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一本でここまで遊べるなんて、誰が想像した?

ライトアジから天秤タチウオなど、船の幅広いライトゲームに対応できるフラッグシップモデルの『極鋭LG EX 82 175MH』

実際に釣りで使用し、操作感や対応力を徹底インプレ。実釣を通して見えてきた“万能竿の本質”にも迫ります。

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目次

万能船竿の最高峰をインプレ!

極鋭LG EX

船のライトゲームが好きな筆者。

その奥深さをさらに味わいたく、ダイワ最高峰のライトゲームロッド『極鋭LG EX』を購入しました

今回はこの竿の実釣インプレに加え、万能船竿というジャンル全体のメリット・デメリットにも触れていきます。

山下

「これ1本でどこまで遊べるのか」——その実力を筆者のメインフィールドである東京湾で検証しました。

ラインナップ

極鋭LG EX 82MH-175

極鋭LG EXシリーズは、調子と長さが異なる計3モデルを展開。

先調子の竿で仕掛けの操作性を確保しつつ、汎用性も持たせたい——そんな理由から筆者は『82MH-175』を選びました

こんな釣りで使ってます!

天秤タチウオ

天秤タチウオ

購入後、初めて使ったのが天秤タチウオ。

この日使ったオモリはこの竿の上限となる60号。

ほかのライトゲームロッドを使った際、上限マックスのオモリで持ち重りをした経験があり、少し心配していました。

しかし、極鋭 LG EX 82MH-175はその不安を一瞬で払拭。

持ち重りしないどころか操作感が非常に軽く、誘いのテンポも崩れません。

山下

ほかのライトゲームロッドと比較すると、オモリの上限にかなり余裕を持たせている印象です。

穂先はしっかりと曲がる

それでいて硬すぎるということはなく、穂先がしっかりと曲がってくれます。

※SMT(スーパーメタルトップ)の恩恵で手感度も、目感度も非常に高く、あくまでもイメージですが、タチウオがエサを食おうとするその直前の違和感すらも捉えられます

そして、この8:2調子が活かされるのが誘いはもちろん、フッキングするとき。

胴にある程度硬さがあるため、細かな動作でもフッキングがしっかりと決まります

超弾性チタン合金をロッドの穂先(ティップ)に採用したダイワ独自の高感度テクノロジー

天秤タチウオの釣果

胴にはパワーがあり、メーター級のタチウオがヒットしてもしっかりと引きを受け止め、余裕のやり取りが楽しめました。

ライトアジ

ライトアジ

続いて試したのは筆者が大好きなライトアジ。

40号のビシを使い、水深20m前後のポイントで釣りをします。

筆者は今東京湾で流行っている攻めのスタイルがメイン。

コマセを帯状に巻くライン引き釣法をしましたが、その釣りには相性抜群。

8:2調子で細かくビシを振りやすく、コマセをイメージどおりに撒けます。

手に馴染む

また、リールシートが手に馴染みやすく、ビシを振り続けても手が痛くなりません。

一日中シャクり続けても疲労感が少なく、釣りに集中できます。

ライトアジの釣果

穂先が柔らかく食い込みが滑らかで、アジ特有のモタれのような前アタリも明確に捉えられます。

感度が高い恩恵でどの位置の針にアジがヒットしたかもわかりやすく、多点掛けを狙いやすい印象です。

山下

タチウオもライトアジも、この一本で完璧に楽しめました!

