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冬の琵琶湖でのバス釣り

【琵琶湖バス釣りレポートVol.2】シャローとディープを使い分けて「真冬のビッグバス」を狙う!

琵琶湖ガイドの古瀬泰陽が琵琶湖の近況をレポート!2020年末に日本列島を覆った大寒波が原因となり、南湖で3°C台、北湖では7°C台を記録。ディープの特に安定している環境を探して釣っていくか、捕食のタイミング等でシャローに上がってくるバスを狙うかで、真冬の貴重な釣果へと繋がります。

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目次

記事内画像撮影:古瀬泰陽

最低水温になった琵琶湖


年が明けたのとほぼ同時に最低水温となった琵琶湖。

2020年末に日本列島を覆った大寒波が原因となり、南湖で3°C台、北湖では7°C台を記録しました。

特に南湖では3°Cという最低水温だけではなく、日中は日光によって暖められ少し水温上昇があり、その晩にはまた一気に水温低下という不安定な日が続き、私も釣果を出す事が出来ませんでした。

この状況下で強くなるのが北湖。

ディープの特に安定している環境を探して釣っていくか、捕食のタイミング等でシャローに上がってくるバスを狙うかで、真冬の貴重な釣果へと繋がります。

北湖のディープは安定感がある!

北湖のディープ、特に水深10mを超えるエリアでは気温の影響を受けづらく、冬だけでなく一年を通して安定しています。

その安定した環境は多くの生物としても生活しやすく、バスのストックも多いため、冬場のエリア選択では欠かせない要素です。

ただ”ディープ”と一言で言っても広大すぎる上に、バスはストラクチャーを好む魚。

琵琶湖北湖の場合、漁礁、オダ、沈船など、多くの沈み物が点在するので、それらをランガンしていく事が真冬のセオリーの一つです。

ディープの障害物を探る時は、根がかりも多いのでスナッグレス性の高いルアーがベスト!

カバースキャットやイモリッパー95等、高比重ワームのノーシンカーはナチュラルに誘えて、スレたバスにも効果的です。

食い気が薄い時には、ガード付きのフットボールラバージグでリアクションの要素で釣っていきます。

真冬でも必ずある捕食のタイミング

真冬の定番はディープエリアですが、そのディープに隣接するシャローも見落としてはいけません。

ディープでは捕食体制に入っても、ベイトフィッシュを追い詰められる地形でなければ捕食に失敗する事があり、シャローに上がって捕食するバスが存在します。

シャローは水温が不安定な事や、鳥などの外敵といったマイナスの要素が多いのですがそれでも上がってくる理由は”捕食”。

つまりそれだけスイッチの入ったバスがいる可能性が高いという事です。

巻物をメインにシャロー全体を探りましょう。

特にアラバマは広範囲にアピールが出来るのでオススメ。

水温が上がりきった午後や夜になる前の夕マヅメは必ずチェックしています。

最低水温になってから時間が経過した南湖

3°C台を記録してすぐは全くと言える程無反応だった南湖も、しばらく時間ぎ経過するとその環境に慣れてきて捕食を再開します。

最低水温の中で少しだけでも水温上昇する日中から夕方にかけてがバスにとっての捕食タイム。

現在では水温も上がってきて、南湖でも7℃台になりましたが、

それでもまだバスがあまり動けていないので、私は一点で誘えるライトリグで釣っています。

今年の南湖は去年に比べてウィードの残りも多く、茶色くなり完全に倒れているウィードより、活々とした緑色の元気なウィードを探して撃っていきます。

冬の定番ではありますが、オススメはアクティバ沖からカネカ沖の4mにあるウィード。

ベイトが絡む所ではアラバマでもサーチ

元気なウィードを探しながら釣りをしていくと、所々ベイトフィッシュが絡む場所があります。

この時期、南湖でのメインベイトとなるのが鮎の稚魚である”氷魚”(ひうお)。

氷魚にリンクしているバスにはアラバマリグがオススメ。トレースコースが多少ズレてもアラバマリグの集魚力でカバー出来ます。

寒さに負けないビッグフィッシュが付いている事があり、ベイトフィッシュの存在は期待の持てる要素です。

 

次項:真冬の琵琶湖一押しルアー

真冬の琵琶湖一押しルアー

フットボールラバージグ

ガードが付いているので根がかり回避能力が高い。リアクション要素を高めたい時はウエイトの重い物を選択しましょう。

 

アラバマ

▼本体


ワームを7本セット出来てハイアピール!ブレードカラーは水の色で分けています。クリアな場所ではガンメタやシルバーを選択。濁りがある場合はゴールドを使用。

▼ジグヘッド


ジグヘッドにブレードが付いていて、ステルス7と合わせると更にアピール度アップ!

ステルス7のセンターに1/8ozをセットし、周りには1/16ozをセットしています。

太軸フックなのでビッグフィッシュが掛かっても安心出来ます。

▼シャッドテールワーム


アラバマリグ使用時の王道的なワーム。

少し硬めのマテリアルですが、しっかり安定した泳ぎをしてくれるのでリーリングスピードも選ばず扱いやすい!

アラバマのおすすめメタックル

私の場合、アラバマリグで心掛けているのは”即掛け”。

一般的にはしっかり重みが乗るまで待ってからリーリングを入れつつアワセると言われていますが、

ショートバイトを瞬発的にアワセていくとしっかり掛かるケースも多かったので、私の場合ほとんどが即アワセ。

高感度と俊敏さがタックルセッティングに必要となってきます。

ロッド

メジャークラフト DAYSビッグベイト1ピース DYC-68BB

全長:6.8f t継数:1 ルアー:1-3oz ライン:16-30lb アクション:レギュラーファースト
本来ビッグベイト用として開発したDYC-68BB。

私の求めるアラバマのタックルセッティングには理想的でした。

ヘビーラバージグにも対応出来る高感度と、6.8フィートのレングスで突然くるバイトにも瞬時に反応出来ます。

リール

ダイワ 17 スティーズ A TW 1016HL

巻取り長さ(cm/ハンドル1回転):67 ギヤー比:6.3 自重(g):190 最大ドラグ力(kg):6 スプール径(mm):34 標準巻糸量ナイロン(lb−m):14(0.31mm)−115、16(0.33mm)−100 ベアリング(ボール/ローラー):8/1 ハンドル長さ(mm):90

巻物やボトムタッチ系などオールラウンドに対応出来るギア比6.3:1は、当然アラバマに最適です!

剛性の高いボディなので重量級ルアーも難なく扱えます。

ライン

アラバマをはじめ6oz程度までのビッグベイトも、このタックルセッティングで扱っています。

25lbまでの太さを想定していますが、アラバマを使用する場合は弾かれないためにも、ラインの程良い伸びも必要になるので20lbを使用しています。

なによりこのモンスターブレイブZ、めちゃくちゃ強い!

真冬のバス釣りは上達へのプロセス

冬は決して簡単に釣れる訳ではありません。バイトが何時間も無いのも普通。

そしてシビアなロッドワークや、的確なエリア選択が必要となってきます。

冬場、貴重な一本を釣るために集中して釣りをしていると、その釣りが自分のベースとなります。

春になりバス達も大きく動き出す頃、今までより集中力を持って正確なルアーコントロールが出来るようになっているとレベルアップした事を釣果として実感出来るので、寒さが辛くても冬のバス釣りはオススメです!

ライタープロフィール

古瀬泰陽

株式会社EMPIREの代表取締役。

琵琶湖ではバスフィッシングガイドを行い、アパレルブランドFIELDCULTUREを経営しています。

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