釣れた魚の写真は、何で撮影していますか?

魚釣りに出かけて、ようやく手にした一匹。
釣れた魚との記念ショットを思い出として保存する人もいれば、SNSにアップして仲間と共有する人もいますよね。
では、みなさんはその“釣果写真”を何で撮影しているのでしょうか。
スマホ、アクションカメラ、デジタル一眼、コンデジ……。
撮影に使える機材はさまざまですが、選ぶ道具によって写真の雰囲気や使い勝手は大きく変わります。

せっかく姿を見せてくれた一匹。
その魚と再び巡り会える可能性は、きっと高くありません。
だからこそ、その瞬間は特別であり、大切な“出会い”だと感じています。
遊んでくれた魚への感謝を、写真という形で丁寧に残しておきたい──そんな思いがあります。
こうした考えが、筆者を写真にこだわらせている理由のひとつです。
そこで選んだのが、防水性能を備えたコンパクトデジタルカメラ、オリンパスのTG-6でした。
西森
この記事では、数ある選択肢の中から、写真にもこだわりたい筆者が実際に選んだおすすめのカメラを紹介します。
まずは実際の写真をご紹介

西森
大雨の中、お気に入りのタックルを写真撮影。

西森
先輩が釣ったオオニベの迫力ある一枚!

西森
ハゼクラの楽しさを教えてくれた小さな先生たち。

西森
先輩を撮影した写真ですが、チヌの綺麗さ、勇ましさが撮れた一枚。

西森
魚が暴れたタイミングで撮影できたことで躍動感がある一枚。
オリンパス TG-6の魅力

釣り場での撮影といえば、いまは多くの人がスマホを使っていると思います。
手軽で画質も良く、SNSにそのまま投稿できる便利さは大きな魅力です。
しかし、筆者がTG-6を選んだのは、スマホではカバーしきれない“釣り特有の環境”があるからです。
圧倒的なタフさと水辺での安心感

スマホにも防水モデルは増えてきましたが、海水のしぶきがかかったり、雨の中で撮影したり、濡れた手で操作したりと、釣り場ではどうしても過酷な状況にさらされます。
さらに、落下や衝撃のリスクも避けられないため、スマホだけでは不安が残るのが正直なところですが、そこで頼りになるのがTG-6です。
TG-6は高い防水性能に加え、防塵・耐衝撃・耐低温といったタフさを兼ね備えており、まさに釣り場向けに作られたようなカメラです。
濡れた手で触っても問題なく、うっかり落としてしまっても壊れにくい安心感があります。

また、しっかりとした防水性能のおかげで、お気に入りのルアーや魚の水中写真を撮影できるのもおすすめのポイント。
水中写真はいつもと違う雰囲気で撮れるのが魅力です。

魚が釣れて写真を撮影する際、これまではスマホにスタンドを取り付けて画角を調整し、魚の体液が手についているため一度手を拭いてからスマホを操作して……と、どうしても撮影に時間がかかってしまうことがありました。
そのもたつきのせいで、せっかく遊んでくれた魚が弱ってしまったという苦い経験もあります。
そんなつらい思いを二度としたくない──。その気持ちが、タフで素早く扱えるカメラを導入する大きなきっかけになりました。
汚れた手でカメラを触っても、後から丸ごと水洗いできるという点もTG-6の大きな魅力です。
西森
釣り場ではどうしても手が汚れがちですが、気にせず撮影に集中できる安心感は、スマホにはないメリットと言えます。
顕微鏡モード

TG-6は綺麗な写真が撮れますが、もう一つ大きな魅力が「顕微鏡モード」です。
このモードを使うと、レンズ先端からわずか1cmという超至近距離まで寄ってマクロ撮影が可能になります。
肉眼では見逃してしまうような細かなディテールや、スマホではどうしても撮れない“極小の世界”を写し取れるのが、この機能の面白さ。
魚のウロコの模様、ルアーの質感、水滴の輝きなど、釣り人なら思わず撮りたくなる瞬間を、驚くほど鮮明に残すことができます。
ただの記録写真ではなく、新しい視点の写真が撮れるようになる──そんなワクワクを与えてくれる機能です。
参考として、スマホとTG-6の顕微鏡モードで、ほぼ同じ位置からルアーを超至近距離撮影した比較写真を掲載します。
▶︎スマホ(iPhone 15 Pro)

