人気のミドルクラスジギングロッド
ゲームタイプJは、2020年にシマノから発売されたミドルクラスのジギングロッドシリーズ。
“絶対的基本性能”をコンセプトに、レスポンス・パワー・軽さのバランスを追求したシリーズです。
本記事では、元釣具屋の筆者がゲームタイプJの使用感をお届けします。
ラインナップ
・スピニングモデル
品番 | 全長(ft/m) | 継数(本) | 自重(g) | 仕舞寸法(cm) | ジグウェイト(g) | 定価(円) |
S64-1 | 6’4″/1.93 | 2 | 145 | 143.1 | 〜150 | 37,500 |
S64-2 | 6’4″/1.93 | 2 | 155 | 142.6 | 〜160 | 38,000 |
S60-3 | 6’/1.83 | 2 | 157 | 134.1 | 〜180 | 38,000 |
S64-3 | 6’4″/1.93 | 2 | 160 | 143.1 | 〜180 | 38,500 |
S510-4 | 5’10″/1.78 | 2 | 162 | 128.1 | 〜210 | 38,500 |
S62-4 | 6’2″/1.88 | 2 | 162 | 138.1 | 〜210 | 39,000 |
S510-5 | 5’10″/1.78 | 2 | 187 | 127.6 | 〜250 | 39,500 |
S56-6 | 5’6″/1.68 | 2 | 247 | 114.1 | 〜300 | 40,000 |
S56-7 | 5’6″/1.68 | 2 | 257 | 113.6 | 〜350 | 41,000 |
S53-8 | 5’3″/1.6 | 2 | 285 | 105.5 | 〜400 | 42,000 |
・ベイトモデル
品番 | 全長(ft/m) | 継数(本) | 自重(g) | 仕舞寸法(cm) | ジグウェイト(g) | 定価(円) |
B60-2 | 6’/1.83 | 2 | 150 | 140.4 | 〜160 | 37,500 |
B60-3 | 6’/1.83 | 2 | 155 | 141.4 | 〜180 | 38,000 |
B60-4 | 6’/1.83 | 2 | 162 | 140.4 | 〜210 | 38,500 |
B60-5 | 6’/1.83 | 2 | 175 | 139.4 | 〜250 | 39,500 |
B56-6 | 5’6″/1.68 | 2 | 247 | 105.3 | 〜300 | 40,000 |
B56-7 | 5’6″/1.68 | 2 | 260 | 104.8 | 〜350 | 41,000 |
B53-8 | 5’3″/1.6 | 2 | 295 | 96.8 | 〜400 | 42,000 |
S62-4を購入
筆者は関西在住とあって、丹後方面、大阪湾方面で150〜200g程度を使えるスピニングロッドを探していました。
S62-4とS510-5の2本が候補でしたが、店頭で確認したところS510-5は少し硬めでレングスも短かいので汎用性に欠ける印象を受けたため、最終的にS62-4を購入しました。
ゲームタイプJの特徴
まずはゲームタイプJのスペック的な特徴を紹介します。
ブランク
ブランクはスパイラルXコアとハイパワーXが採用されています。
ナノアロイ®︎テクノロジーを採用したカーボンテープにより、高いネジリ強度とつぶれ強度を実現。
これによって細身軽量に仕上げられ、復元力にも優れるのでジャーク時の疲労が軽減するようです。
ガイド
ガイドはすべてSiCリングのステンレスフレームです。
元ガイド(6番ガイド)のみダブルフットで、残りはすべてシングルフットを採用しています。
リールシート
シマノ独自のカーボン素材であるCI4+製のリールシートを搭載。
表面にはラバーコーティングが施されており、グリップ力を高めています。
S62-4をインプレ
ここからはゲームタイプJ S62-4の使用感をお届けします。
ワンピッチからハイピッチにも対応
明石海峡のカケ上がり、水深70〜40mで200gのジグをジャークした様子です。
ワンピッチからロングジャークまで、ブランクが素直に大きく曲がって素早く復元します。
曲がった分だけしっかり復元してくれるため、余分な力を加えなくてもジグがしっかり動いてくれ、謳い文句通りに“省エネなジギング”が可能です。
復元が遅すぎず速すぎるわけでもないため、ワンピッチもハイピッチもロングジャークも幅広くこなせます。
価格以上の軽さ
自重は162gと、4番クラスのジギングロッドとしてはかなり軽量です。
他のロッドのスペックを見ると、ハイエンドクラスと同等なことがわかります。例えると、“5万円の軽さ”といったところでしょうか。
軽い分だけ、テンポよくジャークでき、1日釣りをしても疲労が少なく、感度も高いような気がします。
強度とパワーが十分という前提ですが、やはりジギングロッドも軽いに越したことはありません。
強度&パワーも抜群
細身軽量で大きく曲がる設計のロッドですが、曲げ込んでもバットがしっかり残っているので余裕をもってファイトできます。
明石の速い潮流の中で70cm前後までのメジロ・ハマチをたくさん掛けましたが、パワー不足を感じたシーンはありません。
ブリはまだ釣れていませんが、曲げ込んだ感覚では難なく対応できそうな印象です。
150g前後のジグが扱いやすい
ジグの形状や水深、潮流にも左右されますが、150〜250gのジグをシャクってみたところ、150g前後の操作感が一番気持ちいいです。
200gを超えるとロッドの復元する速度がやや遅く、ピッチの速いジャークが少しやりにくく感じました。
これは逆を言うと、オーバーウエイト気味のジグをわざと乗せてロッドの反発を殺し、ジグの動きを適度にセーブして誘えるということでもあります。
使いやすいベーシックなロッドです!
S62-4は150〜200g程度のジグが扱いやすく、近海のジギングを広くカバーできる1本です。
操作性・パワー・疲労の少なさ、どの点をとってもレベルが高く、まさにコンセプト通りの“基本性能の高さ”を感じられると思います。
誰でも扱いやすいジギングロッドなので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
シマノ ゲームタイプJ S62-4
継数:2本
自重:162g
仕舞寸法:138.1cm
適合ジグウェイト:MAX210g