サーティフォーのロッドについて
アジングという言葉を全国区に押し上げ、パイオニア的存在となった『サーティーフォー』。こだわりのあるものづくりは、ロッドラインナップにもあらわれています。その想いをくみ取るように、ロッドメーカーを凌ぐ人気を見せるサーティーフォーのロッド。こだわりを感じる特徴を見ていきましょう。
特徴
サーティフォーが手掛けるロッドの最大の特徴は、高弾性カーボンを用いた感度・軽量に特化した仕様であること。他のルアーフィッシングを楽しむ方からすると、少しハリが強すぎ? と感じられることもあるかもしれませんが、繊細で高い操作性が求められるアジングには、ベストマッチといえる設計です。
各モデルごとに明確なコンセプトに分かれ、こだわりを持つアジンガーにも満足なラインナップ。愛すべきロッドとの出会いに期待して読み進めてみてください。
ロッドに合わせたリールの選び方
5~6フィートのショートレングスには500~1000番のリールを合わせると良いでしょう。キャロ用やメバリング用の7フィート以上のロッドには2000番を合わせることがほとんどです。バランスの良し悪しで釣果が変わることはありませんが、手元の操作感に大きな違いが生まれます。持ち重りのないタックルセッティングを念頭に置いて選びましょう。
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注意点
サーティフォーのロッドは、高弾性カーボン素材を用いています。軽くて感度が良い長所がありますが、硬くて張りがあるため【割れやすい】という短所を持ち合わせています。急激な衝撃には滅法弱く、根掛かりを外すときに強くあおったり、魚を宙づりの状態のままぶら下げていると、破損に繋がる場合があります。取り扱いには注意しましょう。
初心者向けのロッド
サーティフォーのロッドラインナップから、初心者に最適なアジングロッドシリーズを紹介。エントリーモデルながらもサーティフォーのロッドらしい特徴を持ち合わせています。女性向けモデルもラインナップがあるため、レディースアングラーも要チェックですよ。
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ガイドポスト LHR-57
ロッド重量は驚異の74グラム。アジングロッドの中でも超軽量に部類されることから、女性や初心者の方にも最適なモデルといえるでしょう。高感度のロッドなので、初めての方もアジングの楽しさを感じるはず。メンズ向けのホワイト×ブラック、レディース向けのホワイト×花柄の機種があるので、ペアでの使用もおすすめですよ。
ガイドポスト LHR-62
サーティフォーがつくる入門ロッド。素材の質は落とさず、デザイン・装飾を削ることでプライスダウンを図ったエントリーモデルです。使用にあたっては高ランクロッドに負けず劣らず。ベテランアングラーのサブロッドとしても活躍をしてくれることでしょう。
ガイドポストLHR-69
サーティーフォーのロッドラインナップから、キャロ用のサブロッドを探している方に朗報。LHR-69のブランクスはアドバンストメントシリーズと変わらない設計が施され、よりコストパフォーマンスに優れたモデルです。装飾はガイドポストらしくシンプルですが、実用性に長けたエントリーモデルといえるでしょう。
ジグ単の操作に適したロッド
ジグ単操作はアジングにおいての必修科目。サーティフォーのロッドづくりがどのようなものなのか、ショートレングスのロッドからこそ読み取れるものでしょう。特徴の異なる各モデルを見ていきましょう。
アドバンストメント HSR-610 Version2
強さと繊細さの両立。一見矛盾したかのように見える特性がこのロッドの強みでしょう。というのも、HSR-610Version2は軽量ジグヘッドを操ってギガアジを狙うために開発された一本。潮流の変化・潮のヨレまで読み取れるような繊細さを兼ね備えながら、40センチオーバーのアジへ立ち向かうバットパワーを持ったパワーモデルです。
アドバンストメント DFR-511
1グラムアンダーは当たり前、時には0,5グラムアンダーのジグ単操作を行うアジンガーにはDFR-511がおすすめです。アミパターンを攻略するために生まれたこのロッドは、超軽量リグをムチのような柔軟さでキャストし、ジグヘッドの存在感を掴みやすくさせてくれることでしょう。身近過ぎない取り回しの良いレングスが、小場所攻略に最適な1本です。
アドバンストメント FPR-55 F-tuned
アジングを最大限に楽しむために繊細さを極めたモデル。F-tunedのFはフォローを示す言葉で、フォローチューンソリッドティップを意図しています。ベリーからバットにかけては張りを持たせつつ、ティップには40センチのフォローティップを組み込むことで柔軟さを表現。カーボン素材ながらも良く曲がり、アジングの楽しさを伝えてくれることでしょう。
