ナスキーがモデルチェンジ

2026年1月、5年ぶりにフルモデルチェンジされたシマノ・ナスキー。
さっそく“26ナスキー”を購入し、海や管理釣り場で徹底的に使い込んでみました。
いくみん
幅広いラインナップを揃え、あらゆる釣りの入門モデルとして支持されてきたナスキー。
パワーや巻き心地、そして新たに搭載された技術まで、実釣を通して詳しく紹介していきます。
ラインナップ
26ナスキーの特徴

26ナスキーには21モデルにはなかったテクノロジーも多く導入されました。
ここでは採用されている主要テクノロジーを紹介します。
ワンピースベール

”21ナスキー”には非搭載だったワンピースベールが、今回のモデルチェンジで採用されました。
従来のツーピースベールは、ベールとラインローラーの接合部に継ぎ目があり、そこにラインが挟まることで高切れを起こすリスクがあります。とくに細いPEラインやエステルラインでは致命的なトラブルになりがちです。
ワンピースベールの採用により、こうしたライントラブルの大幅な軽減が期待できます。
いくみん
個人としては今回のモデルチェンジで一番嬉しかった変更点です!
アンチツイストフィン

今回のモデルチェンジで新たに搭載された機能です。糸ふけが出た状態でラインメンディングをせずに巻き取ると、スプールからラインが脱落するトラブルが発生します。
アンチツイストフィンはラインローラー付近で適度なテンションをかけ、こうしたトラブルを抑制する機能。
いくみん
風が強い時や軽い仕掛けを使う場面でも糸ふけを抑え、安心感につながります。
インフィニティドライブ

今回のモデルチェンジで新たに搭載された機能です。
インフィニティドライブには、摩擦の分散と抵抗の削減という2つの特徴があります。メインシャフトを特殊低摩擦ブッシュで支持することで、かかる摩擦を分散。
さらに、メインシャフトとスプールへ動力を伝えるピニオンギアを非接触化することで、摩擦抵抗を大幅に低減しています。
いくみん
抵抗が減るということは、回転が軽くなり、パワーロスが少なくなるということです。
サイレントドライブ

”21ナスキー”から引き続き搭載されているサイレントドライブ。
ねじ込み式ハンドルのガタつきや部品同士の隙間を抑え、異音を低減するテクノロジーです。
ウェーブワッシャーによって隙間をなくし、スムーズな巻き取りを実現しています。
AR-Cスプール

AR-Cスプールは、糸絡みを抑えつつ飛距離の向上にも貢献するシマノ独自のテクノロジーです。
スプールエッジが斜めに広がる形状により、ライン放出時の摩擦を軽減。キャスト時のラインのバタつきを抑え、安定した飛距離を実現します。
コアプロテクト

内部に撥水処理を施し、水の侵入を防ぐコアプロテクト。
水の侵入はギアのサビやベアリングの固着など、リールの寿命に関わるため見逃せないポイントです。
また、ベアリングやラインローラーなどの可動部は、非接触シーリングにより巻き抵抗を抑え、スムーズな巻き心地を実現しています。
26ナスキーをインプレ

エリアトラウトとソルトライトゲームで兼用するため、C2000Sを選びました。
ソルトではエステルライン0.4号やナイロン1号、トラウトではエステル0.25号といったセッティングを想定しています。
実釣もこの2ジャンルで行いましたが、いずれも大きな負荷はかからない一方で、繊細さゆえに巻き感やトラブルレス性能が重要になる釣りです。
軽くて操作性がよい

自重は210gで”21ナスキー”と変わりませんが、筆者が使用している上位機種の”21アルテグラ”と比べても、大きな差は感じませんでした。
購入後約1か月、3度の釣行で50時間ほど使用しましたが、シングルハンドで投げ続けても手首や腕に疲れを感じることはありませんでした。
いくみん
学生時代の剣道で鍛えられた手首の強さが理由ではないはず……です!
巻き心地は軽やか

エリアトラウトでは、巻き抵抗の強いバイブレーションやクランクを使用しましたが、軽く滑らかにルアーを引くことができました。
スプーンのただ巻きでもハンドルはスムーズで、違和感なく魚を掛けられます。
ヒット後もハンドルのガタつきはなく、安定して足元まで寄せることが可能。
いくみん
水深8mほどのフィールドでボトムから引き上げる場面でも、十分なパワーを感じました。
ドラグ性能は十分

ライトゲームやエリアトラウトは細いラインやバーブレスフックを使用しているため、ドラグ性能と設定が重要になります。
瞬間的な強い引きにも、負荷に応じてスムーズにラインを放出してくれるため、安心してやり取りできました。
いくみん
エステルライン0.25号という極細ラインでも、駆け下がりで尺ニジマスを掛けて問題なくキャッチ。
一方で、さらに大きな魚に対する対応力については、今後の検証に委ねたいところです。
ライントラブルもない

アンチツイストフィンやワンピースベールの採用により、キャストや巻き取り時のライントラブルは発生しませんでした。
筆者は以前ツーピースベールのリールで、高切れによるルアーロストを経験したことがありますが、今回は0.4g〜3gのルアーを使用しても、ラインブレイクやメインシャフトへの巻き込みといったトラブルは一切なし。
いくみん
ただし風が強い状況では糸ふけが出やすいため、ラインメンディングはしっかり行う必要があります。
スタイリッシュな外見

”21ナスキー”は黒とシルバーを基調としたシックなデザインでしたが、”26ナスキー”はメタリックオレンジが差し色となり、よりスタイリッシュな印象に仕上がっています。
釣り好きであると同時に道具好きでもある筆者にとって、このデザインはかなり好印象。
いくみん
箱を開けた瞬間から思わず見入ってしまうほど、すぐにお気に入りの一台になりました。
筆者が気になったこと
個体差もあると思いますが、ベールがやや硬めに感じました。
いくみん
好みの問題ではあるものの、筆者としてはアルテグラのフィーリングの方が好みでした。
ハイコスパなリールでした!

