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ロッド好き筆者が散々試して気づいた「グッとくるロッド」の共通点

ロッド好き筆者が散々試して気づいた「グッとくるロッド」の共通点

ロッド選びで「弾性率」を意識したことはありますか?

ロッドの素材となるカーボンの弾性率は、曲がり方や感度、扱いやすさなどに大きく影響します。

なかでも中弾性カーボンは、粘りと張りのバランスが取れた扱いやすい素材として多くのアングラーに支持されています。

本記事では、中弾性カーボンロッドの特徴やメリット、向いている釣りについて解説します。

目次

ロッド選びの重要なファクター

皆さんはロッドを選ぶ時に使用されているカーボンの弾性率を気にしたことはありますか?

ロッドを構成するメインパーツであるカーボンの弾性率によってロッドの性格が大きく変わります。

ロッド好きな筆者はこれまで様々なジャンルの釣りで多くの釣り竿を振ってきましたが、最近は中弾性ロッドに落ち着いています。

おかもち

おかもち

今回は中弾性カーボンロッドの特徴や向いている釣りを紹介します。

中弾性カーボンって?

そもそも弾性率とは、物理学において変形のしにくさを示す物性値です。

メーカーのHPなどでは、ロッドの弾性率を示す指標としてt(トン)数がよく用いられます。

ロッドに使用されるカーボンシートには弾性率グレードがあり、低弾性・中弾性・高弾性と大きく3つに分類できます。

おかもち

おかもち

中弾性というのは使用されるカーボンの弾性率が中間くらいのグレードのものを指していると理解してください。

中弾性カーボンロッドの特徴

弾性率の違いでロッドの性能に影響を与える要素は大きく4つに分類されます。

中弾性カーボンロッドは、曲がり・折れにくさ・感度・重量といった各要素がバランスよく備わった、オールラウンドに対応できるロッド。

そう聞くと「ただただ中途半端なロッドじゃん」と誤解されてしまいそうですが、決してそんなことはありません。

おかもち

おかもち

高弾性カーボンほど尖らず低弾性カーボンほど鈍くない。

この“中間素材”こそ多くのアングラーに支持される理由があります。

中弾性カーボンロッドの使用感とは

中弾性カーボンは、高弾性と低弾性の中間素材のためバランス型と表現されることが多いですが、単なる中間性能という意味ではありません。

実釣における使用感について説明します。

キャストが安定する

高弾性ロッドは反発力が強く、振り抜き時のリリースタイミングがシビアな一面があります。

一方、中弾性は適度に曲がり反発が高弾性ロッドよりも低いため、ルアーの重みをしっかりロッドに乗せやすく、リリースタイミングが掴みやすいです。

結果として、飛距離のばらつきが少ない安定したキャストが可能になります。

また、リリースタイミングが掴みやすいのでキャスト精度を要求されるピンスポットキャストもしやすくなります。

ルアーウェイトの許容範囲が広い

中弾性はブランクが素直に曲がるため、軽めのルアーでもロッドに重みを乗せやすい上に強度が高いため重めのルアーも無理なく背負えます。

守備範囲が広いため、サーフや河川、堤防など状況が変わるフィールドでも1本のロッドで対応しやすくなります。

バレにくい

魚がバレる要因はいくつか考えられますが、魚の行動としてはエラ洗い・急な突っ込み・首振りが多いです。

高弾性ロッドは反発力が強いので瞬間的なテンション抜けが起きやすいですが、中弾性カーボンは負荷が掛かると素直に曲がり込みブランク全体が追従するため、瞬間的な力を逃がしつつ常に魚にプレッシャーをかけ続けられます。

ラインテンションが急激に抜けないだけでなく、フックホールが広がりにくく身切れも防げるためバラしにくくなります。

アングラーの負担が少ない

高弾性ロッドは反発が強く振動が手に返りやすいですが、中弾性は衝撃吸収性が高く手首や肘への負担が少ないです。

つまり、長時間の釣行でも疲労が溜まりにくい素材といえます。

疲労は蓄積するので、高弾性ロッドを長年使って釣りしていて肘を壊したという話を聞くことも少なくないです。

ロッド性能の最大値は高弾性・低弾性には及ばない

提供:DAISUKE KOBAYASHI

例えば飛距離ですが、仮に同じロッド長さ・同じウエイトのルアーを同じスイングスピードでキャストした場合は反発力が強い高弾性ロッドの方が飛びます。

また、重量の軽さも高弾性カーボンの方が優れています。

逆に低弾性カーボンやグラス素材の方が、より曲がりやすく衝撃吸収力は高いです。

おかもち

おかもち

このように、特定の性能を最大限発揮する素材ではないのが中弾性カーボンです。

中弾性カーボンロッドに向いている釣り

大型魚やバレやすいターゲット

中弾性のロッドは追従性が高くテンション抜けが起こりにくい特徴を持ちます。

また、ロッド全体がしっかり曲がることで負荷が分散するのでラインへの急激な負荷も抑えます。

つまり、大物相手でもラインブレイクすることなく安心してファイトすることができますし、バレやすい魚に対してもしっかりロッドが追従しバラシを防止できるのです。

おかもち

おかもち

青物のように強烈な引きをする魚や、シーバスのように口が薄くバレやすい魚にとくに向いています。

長時間の釣行が多い方

中弾性カーボンはダンピング(振動減衰)があるため体への負荷は少なくなります。

また、ルアー重量をロッドにしっかり乗せられるため少ない力で安定したキャストをすることが可能です。

つまり、長時間の釣行でも体力消耗が少ないといえます。

おかもち

おかもち

比較的重量のあるルアーを繰り返しキャストするビッグベイトやサーフでの釣りにおすすめです。

中弾性ロッドは“バランス型”の万能ロッド

中弾性ロッドは「粘り」と「張り」のバランスに優れているため、扱いやすいという性格を持ち、それは“実戦性能の高さ”となるでしょう。

最近では、中弾性カーボンを使用したロッドが増えているように感じます。

ただし、高価格帯のロッドでは、1本のロッドでも部位ごとに弾性率の異なるカーボンシートを使用し、特性を適材適所で組み合わせて製作されているものも多くあります。

そのため、一概に弾性率だけでロッド性能を語るのは難しい側面も。

とはいえ、ロッドの弾性率を考えて釣りをするとより道具選びが楽しくなりますし、カーボンの弾性率で使用感も大きく変わりますよ。

おかもち

おかもち

今使っているロッドがいまいちしっくりこない方は、中弾性ロッドも選択肢に入れてみてください。

撮影:おかもち

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