“何してるかわからない”を解消してくれるシンペン

シンペンを使うと手元に感触がなく、動いているのか不安になる——。
そんな悩みを持つアングラーは少なくありません。
その悩みを抱えているアングラーにこそおすすめなのが、ポップシークルーの『バンク82S』。
2年前に購入し、干潟から河川、港湾まで、幅広い釣り場で使う筆者が、その実力をインプレしていきます!
スペック
サクッと釣果紹介

『BANK 82S』では、昨年は87.5cmを筆頭に良型を多数キャッチしています。
食いが渋くなる12月でも安定して反応がありました。

今シーズンも干潟や河川で好調が続き、筆者的冬の定番ルアーとして信頼を深めています。
バンク82Sの優れている5つのポイント
1.シンペン特有のスカスカ感がない

小さなリップが設けられており、巻き抵抗を感じやすく「今どこを泳いでいるのか」を把握しやすいのが特徴です。
そのおかげで「今どこを泳いでいるのか」が把握しやすいのが特徴です。
かといって引き抵抗が大きすぎずにちょうどよく、水流の変化もしっかりと捉えられます。
また、レンジキープ力が高く、ある程度オートマチックに泳ぐ層を維持してくれます。
山下
スカスカ感がなく、さらにはレンジキープ力もあるので、シンペンに苦手意識がある人でも使いこなせるはずです!
2.横風に強い

シンペンを使う上で厄介なのが横風。
風が吹くとラインとともにルアーが流され、思ったコースをトレースしにくくなります。
しかし、バンク82Sなら、横風でも大きく流されにくく安心して使えます。

横流れしそうになった際にショートリップが抵抗となり、泳ぎを安定させてくれます。
その結果、狙ったラインをしっかりキープでき、自然なドリフトが可能です。
3.重心移動システムでかなり飛ぶ

シンペンはよく飛ぶルアーではありますが、その中でもバンクはかなり飛距離を稼げる印象です。
これは重心移動システムを採用しているためで、ロッドを振り抜けば風を切るように伸びていきます。

シンペンに重心移動システムを組み合わせると「立ち上がりが悪いのでは?」と思う人もいるはず。
しかし、ショートリップがあるためか、着水時にウェイトが前方へ移動し、素早く泳ぎ始める印象です。
実際に、着水からハンドル2回転くらいでシーバスがヒットすることも多数あり、その立ち上がりの良さを実感しています。
山下
遠投が必要だけど、狙う場所はピンスポットーー。
そんな場面でも活躍してくれますよ!
4.超スローリトリーブでもしっかりと動く
筆者がよくする使い方は、エクストラハイギアのリールでハンドル1回転に2秒ほどかける超スローリトリーブ。
かなりゆっくりなリーリング速度ですが、それでもしっかりと動き、スラロームアクションを発揮します。
また、アクションの安定性が非常に高く、破綻せずに安定して泳ぐ点が魅力です。
山下
幅が狭く、激しくないスラロームアクションで、プレッシャーが高いエリアや大型シーバスにも効果抜群です!
5.なのに早巻きでも使える
普通のシンペンであれば、早巻きをするとアクションが破綻してしまい、水面から飛び出してしまいます。
それはそれでボイルしているシーバスには効果がありますが、常に水面下を泳がせたい場面もあります。
バンクは早巻きをすると、ミノーに近いウォブンロールアクションを発揮。
スピードを上げても姿勢が崩れず、狙ったレンジをしっかりトレースできます。
山下
早巻きにも対応することで、スローに反応しない魚を狙える幅が広がり、さまざまな場面で活躍します。
スカスカ感ゼロ!流れを感じて釣る楽しさを再発見

シンペンが苦手な人でも安心して使える『BANK 82S』。
しっかりと水をつかみ、流れを感じながら操作できる心地よさがあります。
スローでも速くても破綻せず、季節やフィールドを問わず活躍してくれます。
山下
「何をしているかわからない」から「流れを感じて釣る」へ——。
このルアーで、シンペンでシーバスを釣る楽しさを味わってみてください!
撮影:山下洋太
ポップシークルー バンク 82S
| サイズ | 82mm |
|---|---|
| ウェイト | 14g |
| フック | #6 |
| リング | #3 |
