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船タコの仕掛けの画像

船タコの仕掛けは3パターン!エギ・スッテ・テンヤの特性や使い分けのポイントを解説

関西を中心に人気爆発中の船タコ。一昔前まではテンヤの手釣りだけでしたが、近年は仕掛けも多様化。タコエギ・スッテ・タコテンヤそれぞれの特性や使い分けのポイントを解説します。

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目次

アイキャッチ画像提供:tsuki

多様化が進んだ船タコ

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船のタコ釣りといえば、10年ほど前まではテンヤの手釣り一択でしたが、近年は人気の上昇と相まって仕掛けの種類が非常に多くなりました。

たくさんの仕掛けが売られていますが、釣果を上げるには仕掛けの特性や使い分けを理解しておくのが大切です。

本記事では、元釣具屋の筆者が3パターンの仕掛けを解説します。

タコエギ

タコエギの画像

パッと見はイカ用のエギに見えますが、針が大きくて上方向にしかなく、根がかりしにくくなっているタコ専用のエギです。

タコエギの画像

タコエギにはもともとオモリが付いていますが、船宿指定号数のオモリを組み合わせて使用します。

専用のサルカンを用い、エギを複数個接続するのが一般的です。

タコエギの使いどころ

根掛かりしにくくて海底での安定感も高いため、オールラウンドに使えますが、とくに潮が速い時におすすめです。

障害物に掛かりにくく、アタリか否かの判断がしやすいため、入門者の方が使うのにも適しています。

乗りが悪い場合は、ワイヤーを使って背面にエサを巻くのが有効です。

おすすめのタコエギ

船タコで人気・実績抜群のエギです。

ラトル内蔵、ブレード付きでアピール力が抜群。

リーズナブルでカラーラインナップも豊富です。

僅かなロッドワークでもレスピンスよく反応するスリムなデザインが特徴。

大小のバーブレスフックの組み合わせにより、掛かりがよく、バラシを軽減します。

アイが複数あるのでカスタマイズ性も高いです。

ワーム素材でできた爪が特徴です。

絶妙な水中姿勢で、爪を振り上げてタコにアピールします。

フックはゆっくり引っ張れば伸びる硬度に設計されており、根掛かりしても回収率が高いです。

スッテ

タコスッテの画像

スッテはタコエギより小さく、オモリが付いていないので高浮力なことが特徴です。

タコエギとは異なり、全方向にフックがある全傘タイプのものが多い傾向にあります。

タコスッテの画像

仕掛けの組み方は、タコエギとまったく同じです。

スッテの使いどころ

全方向にフックがあるので小型のタコでも掛かりやすく、乗りが悪い時におすすめ。

反面根掛かりしやすく、少し何かが引っ掛かっただけでもアタリと勘違いすることが多く、根の荒い場所には不向きです。

タコエギと組み合わせて動きの違いを出してアピールするのも有効です。

おすすめのスッテ

小さなフォルムでふわっと大きく踊るスッテです。

身に深く刺さるワイドゲイプフック仕様でバラしを軽減しています。

根掛かりの場合は針先が伸びるので回収しやすいです。

ボリュームのあるスカートがアピール力抜群のスッテです。

スナップ付きなので仕掛けのアレンジが簡単。リーズナブルな点も魅力です。

ツイン仕様のスッテです。桐製ボディの絶妙な浮力により、漂ってアピールしつつ根掛かりも軽減してくれます。

ヘビーデューティー仕様のフックなので大物がきても安心です。

タコテンヤ

タコテンヤの画像

竹やプラスチックの板に針とオモリを取り付けた伝統的な漁具です。

アジやカニ、豚の脂身、手羽先などのエサをワイヤーかヒモで固定します。

エギやスッテとは異なり、リーダーを直結して使います。

タコテンヤの使いどころ

フックが大きくて小型のタコが掛かりにくく、大きなエサを固定できるため、大型狙いに効果を発揮します。

エサを使うのでどうしても手返しが悪くなり、高活性時の数釣りには向きません。

エギやスッテと比較すると必要な小物が少ないため、リーズナブルに収まります。

おすすめのタコテンヤ

高バランス設計のタコテンヤです。

エサを装着しやすいピンが付いており、素早くエサ付けができる上にエサがあまりズレません。

糸通しシステムを採用しており、障害物に当たっても糸に傷が入りにくいことも魅力です。

エサを選ばずきっちり固定できるテンヤです。

転ばず、遊びが少ない独自形状のオモリが付いているので感度も抜群。

広角で先の鋭いフックは掛かりとキープ力に優れます。

大小異なる3本鈎でタコを捕らえるテンヤです。

固定用の剣山やポッチでエサずれを徹底防止。

海底で安定しやすいインゴットシンカーで速潮にも対応します。

必要な仕掛け小物

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タコエギやスッテを使用する場合に必要な小物を紹介します。

サルカン

エギやスッテを複数個接続するのに必要なアイテムです。

3個付けられるトリプル仕様のものもありますが、船によっては禁止されているところもあるので注意してください。

集寄

集寄は仕掛けのアピール力をアップさせるためのアイテムです。

大きな集寄は潮の抵抗を受けてアタリが判りくくなるため、できるだけコンパクトなものを選びましょう。

オモリ

オモリは無垢鉛のものでも釣れますが、アピールの強い派手なものがおすすめ。

転がりにくく、仕掛けを踊らせやすい形状のものも売られています。

仕掛けを使い分けて目指せ爆釣!

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タコ釣りはシンプルかつ手軽な釣りですが、ちょっとしたことで反応が変わる奥深さもあります。

潮やタコの活性次第では、エギで数釣りできる時、スッテじゃないと乗らない時、テンヤで大型を狙える時などさまざまです。

いろんな仕掛けを用意して状況の変化に対応し、クーラーボックス満タンを目指してくださいね!

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筆者の紹介

tsuki

関西出身の元釣具屋。釣具店時代の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます♪

釣りはいろんなジャンルをしていますが、その中でも好きな釣りはタナゴ釣り。

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