SUPフィッシング

釣りにおすすめSUPボードを厳選!ボード選びの基礎知識と選び方

近年、人気を高めているSUPフィッシング

より自然を身近に感じることができ、解放感たっぷりなSUPでの釣りは魅力がいっぱい!

今回はそんなSUPフィッシングに挑戦したい方向けに、SUPボードの基礎知識とおすすめ製品をPICK UPしました!

目次

アイキャッチ画像出典:楽天市場

SUPフィッシングとは

SUPフィッシングボード
出典:楽天市場

SUP(スタンドアップパドルボート)に乗って手軽に沖釣りが楽しめるSUPフィッシング

SUPはサーフボードの一種で、通常のサーフボードに比べて横幅や全長が大きく、高い安定性を持つのが特徴です。

ボートやカヤックに比べてコンパクトに持ち運べるため、より気軽に沖釣りを楽しむことができます。

 

-SUPフィッシングの魅力-

  1. ●免許不要で手軽に沖釣りが楽しめる
  2. ●陸っぱりからは届かないポイントを攻めることができる
  3. ●人的プレッシャーから解放される
  4. ●ボートやカヤックに比べ、収納・持ち運びがしやすい

SUPフィッシング|ボードの種類

SUPフィッシング

出典:楽天市場

SUPフィッシングで使用するSUPには大別して2種類ものがあります。

空気で膨らませる「インフレータブルボード」と、一般的なサーフボードのような硬いFRPなどで作られた「ハードボード」があります。

インフレータブルボードとハードボードの特徴&メリット・デメリット

ボードの種類メリットデメリット
インフレータブルボード・コンパクトに収納できる

・製品数が多い

・価格が安い

・準備、片付けに手間がかかる

・釣り針が刺さって穴が開く可能性あり

・劣化が早い

ハードボード・インフレータブルよりも安定性が高い

・頑丈な素材で修理もできる

・穴が開くことなく、長く使用できる

・準備と片付けが楽

・運搬方法、保管場所が限定される

・金額が高い

まずは“保管できる場所の有無”・“運搬する手段”があるかどうかを確認の上、ボードの種類を検討してみましょう!

SUPフィッシング|ボードの選び方

インフレータブルボード

出典:楽天市場

ここでは、SUPボードを選ぶ際のポイントについてご紹介します。

選ぶ際のチェック事項ボードを選ぶPOINT
長さと厚み・ボードが長ければ長いほど直進安定性が増す

・厚みがあるほど浮力が増し、たわみに強くなる

・幅が広いほど安定性は増し、スペースが広く使える

・幅が広いモデルはスピードが出しにくい

初めての場合のおすすめ長さ:10~11ft

気室(インフレータブルのみ)空気漏れやパンク対策として、複数気室があるタイプのSUPボードがおすすめ
ボードの装備・ロッドホルダーが設置できるか

・クーラーボックスを固定できるか

おすすめのSUPボード|インフレータブルボード

空気で膨らませて使用するインフレータブルボード

釣りにおすすめのインフレータブルSUPボードをご紹介します。

LAHAINA(ラハイナ) NEW FISHING2 11′

サイズ:335.2cm×91.4cm×10.1cm
適応体重(目安):~100kg
【付属品】
・ボード本体(デッキパッド付)
・3ピースアルミパドル
・リペアキット
・ポンプ
・バッグ
・ロッドホルダー2個
【備考】
・適正空気圧 ボード本体:12PSI ※最大でも15PSI以下にてご使用下さい。
・サイドフロート空気圧:6PSI

ボードの両サイドに別気質のサイドフローターを搭載することで、高い安定性を実現し、釣りに特化したフィッシングパドルボード。

標準で付属しているロッドホルダーは、ワンタッチで取り付けることができ、角度なども自由に調整ができるのも嬉しい点。

バンジータイダウンやクーラー取り付け用のDリングなども装備されており、荷物をしっかりと固定できるので落水時に紛失を防ぐことができます。

また、ボード上面は滑りにくいデッキパッドでできており、抜群の安定感なので、安心して釣りを楽しむことができますよ。

AKUALA(アクアラ) WINDRIDER10'6"

サイズ:320cm×78.7cm×15.3cm
適応体重(目安):~140kg
【付属品】
・ボード本体
・フィン(センター×1、サイド×2)
・パドル
・キャリーバッグ
・プレッシャーゲージ付ハンドポンプ
・補修キット
・リーシュコード

アクアラから発売されているWINDRIDER 10.6’は、安定性が高く釣りはもちろん万能に使えるSUPボードです。

安心のダブルレイヤー仕様で品質に優れており、3分割できるパドルやキャスター付き専用バッグなどが標準装備され、コンパクトに持ち運ぶことが可能。

SUP初心者から上級者までおすすめできるSUPですよ。

Zray フィッシングSUPセット FISHING 11'

