カヤック買ったら人生変わった!
TSURI HACK読者のみなさま、はじめまして。カヤックで釣りを楽しんでいる、JUNです。
筆者自身、お小遣い制のアングラーで、長らくオカッパリからの釣りをメインとしていました。
そんな私が次のステップとして、カヤックフィッシングに傾倒していった理由と、その魅力についてお伝えしたいと思います。
カヤックフィッシングを始めた理由
オカッパリで楽しめる釣りに“限界”を感じていた
☝︎遠征すれば一晩中シャクリ続ける。疲労困憊の日も少なくありません
もともとエギングは大好きだった筆者。アオリイカを釣るためには、まずはエントリーポイントの争奪戦に勝たなければいけません。堤防は潮当たりのいいポイントに入れなければ、釣果を得る難易度は一気に上がります。
足場の良い堤防は人気が集中するため、人を避けるように磯からもエントリーしていました。しかし、場所によっては崖を降りるポイントもあったりと、身の危険を感じること多々……(ポイントに入るのは夜間でしたから、なおさらでした)。
比較的イカがスレていることの少ないサーフエギングでも、アオリイカが回遊してくるタイミングまでシャクリ続けなければいけません。
そんなとき、友人から譲り受けた一艘のカヤック
一緒にエギングを楽しんでいた友人が、『手漕ぎカヤック』→『足漕ぎカヤック』に乗り換えることに。
それまで友人の釣果を羨ましく見ていましたが、なんとこのタイミングで運良く手漕ぎカヤックを譲り受けることができたのです(その後、自分でもカヤックを再購入)
ハイエースを元々所有していたこともあり、そのまま“車内積み”できることも譲り受ける後押しとなりました。
それまで、陸からキロオーバーのアオリイカを釣るのは、とても容易なことではありませんでした。
カヤックを「買ってよかった」と感じた瞬間
釣り場所は無限
人気の堤防や磯などは、ポイントがすでにアングラーで埋まっていることが多く、入れたとしても探れるエリアは限定的です。
カヤックで沖に出てしまえば探れるポイントは無限。堤防のように隣の釣り人に気を使う必要もありません。
無限と言っても、漁港周辺の航路や定置網周辺など、釣りをしてはいけないポイントというのも存在しますので、注意が必要です。
水面との距離が近くてエキサイト
☝︎カヤックにおける魚とのやりとりは、水面が近いので迫力満点!
大きな青物がかかるとドラグが出るばかりでなく、青物のパワーでカヤックも引っ張られます。ロッドワーク、カヤックの操船、取り込みを全て一人で完結させる達成感は計り知れません。
カヤックは自分が船長
遊漁船と違い、カヤックは自分が船長であり主人公。やりたい釣りを自分で考え、組み立てることができます。ティップラン〜LTアマダイのリレーなど、自由にできるのもカヤックフィッシングの魅力ですね。
カヤックフィッシングは天候を十分に把握すべし
陸からの釣りに比べポイント選択の自由度などは高いものの、天候に左右されるという点では、カヤックフィッシングができる状況は限定されてしまいます。
スキルによりますが、安全に楽しめるのは波高0.5m、風速3mまででしょう。『Windy』や気象庁の沿岸波浪予想、『海天気.JP』など、色々と情報を収集できるツールで天候を把握しておきましょう。
基本的なルールについて
- ・日の出前に出艇しないこと(漁船に見えないばかりか、波が見えないので転覆するリスクあり)
- ・ライフジャケットは必ず着用(カヤックフィッシング用推奨)
- ・目立つフラッグを掲げること(海上ではカヤックは小さいので目立たせる必要があります)
- ・携帯は必ず防水ケースでライフジャケットに固定すること(緊急事は“118”を覚えておきましょう)