を釣るには、魚を知ることから。ということで、まずは両者の違いを把握しておきましょう。
魚体の違いに見る捕食行動の違い
まずはヒラメとマゴチの魚体を見てみましょう。似ている感じもしますが、大きく違う点が2つあります。
まずは、目の位置です。
ヒラメは上方向が見えやすい様になっていますが、マゴチは横方向・前方向が見えやすい様になっています。
次に、尾びれの向き。
ヒラメは上方向に泳ぎやすい様に横向き(地面に対して水平)に、マゴチは横方向に泳ぎやすい様に縦向きです。
この様にパッと見ただけでも分かる通り、ヒラメは上方向への捕食が得意、マゴチは横方向への捕食が得意と、容易に推測できますよね。
食性にも違いがある
ヒラメとマゴチ、どちらも同じ様な場所で釣れますが、意外なほど食っているエサが異なる場合があります。
ヒラメは魚食性で基本的に小魚を食っているのに対し、マゴチは雑食性が強くてカニ・エビ等の甲殻類をメインに小魚も食っています。
食性を考えると、前述の様に魚体に違いが表れる理由も明らかですね。
ヒラメは上を泳ぐ小魚を、マゴチはボトムにいる甲殻類を。そう考えると、自ずと釣り方にも違いが出てきます。