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メバリングは足すほど迷う?23年続けて分かった「やめたこと6つ」

メバリングは足すほど迷う?23年続けて分かった「やめたこと6つ」

これまで23年にわたりメバリングを続け、数えきれないほどのルアーや理論を試してきました。

ですが今、増えたのは知識よりも「やらないこと」です。

釣れない理由は、足りないからではなく“余計だから”かもしれません。

今回は、筆者がメバリングでの釣果を上げるためにやめた6つのことを紹介します

目次

やり込むほど、やらないことが増えていった

メバリング歴23年の筆者

メバリングに入門した中学1年生の頃は、とにかく足すことばかり考えていました。

ルアーを増やし、カラーを揃え、過去のデータを集める。それが上達への近道だと信じていたからです。

しかし、あるときから釣りは少しずつシンプルになりました

増やすよりも、削るほうが迷いは減る。そう気づいてから、釣り場での判断が変わったのです。

山下

具体的に、どんなことをやめたのか?

ひとつずつ紹介していきます。

筆者がやめた6つのこと

ルアーを大量に持ち込むのをやめた

ルアーをたくさん持っていれば、どれかがハマって釣れる。そんなふうに考えていた時期がありました。

あらゆる状況に対応できるよう準備し、以前は40個近くをバッグに詰め込んでいました。

しかし、その日に実際に投げるのはせいぜい5〜6個。

それでも減らせなかったのは、「足りなかったらどうしよう」という不安があったからです。

多くても8個くらい

今では多くても8個ほど。そのほうがレンジやコースに集中でき、結果的に釣果は安定しました。

もちろん新規開拓ではもう少し持っていきますが、基本はシンプルな構成にしています。

山下

まずは少し減らしてみるのも一つの方法です。

細かな差に振り回されるのをやめた

細いラインでなければ釣れない。メバリングを始めた頃は、そう思い込んでいました。

少しでも感度を上げたくてPE0.1号まで落とし、海藻や根に擦れてラインブレイクが増えても、「これが正解だ」と信じていた時期があります。

しかし今は、PE0.8号を使うこともありますが、それが原因で釣果が落ちたと感じたことはありません。

ラインの太さよりも、レンジやコースが合っているかどうか。結局、魚がいる層を通せているかがすべてでした。

フックも同様で、細軸はショートバイトを拾いやすいですが、重要なのはルアーとのバランス。

小さすぎれば掛かりは浅くなり、大きすぎれば浮力設定を崩します。

ルアーのカラー

以前は、ルアーのカラーにも悩みに悩んでいました。

クリアがいい、いやチャートだ、月明かりならナチュラル。そうやってローテーションを繰り返していた時期があります。

しかし、正直に言うと、レンジとコースが合っていれば、どんな色でも反応は出ます

カラーが効く場面は確かにありますが、それは“最後のひと押し”。本質ではありません。

山下

細部をいじる前に、まず整えるべきものがある。

そう気づいてから、迷いは減りました。

一箇所で粘り続けるのをやめた

粘るのをやめた

以前は、反応がなくても30分以上は同じ立ち位置に立っていました。

「回遊してくるはず」「潮が変われば動くはず」と信じていたからです。

ですが、ほとんどの場合で何も起きませんでした。

すぐに移動する

今は2〜3投して違和感がなければ、立ち位置を変えます。

同じポイントでも、数メートル動くだけでコースは大きく変わり、メバルからの反応が得られることがあるんです。

山下

粘ることは努力ではなく、判断を先送りにしていただけでした。

風が強い日に無理をするのをやめた

風が強い日を避けるようになった

以前は、風速15m近い日でも釣り場に立っていました。

横風でラインは膨らみ、軽量プラグを思うように操作できなくても、「通えば何か掴める」と信じていたのです。

ですが、何をやっているのか分からない状況で続けても再現性は生まれません。

今は操作できるコンディションの日、風速6m以内を目安に釣行するようにしています。

山下

回数を重ねるよりも、質のある時間を積み重ねるほうが上達は早いと分かったからです。

過去のデータにとらわれるのをやめた

過去のデータにとらわれない

以前は、「この時期はここ」と決めつけていました。

筆者の地域では、春のメバルはバチを意識するのが定番で、15年近く安定していたパターンでした。

同じ潮、同じ立ち位置に入れば反応が出る。半ば“答え”のように扱っていたのです。

釣り場の様子

ですがここ数年、その再現性は明らかに落ちました。

それでもしばらくは通い続けましたが、何度か裏切られたとき、過去のデータを正解扱いするのをやめました。

山下

見るべきなのは、過去ではなく“今日の海”でした。

釣果にこだわりすぎるのをやめた

釣果にこだわりすぎない

以前は、釣れたかどうかばかりを気にし、数やサイズでその日の釣行を評価していた時期があります。

ですが今は、釣れる過程を重視し、その日のテーマを明確に決め、何を試すのかを意識するようになりました

ある日は、レンジの刻み方を確かめる。また別の日は、ルアー別の有効な巻き速度を検証する日など、小さな引き出しを増やすことに集中。

結果を追いすぎるのをやめたことで、皮肉なことに釣果は安定するようになりました。

山下

釣れたかどうかより、何を持ち帰れたかが重要ということです。

削ることで見えてきたこと

削ることで見えてきたこと

上達するほど、増やすものよりも減らすもののほうが増えていきました。

ルアーも、セッティングも、立ち位置も、考え方も。

足すことで見える景色もありますが、削ることで見える景色もあるんです。

迷いが減ると、釣りは驚くほどシンプルになります。

山下

もし今、伸び悩んでいると感じているなら、つぎの釣行でひとつだけ「やらないこと」を決めてみてください。

そこから、釣りは少し変わるかもしれません。

撮影:山下 洋太

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