ボートアジング

ボートアジングは手軽で爆釣?!ロッドやリール、仕掛けの選び方を徹底解説!

オカッパリでは狙えないサイズや、ランガンでポイントを攻めることができる「ボートアジング」が最近人気になっています。通常のアジングとはどういった点が異なるのでしょうか?ボートアジングの基本的な釣り方や、ロッド、リール、仕掛けなどのタックルを解説します。

目次

アイキャッチ画像出典:釣り具のポイント

ボートアジングとは?

アジの画像

撮影:TSURI HACK編集部

『ボートアジング』とは、ボートから楽しむアジングのスタイルで、オカッパリとは違い、船で魚のいる場所を探し、そこで釣りができるため、数もサイズもオカッパリよりも勝ることが多いです。

横浜・大阪湾・尾鷲などで盛んにおこなわれており、関西では『ギガアジ』と呼ばれる大型のアジも釣ることができます。

ボートアジングでの基本的な狙い方

ボートアジングは主に夜の釣行になります。常夜灯回りなどに群れているアジを、魚探で探り当て釣りをします。

中層に浮いているときや比較的浅いレンジを探る時には、ジグヘッドリグ単体で狙う『ジグ単』、ボトムや深い場所を狙う場合には、“ダウンショットリグ”や“キャロライナリグ”などを使って『バチコン』と呼ばれる攻め方で攻略します。

▼アジング基本のアクションはこちら


▼バチコンの詳しい解説はこちら

ボートアジングのタックル

アジングのタックル

ボートアジングで使用するタックルは大きく分けて2種類あります。一つ目はジグヘッドリグ用。これはオカッパリと共通のタックルです。

二つ目はバチコン用のタックルで、10号程度のオモリまで使います。こちらはオカッパリタックルの流用は難しく、専用タックルが必要になってきます。

ロッド

ジグ単で使用するロッドは、オカッパリと同じものを使用します。しかし、オカッパリよりも深場を攻めることが多い分、少し重めのウェイトまで背負えるロッドの方がボートアジングには安心です。

バチコンにはバーチカルコンタクト専用のロッドを使用。30グラム程度まで背負えるロッドがよいでしょう。

ジグ単でのボートアジングにおすすめ

ティクト スラム アルティメットチューン UTR-61-one lgd

 

全長:6.1ft
自重:58g
継数:1本
ルアー重量:0-3.5g

深場でのボートアジングにおすすめ

アブガルシア オーシャンフィールド バーチカルコンタクト OFVS-642LS

 

全長:6.4ft
自重:90g
継数:2本
仕舞寸法:99.5cm
ルアー重量:0-28g

ボートアジングは他のロッドも代用できる?

ボートアジングには、もちろんアジング専用タックルが最適ですが、ほかのロッドでも対応できます。

ジグ単には、“管釣り用ロッド”や、“ブラックバスのウルトラライトアクション”“メバル用”など。

バチコン用には、“テンヤ用”などを流用することができます。

リール

ジグ単用には、1000〜2000番程度の小型リールが使いやすいです。感度が重要な釣りになるので、軽量なリールがおすすめです。バチコンにはベイトタックルが使用できますが、こちらも小型のものが疲労感も少なく快適でしょう。

ボートアジングにおすすめ

ダイワ FREAMS LT 2000S

 

ギア比:5.2:1
自重:190g
最大ドラグ力:5kg
巻取り長さ:68cm

▼アジングリールの詳しい選び方はこちら

ライン

ジグ単のラインには、主に“エステル”という素材を使用します。高感度で伸びが少ないことが特徴。0.3号程度を基準の太さとします。ただ瞬間的な衝撃に弱いので、キャスティングには慣れが必要です。感度は劣りますが、初心者の場合にはフロロの3〜4ポンドを直結でもよいでしょう。

バチコンには“PEライン”の0.3〜0.5号程度を使用。ジグ単、バチコンともにメインラインがエステル・PEの場合には、必ずリーダーをつけることをオススメします。フロロカーボンの1〜1.5号程度をメインラインの太さに合わせて選んでみましょう。

ジグ単におすすめのエステルライン

サーティーフォー 34 ピンキー

 

ボートアジングにおすすめフロロライン

バリバス アジングマスター フロロカーボン 

 

深場でのボートアジングにもおすすめPEライン

ヨツアミ G-soul アップグレードPE X4

 

アジングラインの詳しい選び方はこちら

ワーム

ジグ単ではオカッパリと同様のワームで問題ありませんが、釣れるアジがオカッパリよりも大きいことが多いので、サイズが良い時はワームもオカッパリより大きめを選ぶといいでしょう。

バチコンには、ストレート系の長めのワームを使用することが多いです。

ボートアジングにおすすめワーム

バークレイ パワーベイトSW マイクロクローラーアジングカスタム 3インチ

 

ジグヘッド

ボートアジングで使用するジグヘッドはジグ単の場合、オカッパリで使用するよりも若干重めで、1〜3グラム程度を使用します。

バチコンで使用するジグヘッドは、1グラム以下も使用することが多いため、ボートでは幅広いジグヘッドの重さをそろえると様々な状況に対応できます。

ボートアジングにおすすめジグヘッド

ティクト アジスタ Sサイズ 

 

ボートアジングの仕掛けと狙い方

ボートから狙うアジ

多くの場合、オカッパリよりも深いポイントを攻めるボートアジング。オカッパリでは攻めることのできない、沖のポイントを攻めることができる点がメリットの一つです。

ボートアジングではどんな仕掛けを使って釣りをするのか、ここで触れてみましょう。

ジグヘッド単体での狙い方

ジグ単で釣ったアジ

ジグ単はボートアジングにおいて、中層、もしくは水深の浅いポイントで使用します。フォールのアタリを取っていくことから、なるべく風のない日がジグ単では狙いやすく、魚のいるレンジにもよりますが1〜3グラム程度のジグヘッドを使用します。

スプリットショットでの狙い方

アジング スプリットショット

画像製作:TSURI HACK編集部

ジグ単では狙うことが難しい深場を攻めるときや、ゆっくりとしたフォールで誘う必要がある状況では、スプリットショットの出番です。

またスプリットショットリグには、ラインを切らずにリグを作り替えることができるというメリットもあります。

ダウンショットでの狙い方

バチコン用仕掛け

アジングにおいてダウンショットリグは『バチコン』と呼ばれています。バチコンとはバーチカルコンタクトの略称です。

アジの群れの上に船をつけて、直接仕掛けをバーチカルに落とし込むことができるのがダウンショットリグです。『逆ダン』と呼ばれる派生リグもあり、主にボトムにいる群れを狙うためのリグです。

ボートアジングはオカッパリとはまた別の楽しみ

もともと手軽に楽しめることで広まったアジング。ボートアジングはオカッパリからのアジングとは異なるゲーム性や釣りの楽しさがあります。チャーター船であれば、ボートシーバスの合間にでも、楽しめますので、ボートからのアジングを試してみてはいかがでしょうか?

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