ナスキーは、“回転性能”と“耐久性能”というリールの基本性能を重視したモデルです。
実際に使ってみても巻き心地は滑らかで、高強度の樹脂とアルミニウムによる剛性も申し分ありません。
今回のモデルチェンジでは、インフィニティドライブ、ワンピースベール、アンチツイストフィンが新たに搭載され、さらに使いやすさが向上。
エントリーモデルの汎用機という位置づけながら、このレベルのリールが1万円前後で手に入るのは、正直コスパが良すぎると感じました。
いくみん
これから釣りを始める方や、新しいジャンルに挑戦したい方にぜひ試してほしい一台です。
撮影:いくみん
シマノ ナスキー500
| ギア比 | 5.6 |
|---|---|
| 自重(g) | 170 |
| 糸巻量PE(号-m) | 0.6-185, 0.8-140, 1-110 |
| 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 69 |
| ハンドル長さ(mm) | 40 |
| ベアリング数BB/ローラ― | 4/1 |
シマノ ナスキー1000
| ギア比 | 5 |
|---|---|
| 自重(g) | 205 |
| 糸巻量PE(号-m) | 0.8-240, 1-190 |
| 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 69 |
| ハンドル長さ(mm) | 40 |
| ベアリング数BB/ローラ― | 4/1 |
シマノ ナスキーC2000S
| ギア比 | 5 |
|---|---|
| 自重(g) | 210 |
| 糸巻量PE(号-m) | 0.6-150, 0.8-110, 1-80 |
| 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 66 |
| ハンドル長さ(mm) | 45 |
| ベアリング数BB/ローラ― | 5/1 |
シマノ ナスキーC2000SHG
| ギア比 | 6 |
|---|---|
| 自重(g) | 210 |
| 糸巻量PE(号-m) | 0.6-150, 0.8-110, 1-80 |
| 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 79 |
| ハンドル長さ(mm) | 45 |
| ベアリング数BB/ローラ― | 5/1 |
シマノ ナスキー2500
| ギア比 | 5 |
|---|---|
| 自重(g) | 235 |
| 糸巻量PE(号-m) | 1-320, 1.2-270, 1.5-220 |
| 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 73 |
| ハンドル長さ(mm) | 55 |
| ベアリング数BB/ローラ― | 5/1 |
シマノ ナスキー2500HG
| ギア比 | 6.2 |
|---|---|
| 自重(g) | 235 |
| 糸巻量PE(号-m) | 1-320, 1.2-270, 1.5-220 |
| 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 91 |
| ハンドル長さ(mm) | 55 |
| ベアリング数BB/ローラ― | 5/1 |
シマノ ナスキー2500SHG
| ギア比 | 6.2 |
|---|---|
| 自重(g) | 235 |
| 糸巻量PE(号-m) | 0.6-200, 0.8-150, 1-120 |
| 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 91 |
| ハンドル長さ(mm) | 55 |
| ベアリング数BB/ローラ― | 5/1 |
シマノ ナスキーC3000
| ギア比 | 5 |
|---|---|
| 自重(g) | 235 |
| 糸巻量PE(号-m) | 1-400, 1.5-270, 2-200 |
| 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 73 |
| ハンドル長さ(mm) | 55 |
| ベアリング数BB/ローラ― | 5/1 |
シマノ ナスキーC3000HG
| ギア比 | 6.2 |
|---|---|
| 自重(g) | 235 |
| 糸巻量PE(号-m) | 1-400, 1.5-270, 2-200 |
| 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 91 |
| ハンドル長さ(mm) | 55 |
| ベアリング数BB/ローラ― | 5/1 |
シマノ ナスキー4000
| ギア比 | 4.7 |
|---|---|
| 自重(g) | 280 |
| 糸巻量PE(号-m) | 1-490, 1.5-320, 2-240 |
| 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 75 |
| ハンドル長さ(mm) | 57 |
| ベアリング数BB/ローラ― | 5/1 |
シマノ ナスキー4000XG
| ギア比 | 6.2 |
|---|---|
| 自重(g) | 280 |
| 糸巻量PE(号-m) | 1-490, 1.5-320, 2-240 |
| 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 99 |
| ハンドル長さ(mm) | 57 |
| ベアリング数BB/ローラ― | 5/1 |
シマノ ナスキーC5000XG
| ギア比 | 6.2 |
|---|---|
| 自重(g) | 300 |
| 糸巻量PE(号-m) | 1.5-400, 2-300, 3-200 |
| 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 105 |
| ハンドル長さ(mm) | 57 |
| ベアリング数BB/ローラ― | 5/1 |