アドバンストメント PSR-60
60? と、ジグ単用に用いるには少し長めに感じられる方もいらっしゃるでしょう。PSR-60のロッドコンセプトは今までにないアジングロッド。絶妙なレングスの秘密は【目に見えない潮目を探すレーダー機能】アングラーの腕の延長線上にティップが来るような設計が、アジの居場所探しを手助けをしてくれることでしょう。
プロビデンス FER-58
FER-58はサーティーフォーの頂点に位置するアジングロッド。FPR55とFPR511の良い所を引き継いだフラグシップにふさわしいモデルといえるでしょう。バット部分はスリムながらも強度を求めるため、カーボン素材を40から50へと引き上げ。この1本で多くの場面に対応できるまさに最高峰のロッドです。
キャロ・シンカー操作に適したロッド
アジングのキャロ・シンカー用のロッドに求められるのは、適度なレングスによるキャスタビリティと操作性。キャロだけでなく、いざという時にはジグヘッド操作もできれば尚良し! というアジンガーも多いことでしょう。その希望に沿ったロッドは、サーティフォーに存在するでしょうか。ラインナップを見てみましょう。
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アドバンストメント HSR-73
HSR-73はロングレングスのアジングロッドながらも、適合ウエイトは5.3グラムまで。ライトウエイトのキャロ・シンカーのみの扱いとはなりますが、加えて強みといえるのはジグ単の操作もしやすい点でしょう。ユーティリティー性を加味しても、ヘビーウエイトの使用がない方にはこちらの1本がおすすめです。
アドバンストメント HSR-80
HSR-80はヘビーウエイトのキャロ・シンカーに対応できるハードモデル。にも拘わらず、1グラム程度のジグヘッド操作をも可能にしています。矛盾した点に思えますが、前モデルHSR-82から5年越しに開発されたノウハウがあってこその調整といえるでしょう。大型メバルを根から引きはがすような大胆さ・遥か彼方のキャロ・軽量リグの操作においても妥協のない1本です。
ボートアジングに適したロッド
近年のボートアジングブームに合わせ、サーティフォーからも専用ロッドがラインナップ。ヘビーリグを用いた釣りになることも多いオフショアでのアジングに対し、どのようなロッドラインナップがあるのでしょうか?
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ガイドポストEMR-64
EMR-64はボートアジングのエントリーモデル。時には30メートルを超えるような水深でアジのアタリを拾わなくてはならないため、ティップの目視で判断することがほとんど。下項のリマーカブルCRR-62に比べてベリーから柔らかくなっているため、初心者にもアタリの判断がしやすくなっています。
リマーカブルCER-62
CER-62はボートアジングロッドにF-tunedティップを採用したフラグシップモデル。よりディープなエリア・潮が速いエリアではEMR-64以上のレスポンスが期待できるロッドです。
メバリングに適したロッド
サーティフォーといえばアジングロッドですが、こだわりの詰まったメバリングロッドのラインナップも存在します。ソリッド・チューブラー両モデルあるため、好みに合わせて選んでみましょう。
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アドバンストメントSBR-64
SBR-64は堤防や港内で取り回しがしやすいミドルレングスのソリッドテイップモデル。スローテーパーに仕上がっているため、下への突っ込みにもロッド全体で対応してくれることでしょう。
アドバンストメントSBR-74
SBR-74はプラグやメタルジグ操作にも適したチューブラーティップモデル。7メバリングに用いられるロッドの中でもロングレングスも相まって、遠投が必要なメバルプラッキングにもおすすめです。
魅力あふれるサーティフォーのロッド
サーティフォーのロッドは、それぞれの目的に特化したこだわりモデルばかり。アジングをメインでやらないアングラーには少しハリが強すぎるかな? と思われることも多いでしょうが、これもすべてアジングに特化した結果なのです。フィールドから考案され、幾度にもよるテストから生まれるサーティフォーのロッド。すでにアジングをはじめている方も、これからはじめる人にも手に取っていただきたいラインナップです。
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