サイズ:335cm×81cm×15cm
自重:約10kg
適応体重(目安):~150kg
【付属品】
・バックパック
・パドル
・ポンプ
・リペアキット

ジーレイは、ヨーロッパで人気のインフレータブルボードブランド。

そんなジーレイから販売されているフィッシングSUPセットは、高いコスパで人気のSUPボードです。

バックパック、パドル、ポンプなど、SUPフィッシングを始めるための道具は全て標準装備。SUP側面には拡張性の高いリングが付いており、クーラーなどの固定に使うことができますよ。

Freein(フリーイン) フィッシングSUPセット

サイズ:310cm×78cm×15cm
自重:9.5kg
適応体重(目安):~120kg
【付属品】
・バックパック
・計器付き二重動ポンプ
・コイルくるぶし
・可動センターフイン
・バドル
・修理キット
・入門説明書

口コミでも高い評価を得ているフリーインのSUPボードセット。

持ち運びに便利な専用バッグ、エアポンプやパドル、修理キット(接着剤は別売り)なども付属しており、すぐにSUPフィッシングを始めることができます。

ボード前方にはカメラマウントも付いているため、アクションカメラを取り付けたい人にも最適。

SUPフィッシングデビューにおすすめのSUPボードです。

SOUYU STICK アドベンチャー10'10"

サイズ:329.0cm×96.5cm×15.0cm
自重:12kg
適応体重(目安):~130kg
【付属品】
・トラベルバッグ
・ベーシック カーボン パドル 4pc
・コイルリーシュコード
・GRIトライフィン
・リペアキット防水ポーチ付き(防水収納ポーチ、レンチ、補修用パッチ 2枚)
・ポンプ

ソウユスティックから発売されるアドベンチャーは、フィッシングSUPの最高峰を目指して作られたSUPボード。

ボード両端にアウトリガーを搭載する、3気室構造で高い安定性持ち、コンディションの悪い日でも抜群の安定感で快適に釣りを楽しむことができます。

また水掴みがよく、軽量なカーボンシャフト製パドルが標準装備。

別売りのラックを購入すれば、エレキなどの船外機を搭載することも可能なハイスペックSUPボードです。

おすすめのSUPボード|ハードボード

インフレータブルボードと比べて、準備と片付けに時間が掛からないというメリットもあるハードボード

ここでは、おすすめのハードボードをご紹介します。

LAHAINA(ラハイナ) 釣り名人 10’0’

サイズ:304.8cm×81.2cm
自重:13.5kg
適応体重(目安):~115kg
【付属品】
・ボード本体(デッキパッド付)
・フィン1枚(センターフィン)

ラハイナ釣り名人は一般的なクルージングボードと違い、釣り道具などを置きやすいようにボード上面がフラット仕様のフィッシングSUPボード。

ウッドシートをグラスファイバーで挟み込み、エポキシ樹脂でラミネートされて作られているボードは頑丈かつ軽量な仕上がりで、安定感が高く立って釣りを楽しむこともできます。

別売りでロッドホルダーや魚探の振動子などを取り付けも可能な、拡張性の高いSUPボードです。

LAHAINA(ラハイナ) 釣り名人 11’0’

サイズ:335.2cm×81.9cm×11.1cm
自重:15.5kg
適応体重(目安):~125kg
【付属品】
・ボード本体(デッキパッド付)
・フィン1枚(センターフィン)

ラハイナ 釣り名人シリーズのロングボードモデル。

11ftの全長で更に高い安定性を持ち、デッキ上面がフラットでスペースが広いため、親子でSUPフィッシングを楽しむこともできます。

釣り名人10ftと同様で、シーアンカーやリーシュコードを取り付け可能なカップが複数あり、高い拡張性を持っています。

より安定感の高いSUPボードが欲しい方におすすめですよ。

SUPフィッシング|必要な装備

SUPフィッシングの装備

出典:Amazon

そんな魅力あふれるSUPフィッシングですが、同時に沖に出るということで危険も伴います

快適性だけでなく安全性も十分考慮し、SUPフィッシングを楽しむための装備をみていきましょう!

ライフジャケット

SUPに必要な装備ライフジャケット

出典:楽天市場

ライフジャケットはSUPフィッシングをするにはマストアイテム。

安定性の高いSUPとはいえ、海の状況や不慣れな初心者は転覆してしまうこともあります。

転覆の可能性の高いSUPフィッシングでは、膨張式のライフジャケットは避け固定式のライフジャケットを選びましょう。

また、おかっぱりでの使用を想定したフローティングベストは、ポケットなどが邪魔で転覆した際の再乗艇が難しくなる危険性もあるため、マリンスポーツ用のライフジャケットが望ましいですよ。

