屋久島に行ってきました

初めまして、いくみんと申します。
筆者は、ジャンルにとらわれず、ショアから大物を釣ることを目標に釣りをしているサラリーマンアングラーです。
その中でも得意なのはブッコミ釣りやフカセ釣りといった餌釣りで、時にはルアーフィッシングも楽しんでいます!
いくみん
今回は、人生初となる屋久島遠征に行ってきたのでその模様をお届けいたします!
屋久島について

屋久島は鹿児島県に属する離島で、九州本土最南端の佐多岬から約60km南下した東シナ海に位置します。
一般的に屋久島といえば縄文杉や、日本で初めて世界自然遺産に登録されたことで有名でしょう。
いくみん
そんな屋久島は周囲が磯や砂地になっており、島一帯が釣りの一級級スポットでもあるのです!
屋久島へのアクセス

屋久島へのアクセスは、基本的に船か飛行機の2パターンです。
筆者は鹿児島港まで車で行き、ジェットフォイル(高速船)で屋久島に渡りました。
ジェットフォイルなら所要時間は2〜3時間ほど(経由地や海況によって変動)、フェリーなら4時間ほどです。
ジェットフォイルもフェリーも時期によって本数や出航時間が異なるので注意してください。
いくみん
ハイシーズンは旅行や登山で屋久島を訪れる方が多いため、前もって予約することをオススメします。
また、島内でレンタカーを借りる場合も早めの予約が吉です!

出典:鹿児島県
空路でアクセスする場合は、まず鹿児島空港へ飛び、そこで屋久島行きへ乗り継ぎます。
便によって乗り継ぎの待ち時間が1〜3時間ほどになるので、所要時間は乗り継ぎ次第です。
いくみん
調べてみると、8時5分羽田発・11時10分屋久島着の便もありました。
観光地ということもあり、意外とアクセスしやすい離島です!
かの有名な異次元沖堤防に渡ってみた!

実釣したのは、YouTube等で“異次元沖堤防”とも呼ばれる安房港沖波止。
3本の沖波止からなり、どの波止も魚影の濃さは有名です!
今回は2泊3日の日程で2度沖堤防へ渡していただきます。
いくみん
この遠征が実現するまで、YouTubeを何度も見ては期待を募らせていました(笑)

この釣行の本命は、私の長年の夢であるブッコミ釣りでのGT(ロウニンアジ)です。
ロッドは12号の打ち込み竿、道糸はPE8号、ハリスは60号、針は南方強者30号。
いくみん
妥協のないタックルで夢に挑みます!
1日目

海にはうねりが入っており、渡船の艏が私の身長(約180cm)ほど上下していました。この少し荒れた海が私の期待値を跳ね上げ、心が躍ります。
夢の地に降り立った興奮もそこそこに、早速準備を開始し、誘導仕掛けでムロアジを投げ込みましたが……
なんのアタリもないまま3時間が経過。
いくみん
YouTubeで見てたのとなんか違うような……(笑)

ブッコミ釣りの現地餌を調達するために——そして何より坊主を逃れるために足下に胴付き仕掛けを入れてみることに。
12号のハリスにヒラマサ針を結び、刻んだイカをつけて落とすだけのシンプルな釣りです。
すると、いきなりガツガツと手元に金属的なアタリを感じ、フッキングを入れると……

普段行くエリアでは見かけないニジハタが来てくれました!
胴付き仕掛けは幸先が良さそうだったのですが、その後はヨコスジフエダイやアカマツカサが釣れた程度で、あっという間に夜に……。
いくみん
しかし、タダで終わらないのが屋久島でした!

釣りを開始して約7時間が経過した23時頃、ついにブッコミ竿へ魚信が!
突然穂先が舞い込み、竿が激しく上下します。
縦横無尽に走り回る魚を寄せると、オニカマス(バラクーダ)の登場!
いくみん
鋭い牙を持っているので取り扱いは要注意の魚です。

睡魔と戦いながら30分ごとに餌を付け替えていると、深夜2時頃にタマンが登場!
足下の駆け上がりに突っ込まれ、糸が当たった感触がした時は焦りましたが、太いリーダーのお陰で無事キャッチ。
その後は朝まで餌や仕掛けを変更しながら必死に釣りをしましたが、アタリはありませんでした。
いくみん
やっぱり、超一級ポイントとはいえど、そう簡単に釣れるわけではないですね……。
これも遠征釣行のリアル。そう割り切って2日目に備えました。
2日目

海況は初日と変わらず荒れており、さらに“屋久島名物”の雨に降られてしまいました。(「ひと月に35日雨が降る」と言われるほど降水量が多いです)
この日はなんと、釣り開始から6時間なんにもなし。
しかし、走っていた潮が少し緩んだ時、“その瞬間”はなんの前触れもなく訪れました!
突然竿先が入り、ドラグは15kgに設定していたはずなのにスプールはまるでコマのように回り、ファーストランとセカンドランで150m以上糸を引き出します。
いくみん
魚の引きに潮の流れが合わさり、今まで経験したことのない重さ!
リールを巻くことなんか一切できず、ただ耐えるだけで精一杯。

魚が落ち着いたタイミングで徐々に間合いを詰め、足下まで寄せてきた頃にはヒットから30 分が経過していました。
そして、暗闇の中でギラリと鈍い光を放ちます。これは——間違いない。
いくみん
あとは取り込むだけですが、うねりと潮の速さに苦戦してタモに収めるのに10分も要してしまいました。

落としタモを堤防に引き上げると、嬉しさと疲労がどっと降りかかってきて、まるで子鹿のように足が震えていました(笑)
ブッコミ釣りでのGT。夢が叶った瞬間です。

サイズは121cm/21.7kgと、人生最大魚も更新。
魚を釣って泣きそうになったのは人生初でした……。
いくみん
今も自室の天井に飾った魚拓を見ていると、あの時の感動が蘇ります(笑)
屋久島には夢がある。

今回は私の夢を叶えた釣行をご紹介しましたが、それは屋久島の豊かな海や協力してくれた方々の存在があってこそ。
感謝の気持ちを忘れず、また新たな夢に挑戦したいと思います。
GTや南方の大物を釣ってみたいという方は、ぜひ屋久島を候補に入れてみてはいかがでしょうか?
撮影:いくみん
今回使ったタックル
ダイワ バトルゲーム ガーラモンスターEX 12-480
ダイワ UVFソルティガデュラセンサーX8+Si2 8号300m
バリバス アバニ ショックリーダーSMP ナイロン 220LB.