そのほかに使えそうな釣りを考察

ほかに使えそうな釣り

実釣を通して感じたのは、極鋭 LG EX 82MH-175の対応範囲の広さ。

天秤タチウオやライトアジだけでなく、さまざまな釣りで活躍できるポテンシャルを感じました。

アマダイ

まず相性が良さそうで、この冬使ってみたいのがアマダイ

ライトタックルでは60号のオモリを使用することが多く、細かな誘いが必要になるため、調子・パワーともにちょうど適正。

また、食い込みの良さを活かして、アタリから掛けまでスムーズに持ち込めそうです。

ライトウィリー

そのほかに使ってみたいのは、60号のビシを使うライトウィリー五目

穂先の柔軟さと高感度を活かせば、繊細なアタリも明確に捉えられるはずですし、マダイや青物がヒットしても、胴のパワーでキャッチへと持ち込めるでしょう。

イシモチ

胴付き仕掛けを使用し、イシモチやカサゴなどを狙う釣りにも最適

底を丁寧に探る釣りでも感度が高く、根掛かりを避けながら小気味よいアタリを感じ取れます。

穂先がしなやかで食い込みの良さにも期待できるでしょう。

テンヤタチウオ

一方、同じタチウオ釣りでも少し注意が必要なのはテンヤを使うテンヤタチウオ

同じ8:2調子でもテンヤ専用竿に比べると穂先がかなり柔らかく、細かな操作には不向き。

それでも、掛けたあとの粘りは十分で、やり取りの安定感が高く、バラシにくさを重視する人には向いているかもしれません。

実釣を通して見えた万能船竿のメリット・デメリット

万能船竿のメリット・デメリット

ここからは少し視点を変えて、極鋭LG EXのような万能船竿を選ぶメリット・デメリットについて紹介します。

一本の船竿で幅広い釣りを楽しみたい人は要チェックです。

幅広い釣りに使えるのが最大のメリット

幅広い釣りに使える

万能船竿の最大の魅力は、なんといっても対応力の広さ

一本でだいたい3〜4魚種くらいには対応してくれる印象です。

もちろん、1本で全ての釣りをカバーするのは難しいですが、やりたい釣りのオモリ号数が近かったり、仕掛けや誘い方が似ていたりするとかなり幅広く楽しめます。

山下

たとえば、ライトアジ、タチウオ、アマダイ、ライトウィリーといった釣りなら、一本の竿でシーズンを通して快適に対応可能。

釣りものが変わるたびに竿を持ち替える必要がなく、手軽にいろんなターゲットを狙えるのが最大の魅力です。

それゆえに特化した性能がないのがデメリット

尖った性能がない

万能船竿はさまざまな釣りに対応できる反面、特定の釣りで求められる“尖った性能”には期待できません。

たとえばカワハギのように、細かな誘いと即アワセが求められる釣りでは、先調子で感度の高い専用竿が必要です。

万能竿でも対応はできますが、繊細なアタリを“掛けにいく釣り”では難しさを感じます。

グリップ周り

また、特定の魚種に最適化された竿と比べると、調子や長さ、グリップ周りなどの設計が異なります。

どんな状況でも“平均点以上”を取れる一方で、一つの釣りに特化した性能を求めると、やや物足りなく感じるのが実情です。

山下

万能竿は「何でも最高にできる竿」ではなく、「多くの釣りを“破綻なく成立させる竿”  」。

その違いを理解して選ぶことが、使いこなしの第一歩といえます。

万能竿で幅広い釣りを満喫しよう!

万能竿で幅広い釣りを満喫

万能船竿を持っていれば、季節や魚種が変わっても、仕掛けを替えるだけで新しい釣りに挑戦できます。

専用竿に比べて特化した性能には期待できないものの、気軽にいろいろな釣りを試せるのは大きな魅力です。

万能竿を片手に、季節ごとの釣りを思いきり満喫してみてください。

撮影:山下洋太

ダイワ 極鋭 LG EX 73MH-185

全長 1.85m
継数 2本
仕舞寸法 142cm
自重 81g
ルアー重量 60-150g
錘負荷 15-80号
適合ハリス ナイロン -8号

ダイワ 極鋭 LG EX 82MH-160

全長 1.6m
継数 1本
仕舞寸法 160cm
自重 80g
ルアー重量 -
錘負荷 15-60号
適合ハリス ナイロン -8号

ダイワ 極鋭 LG EX 82MH-175

全長 1.75m
継数 2本
仕舞寸法 132cm
自重 82g
ルアー重量 -
錘負荷 15-60号
適合ハリス ナイロン -8号

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