ウェットスーツ

SUPで必要な装備ウェットスーツ

出典:楽天市場

SUPフィッシングは、出廷する際に足が濡れてしまったり、波をかぶってしまったり……濡れることを想定した装備も必要です。

寒い時期だと濡れた場所はあっという間に冷えてしまい、命の危険にもなりかねません。

季節や気温に応じた素材、厚みのウェットスーツを用意するようにしましょう。

パドル

SUPフィッシングに必要な装備パドル

出典:楽天市場

SUPに推進力を与えるために必要になのがパドル

パドルには大きく分けて2種類あり、片側のみパドルが付いたシングルブレードパドルと、両端にパドルの付いたダブルブレードパドルがあります。

材質や値段も様々で、アルミ製のものから軽量なカーボン製のものから、保管時にコンパクトに収納できるマルチピースモデルなど……使用状況や必要用途に合わせて最適なパドルをチョイスしましょう。

リーシュコード

SUPフィッシングに必要な装備リーシュコード
出典:楽天市場

転覆の際にボードが自分から離れないよう、SUPボードと足を繋いでおく役割のリーシュコード

リーシュコードを選ぶ際は、ボードの長さ〜1ft(約30cm)を目安に選ぶと良いでしょう。

コードが短すぎると、波打ち際で転覆した際にボードが体から離れ切らずに自分に衝突してしまいます。

マリンシューズ

SUPフィッシング必要装備マリンシューズ

出典:楽天市場

暑い夏場など裸足でSUPフィッシングをしたくなりますが、釣り針が刺さったり、魚の鋭いヒレが刺さったりする危険が伴います。

そのような危険から身を守るためにマリンシューズがあると安心。

マリンシューズはボードの上でも滑りにくく、快適に釣りができるのでおすすめですよ。

防水ケース

水に浮かぶiPhone防水ケース

出典:Amazon

濡れることが当たり前のSUPフィッシングでは、防水ケースにスマートフォンや車の鍵を入れておきましょう。

浮くモデルの防水ケースがおすすめですよ。

その他必要装備

-タックル以外|釣りに必要な装備-

  1. ・ランディングネット
  2. ・フィッシュグリップ
  3. ・クーラーボックス
  4. ・フィッシンググローブ

また、水面からも強い紫外線を受けるので、日焼け対策は万全にしましょう。

とくに夏場は熱中症の危険もあるため、帽子やレギンス、ラッシュガードなどの着用をおすすめします。

SUPフィッシングの危険性と注意点

SUPフィッシング

出典:Amazon

ついつい釣りに夢中になってしまいがちですが、「常に危険と隣あわせ」ということを念頭に置いておく必要があります。

『出航するときは穏やかな海だったのに、帰る頃に様子が急変して遭難してしまった』なんてことにもなりかねません。

海の状況や天気予報を確認しながら、安全にSUPフィッシングを楽しむようにしましょう。

SUPフィッシングの危険性|天候

あっという間に変わることもある海の天気。

ものの数分で急に風が吹いてきたり、うねりが強くなったりして陸に帰れないなんてことにならないように、事前の予報はもちろん、釣り中でも天気予報は必ず確認しておきましょう。

風が強い日、うねりが強い日は無理に釣行せず、勇気を持って釣りをやめるようにするべきです。

SUPフィッシングの危険性|船との接触事故

SUPフィッシングは、漁船などの船と遭遇することもあります。

船から素早くこちらの存在を認識してもらうためにも目立つ服装やボードにフラッグを立てて、存在をできるだけアピールするようにしましょう。

大きな船は小さなSUPの存在を見落として接触してしまう危険性もあるため、周りに船がいるときは釣りを中断し、船が通り過ぎるのを確認してから釣りを再開するようにしましょう。

SUPフィッシングの注意点|ボードの点検

海に出発する前に必ずボードの点検は必須。

よくに空気を入れて膨らませるインフレータブルボードは空気が抜けていないか、事前に確認することが大切です。

万が一、ボードに穴が開いてしまった時のために、防水テープも用意しておくと安心ですよ。

また、パドルの破損や紛失もあり得ることなので、できれば予備のパドルを携行するようにしましょう。

SUPフィッシングの注意点|スマホの水没

万が一沖で遭難してしまった時、海上保安庁に連絡するために必要なスマホ。

常に身に着けて、浸水しないよう防水ケースに入れておくようにしましょう。

 

SUPフィッシングの作法
  • 日の出前に出艇しないこと(漁船に見えないばかりか、波が見えないので転覆するリスクあり)
  • ライフジャケットは必ず着用(マリンスポーツ用推奨)
  • 携帯は必ず防水ケースでライフジャケットに固定すること(緊急事は“118”を覚えておきましょう

より自然を感じやすいSUPフィッシングで釣りを楽しもう

出典:楽天市場

おかっぱりでは決して味わうことのできない、魅力あふれるSUPフィッシング。

手軽に沖に出ることができ、釣り初心者でも好ポイントに入りやすく、釣果を上げやすいというメリットもあります。

これからSUPフィッシングを始めたい人や、新しいSUPボードを探しているという人も、本記事を参考にお気に入りのSUPボードをみつけてみてくださいね。

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