西森
少し離して撮影すると綺麗な写真が撮影できますがここまで近いとピントが合わなくなりますね。
▶︎TG6の顕微鏡モード

西森
仕上がりは一目瞭然!
細部までくっきり撮影できますね。
撮影方法と便利グッズ

筆者は、昼と夜で撮影モードを切り替えて撮影しています。
昼の明るい時間帯は AUTOモードを使用しており、特別な設定をしなくても簡単に綺麗な写真が撮れるのが魅力。光量が十分にあるため、魚の色味や背景の雰囲気も自然に写し出してくれます。
一方で、夜の釣り場は光が少なく、どうしても撮影が難しくなりがち。そのため筆者は、夜間撮影に備えて P(プログラム)モード をあらかじめ設定しておくようにしています。
筆者の夜撮影のメイン設定は、フラッシュ補正:-0.7、ISO:400、フラッシュ:強制発光。
この組み合わせを基本にすることでノイズを抑えて魚が白飛びしにくくなります。
西森
状況に応じて設定は都度調整しています。
三脚

魚を持って写真を撮影する際、カメラの位置が低すぎると、魚がまっすぐに写らず、せっかくの一枚が台無しになってしまうことがあります。
角度が少しズレるだけでも、魚の形やサイズ感が正しく伝わらなくなり、思い出としても記録としても惜しい仕上がりになりがちです。
こうした失敗を避けるため、筆者は三脚を使って撮影しています。
筆者が使用している三脚は、ジョビーの「テレポッド325」です。
回して伸縮させるだけのシンプルな構造で、直感的に扱えるのが魅力。撮影中でも素早く高さを変えられるため、釣り場の状況に合わせて柔軟に対応できます。
最も縮めた状態では約19cmとコンパクトで、バッグの隙間にもすっと収まります。
一方、最大まで伸ばすと約56cmになり、魚を正面からまっすぐ撮影するのに十分な高さを確保可能です。
ライト

TG-6には十分な暗所撮影性能がありますが、真っ暗な状況でより綺麗に撮影するために、筆者が補助アイテムとして愛用しているのがCOBライトです。
最近では100円ショップでも販売されているため、ご存じの方も多いと思いますが、このライトはとにかくコンパクトで明るいのが魅力。バッグのポケットにすっと入れておけるサイズ感で、必要なときにすぐ取り出せる手軽さがあります。
夜の釣り場で魚を撮影する際、COBライトを当てることで、TG-6の性能を最大限に引き出すことができます。
暗闇でも安定して美しい写真を残せる、頼れる補助アイテムです。
ノーブランド品 COBライト
最高の一匹と最高の写真を!

最高の一匹との出会いは、いつだって突然で、そして二度と同じ瞬間は訪れません。
水面から姿を見せてくれたその一瞬の輝きやドキドキは、釣り人にとってかけがえのない宝物です。
だからこそ、その瞬間をただ記録するだけではなく、魚が持つ美しさや、出会えたことへの感謝の気持ちまで写し取りたいと考えています。
写真は、単なる“証拠”ではなく、一期一会の出会いを記憶として残していくための大切な手段だと感じています。
これからも自然の中で出会う一匹一匹に敬意を払いながら、心が動いた瞬間を丁寧に切り取っていくつもりです。
西森
最高の一匹を、最高の写真として残すために。
皆さんの最高の一枚の参考になれば幸いです。
後継機モデルのTG7が登場しています
ここまで紹介してきたTG‑6ですが、残念ながら生産終了となっています。
しかし、2023年には後継機となるTG‑7が登場しました。
従来の高性能な基本機能はそのままに、給電・充電用USB端子がType‑Cへ変更され、グリップ形状の改善など、使い勝手がさらに向上したモデルです。
OM SYSYTEM Tough TG-7
撮影:西森明日科
