タイラバのスカートを考える
タイラバ(鯛カブラ)においてスカートは、仕掛けのボリューム感を増してマダイにアピールする役割があります。
ヘッドやネクタイと比較すると存在感が薄いアイテムですが、釣果を伸ばすためには注目すべきです。
本記事では、元釣具屋の筆者がスカートの選び方を解説し、おすすめのアイテムを紹介します。
スカートの選び方
スカートの基本的な選び方を紹介します。
スカートを選ぶ際は、カラー・素材・ボリュームの3点に注目してください。
カラー
スカートのカラーはヘッドやネクタイと同じくオレンジやレッドが定番です。
アピール力を高めたい場合は、ネクタイと異なるカラーを取り付けるのもおすすめ。
逆にアピールを抑えたい状況では、ネクタイと同系統のカラーを選ぶのがセオリーです。
素材
スカートの素材は、柔らかいゴム製とハリの強いシリコン製の2種類があります。
最近は動きが強くて耐久性も高いシリコン製が人気ですが、少しでも動きを抑えてアピールを弱めたい場合はゴム製が適しています。
ボリューム
スカートのボリューム(量)でもアピール力が変わり、ボリュームが増えればアピールが強く、少なくなれば弱くなります。
また、ネクタイの動きを良くしたい場合やアピール力をさらに落としたい場合は、“スカートを付けない”という選択肢もあります。
おすすめのスカート5選
数あるスカートの中から、人気が高いおすすめのアイテムを集めました。
スカート選びに迷っている方は、この中から選べば間違いありませんよ!
表面に凹凸が設けられたシリコン製スカートです。
凹凸が乱流を起こしてマダイにアピールします。
スカートの先端がまとまっているので交換する時に便利です。
水押しに優れる扁平形状のスカートです。
動きがよく、しっかりと水を動かすのでアピール力に優れます。
端残しカットなのでチューブなどに通しやすいところもGOODです。
発光力が高い夜光塗料「ルミノーバ」を用いたシリコン製スカートです。
高輝度発光が長時間続くので強い視覚的アピールを発揮します。
深場や濁り潮、曇天時などにおすすめのスカートです。
適度なハリとしなやかさが特徴のシリコン製スカートです。
素材や厚み、太さなどを最適化し、水流を整えるように設計されています。
扁平形状なので水押しは強めです。
マダイが好む海老パウダーと海老オイルを配合した新素材のネクタイです。
匂いと味の効果で深いバイトを誘発し、フッキング率がアップします。
水中での動きにもこだわって設計されているので、動きと匂いと味の3要素でマダイにアピールできます。
スカートの交換方法
ここからはスカートの交換方法を解説します。
製品によって微妙に取り付け方が異なるため、実際に行う場合はあらかじめ取り付け方法を確認しておきましょう。
チューブを使用する場合
チューブを使用すると、ネクタイとスカートを束ねて収納できるのでタックルボックスが散らかりにくいことがメリットです。
しかし、交換する場合はラインを切る必要があり、少しだけ手返しが悪くなります。
ハリスなどでループを作ってチューブの中に通す。
ループの中にスカートを入れる。
ループを引き抜き、チューブの中にスカートを通す。
チューブをスカートの真ん中に移動させる。
サルカンやプラスチックパーツをチューブの真ん中あたりに入れ込んで完成です。
ストッパーを使用する場合
プラスチック製のストッパーを使用すると、簡単かつスピーディーにスカートを交換できます。
ただし、チューブのようにスカートを束ねられないため、収納面では不便です。
プラスチックパーツを上方向にずらすだけでスカートが抜けます。
交換するスカートをアシストフックのループの中に入れる。
プラスチックパーツで押さえこんで完成。
スカート選びもこだわろう!
スカートはヘッドやネクタイに比べると軽視されがちで、近年は不要とする意見もあります。
しかし、スカートがあることでより変化に富んだアピールができ、フックがネクタイに絡むのを軽減することができます。
ぜひ、スカート選びにもこだわって釣果をアップさせてください!
筆者の紹介
tsuki
関西出身の元釣具屋。釣具店時代の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます♪
釣りはいろんなジャンルをしていますが、その中でも好きな釣りはタナゴ釣り。