釣ったサバ

サバの釣り方7種類を一気に解説!おすすめの仕掛け&ルアーも紹介

食卓でもお馴染みのサバは、古くから釣りターゲットとしても親しまれている魚です。サバは岸からも船からも手軽に釣れ、その釣り方や仕掛けはさまざまです。そんなサバの釣り方を7種類紹介します。

目次

アイキャッチ画像撮影:TSURI HACK編集部

サバを狙ってみよう!

釣ったサバ

サバは北海道南部以南、全国各地の沿岸から沖合まで広く生息する魚です。

手軽にさまざまな釣り方で狙え、パワフルな引きを楽しめ、食味も良いので釣り対象魚としてもお馴染み。

本記事では、元釣具屋の筆者が7種類の釣り方とその仕掛けを解説します。

サビキ釣り・飛ばしサビキ

サビキの仕掛け図

サビキと呼ばれる疑似餌が付いた仕掛けを使うのが、もっとも手軽なサバの釣り方です。

サビキカゴには撒き餌のアミエビを詰め、そのまま海中に仕掛けを入れると撒き餌が海中に拡がり、サバが誤ってサビキ仕掛けに喰いつきます。

関東では仕掛け上部にカゴを付ける上カゴ式、関西では仕掛け下部にサビキカゴを付ける下カゴ式が主流です。

上カゴ式は深いタナまで撒き餌を効かせやすく、下カゴ式は仕掛けが絡みにくいことが特徴。

足元までサバが回遊してくるような釣り場に適し、釣り入門にもおすすめな釣り方です。

飛ばしサビキの仕掛け図

ウキを付けて沖を狙えるようにしたのが、飛ばしサビキ(投げサビキ)。

沖合を回遊する良型のサバを狙えますが、必要な仕掛け小物が多く、絡みやすいのである程度慣れが必要です。

おすすめのサビキ仕掛け

がまかつ 堤防サバサビキ S-146

良型サバに対応する太めのサビキ仕掛けです。

ピンクスキンと3色の針によってアピール力が抜群。

幹糸が太めなのでジグサビキとしても使えます。

ハヤブサ コンパクトロッド カンタン飛ばしサビキセット 4本針1セット HA195

ルアーロッドなどの短めの竿でも楽しめる飛ばしサビキのセットです。

短い竿で扱いやすいように、仕掛けの全長が短めに設定されていることが特徴。

必要な小物もすべて付属しており、すぐに飛ばしサビキを始められます。

ウキ釣り

鯖のウキ釣りの仕掛け図

夜間に電気ウキで大型のサバを狙う釣り方です。

1本針や2本針の仕掛けにサンマやサバの切り身、キビナゴを刺し、潮に仕掛けを流してサバのアタリを待ちます。

餌の存在をサバにアピールするために、オモリ付近にケミホタルか集魚ライトを取り付けましょう。

遠投の必要がなければ、ウキとオモリは軽い方が喰いは良くなります。

タチウオ釣りの仕掛けを代用できます。

おすすめのウキ釣り仕掛け

マルフジ 大サバ釣れすぎ注意 10枚セット

大サバのウキ釣りが人気な、兵庫県・明石海峡周辺のご当地仕掛けです。

ケイムラ発光の2段針がサバにアピールします。

ライトショアジギング

ライトショアジギングの仕掛け図

メタルジグと呼ばれる金属製のルアーを用いる釣り方です。

メタルジグを遠投し、ロッドをシャクってアクションさせてサバを狙います。

メタルジグの重さは水深に合わせて、10〜30g程度のものを選びましょう。

サバは底から表層まで広範囲を回遊するため、いろいろな層を探ってサバがいるタナを見つけてください。

おすすめのメタルジグ

メジャークラフト ジグパラ ショート JPS

リーズナブルでよく釣れる人気のメタルジグです。

優れた飛距離と使い手を選ばない扱いやすさが人気の理由。

本物そっくりなライブベイトカラーは、活性の低いサバにも有効です。

ジグサビキ

ジグサビキの仕掛け図

メタルジグとサビキ仕掛けを組み合わせた釣り方です。

小型のサバが多い時やサバが小さなベイトを捕食している際は、メタルジグ単体よりもジグサビキが有効。

サバの群れが多い時は、複数匹を一気に釣ることもできます。

針数が多い分だけ絡みやすいので、キャストする際やアクションする際に気を付けましょう。

おすすめ仕掛け

ダイワ サムライジギングサビキセット 30g

投げやすいショート設計のジグサビキセットです。

ケイムラ加工の天然魚皮にティンセルとオーロラ糸、夜光のフック留めを組み合わせており、サバにしっかりアピールできます。

付属のサムライジグジグは、安定したスイミング性能と水平フォールでサバを誘います。

天秤フカセ

天秤フカセの仕掛け図

船から撒き餌を用いて大型のサバを狙う方法です。

地方によっても仕掛けに違いがあり、天秤フカセやLTサバ、アジビシなど、呼び方もさまざま。

オキアミやアミエビを撒き餌に使い、潮の流れに漂わせて刺し餌もしくはサビキと同調させて喰わせます。

遊漁船によっても仕掛けの種類が異なるため、釣行前によく確認しておきましょう。

おすすめの仕掛け

がまかつ 極アジビシ2本仕掛(大アジ) F108

太めのハリスでサバにも対応するアジビシ仕掛けです。

ハリは刺さりが速く、キープ力も高いのでバレにくいことが特徴。

船サビキ

船サビキの仕掛け図

 

船からサビキ仕掛けで大型のサバやアジを狙う釣り方です。

オモリが重たく、大きなサバが一気にたくさん掛かることがあるため、パワーのある電動リールが必須。

仕掛け上部に撒き餌カゴを付けて魚を寄せるパターンや、何も付けずにサビキだけで釣るパターンなど、仕掛けの使用は地域によってもさまざまです。

オマツリを回避するために、サバが掛かったら一気に巻き上げるので、強度に余裕のある太いサビキを選んでください。

おすすめのサビキ仕掛け

ハヤブサ 実戦サビキ20 大サバスペシャル ケイムラスキンフラッシャー 4本鈎 SS137

アピール力の高いケイムラスキンフラッシャーを採用した、大サバ専用のサビキ仕掛けです。

4本針なので手返しがよく、トラブルも軽減します。

太軸のチヌ針を用いており、大型のサバとも安心してやりとりできます。

ライトジギング・スーパーライトジギング

SLJの仕掛け図

船からメタルジグを用いてサバを釣る方法です。

本格的なジギングよりも軽いメタルジグを中心に使い、体力的にも楽なのでジギング初心者の方でも楽しめます。

メタルジグはフィッシュイーター全般に有効なため、サバ以外にもアジや青物などが釣れるのも魅力です。

専用のタックル以外には、タイラバタックルなども代用できます。

おすすめのメタルジグ

スーパーライトジギングで人気のタングステン製メタルジグ。

鉛製のジグよりコンパクトなことが特徴で、大小さまざまな魚に有効です。

アシストフックが標準装備されているのですぐに使えます。

引きも楽しい好ターゲット!

船から釣ったサバ

サバは釣るのも楽しいですが、食べる楽しみがあるのも魅力です。

新鮮なサバは刺身でも食べられますし、味噌煮やしめさば、塩焼きも美味。

小さいサバでもフライや唐揚げ、生姜煮などで美味しく食べられます。

手軽に狙えて引きも強く、食べても美味しいターゲットなので、ぜひ狙ってみてくださいね。

撮影:TSURI HACK編集部

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