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【釣り人の大後悔】真空パック機は“もっと早く買うべき”アイテムだった。

【釣り人の大後悔】真空パック機は“もっと早く買うべき”アイテムだった。

釣った魚をなるべく美味しいまま保存したい——。

そう思うほど悩ましいのが“冷凍焼け”です。ラップやジップロックでは防ぎきれず、せっかくの魚が台なしになることも。

そこで今回は、家庭でも手軽に使える真空パック機を導入し、味や風味を長く保つための実践的な保存方法をご紹介します。

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目次

釣った魚の冷凍、どうしていますか?

バショウカジキを釣り上げた怪魚ハンター山根

一度に食べきれない量の魚が手に入りました。さて、どうしましょうか。

まずは冷蔵庫で熟成させながら少しずつ食べる……。それでも追いつかない分は、結局冷凍することになりますよね。

そこで気になるのが “冷凍焼け”。皆さん、一度は気にしたことがあるのではないでしょうか?

今回の記事では、その冷凍焼けを大幅に減らせる便利アイテムをご紹介します。

これまでの「魚の保存方法」とその限界

釣った魚を保存する時、皆さんはどんな方法を使っていますか?

ラップで包んだり、キッチンペーパーで余分な水分を取ったり、青紙(グリーンパーチ紙)で熟成させたり……。

我が家では冷凍する時にジップロックもよく使っていました。

どれも手軽で便利なのですが、冷凍して時間がたつと霜がついたり、冷凍焼けしてしまうという悩みは避けられません。

私自身、「釣った魚はなる早で食べるしかない」と思ってきたひとりです。

山根

しかし、あとから詳しく話す“あるアイテム”を使うことで、この問題をほぼ解決できるようになったのです。

鮎の冷凍袋がキッカケに

鮎釣りにハマった怪魚ハンター山根

じつは僕、今年は鮎釣りにどっぷりハマっていまして、調子がいい日は1日で30〜50匹ほど釣れることもありました。

当然、すぐに食べきれるわけもなく冷凍保存するのですが、そこで「鮎用の冷凍袋」という存在を知ったんです。

冷凍焼けしない!

アユ袋を使った簡易真空

使い方はとても簡単。

水を入れた鮎パックに鮎を入れ、空気と水を抜くだけ。

すると、袋の中の空気が抜けて、鮎の周りに氷の膜ができあがります。

そう、いわば簡易“真空状態”です。

山根

鮎は淡水魚なので、この保存方法が問題なくできるんですね。

真空のメリット

冷凍したアユの塩焼き

冷凍した魚の食感や風味が落ちる大きな原因は、酸化と冷凍焼けです。

真空状態にしておけば、この酸化をほぼ防げるうえ、食材の乾燥も抑えられます。

山根

実際、鮎パックで冷凍した鮎が“半年経っても美味しい”ことに驚き、家庭用の真空パック機を買う決心をしました。

真空パック機を導入

アマゾンで購入した真空パック機

家庭用の真空パック機はさまざまなモデルが販売されていて、最初はどれを選べばいいのか迷いました。

その中で僕が選んだのが、ADOINの「V73H 真空パック機」

吸引力が高く、ランニングコストも抑えられる吸引溝タイプのモデルです。

ADOIN 真空パック機

密封(シール)幅 30cm
本体サイズ 幅 40 × 奥行 14.3 × 高さ 5.8 cm
真空方式 吸引溝タイプ(吸引+熱シール)
対応モード 乾燥物/汁気のある物/キャニスター(ボトルなどの脱気)/手動脱気/シールのみ/停止

手動調整できるものがオススメ

真空パック機のモード

魚を真空パックする場合は、脱気量を手動で調整できるタイプを選ぶと失敗がありません。

実際、僕の使っているモデルでマグロの柵を乾燥物モードのまま脱気すると、潰れて変色してしまいます。

汁気物モードなら潰れる心配はありませんが、脱気が物足りない時もあります。

山根

そんな時に“最後を手動で微調整できる”機能があると、とても便利なのです。

V73H 真空パック機の使い方

専用袋を用意する

真空パック機用の袋

真空パック機を使う際は、専用の袋も忘れずに準備しておきます。

僕はコスパ重視でロールタイプを愛用していますが、カット済みの袋も販売されています。

使い方はとても簡単

真空パック機の汁気物モード

袋のサイズに合わせて魚を切り分け、モードを選んで脱気するだけ。

吸引の強さは“食材に合わせる”

魚のアラを真空パックする様子

刺身用の柵を脱気する場合は、汁気物モードや手動モードで潰さないように調整します。

一方、魚のアラなど潰れにくい部位は、手動脱気でやや強めに脱気しても問題ありません。

以前、マグロの柵を乾燥物モードで脱気したところ、ドリップが出て身が茶色く変色してしまったこともあります。

脱気の強さには注意が必要です。

煮付けも真空パックできます

魚の煮付けを真空パックする様子

吸引溝タイプの真空パック機なら、煮付けなどの汁物も真空パック可能。

このまま温めれば、もう1品完成です。ホントに便利ですよ。

溝は洗えます

真空パック機のお手入れ

汁物を脱気すると吸引溝に煮汁が溜まりますが、取り外して洗える構造になっており、清潔に保つことができます。

実際に真空パック機を半年使った感想

理想の熟成がしやすくなった

真空パック機を使った熟成

これまでは、魚を熟成させる時は青紙(グリーンパーチ紙)を使うのが定番でした。

ですが真空パック機を導入してからは、仕上げたい味に合わせて熟成の工程を選べるようになりました。

まずは、どの魚も最初に1〜2日ほど青紙でドリップを落ち着かせます。

水分をしっかり抜いて旨味を凝縮させたい時は、そのまま青紙で熟成を続けますし、脂の酸化を抑えて“獲れたて感”を残したい場合は、ここで真空パックに切り替える。

青紙はじっくりと水分を抜いて身を締めるのに向き、真空パックは酸化を避けて風味を保つのに向いています。

この2つを目的に合わせて選べるようになったことで、家庭でも理想の熟成がしやすくなりました。

いつでも美味しい魚が楽しめる

真空パックした魚の解凍

使い始めて半年以上経ちますが、購入当初に冷凍したハガツオの刺身は冷凍焼けもせず、いまだに美味しいままです。

真空パックされているので、解凍時に身が水っぽくなる心配もありません。

真空パックするための準備

長期保存ができるようになったので、大きな魚が釣れた時は、1食分ずつ柵に切り分けて真空パックし、そのまま冷凍しています。

晩ご飯の準備は、解凍して切るだけ。結果的にかなりの時短にもなります。

山根

釣った魚の美味しさを長く楽しめるようになったのは、間違いなく真空パック機のおかげです。

もう、手放せないですね

アジの真空パック

昔は、水を張ったボウルとジップロックを使って、いわゆる“なんちゃって真空”を作ろうとしていました。

でも今思えば、もっと早く家庭用の真空パック機を買っておけばよかったと感じています。

Amazonや楽天でも意外と手頃に購入できるので、気になっている方は一度試してみてはいかがでしょうか。

撮影:山根央之

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