イソメ

イソメはなぜ「最強の釣りエサ」なのか?その理由やオススメの仕掛けをまとめて紹介!

海釣りの定番のエサといえば「イソメ」が有名ですが、しかしなぜこれほどまでに「イソメ」が注目されるのでしょうか?
今回は「イソメ」がなぜ釣れるのか、その特徴から付け方・仕掛けまでをご紹介します!

目次

記事内画像撮影:アナハゼティ

イソメとは

イソメ

イソメは環形動物門多毛網遊在目イソメ科に属する海産動物の総称で、主に浅瀬の砂地などに生息しています。

中には1mを超える種類も居ますが、我々が普段釣りエサとして使用しているのはその中でもごく一部の種類です。

種類

イソメ

一般的なイソメの種類として「青イソメ」や「赤イソメ」があります。

「赤イソメ」は「青イソメ」の中でも特に赤の発色の強いものを指し、赤い青イソメが「赤イソメ」

ということになります。ちょっとややこしいですね(笑)

またイソメと同じ多毛網に「ゴカイ」がいますが、こちらはゴカイ科に分類されるため厳密にはイソメとは違う生き物です。

「ゴカイ」は「イシゴカイ」と呼ばれ、アオイソメと比較すると細く柔らかいのが特徴です。

釣り餌としての“イソメ”のメリット

それでは「イソメ」の良い特徴をいくつかご紹介します。

①生命力

イソメ

イソメは生命力が強く、水無しでも保存が可能です。

釣具屋さんでイソメを購入すると砂(バーミキュライト)を一緒に入れてくれます。

これは、イソメが酸欠になるのを防いでくれる効果があり、この状態で適温(6〜10℃)であれば2週間ほど生きていられます。

釣り場では針に付けても半分にちぎってもすぐ死なず、しばらく動いているので生きエサとしてはかなり生命力が強い生き物です。

②狙える魚種が豊富

イソメが釣れる理由として「臭い」と「動き」があります。

針に刺した時や半分に切った時に出る体液が魚を寄せる集魚効果を発揮し、さらにうねうねと動くので視覚的にもアピールできます。

また細くて柔らかいので魚が食べやすく、結果的に多くの魚が釣れるといわけです。

③安価

出典:PIXTA

300円前後から購入できるのがお財布にも優しいですね!

しかも入手も簡単で、釣具屋さんはもちろんのこと、有名な釣り場(海)の近くのコンビニ、自販機、ホームセンター等でも取り扱っている所があります。

釣り餌としての“イソメ”のデメリット

いくら最強釣り餌とはいえ弱点もあります。

①身切れする

イソメ

イソメは身が柔らかくちぎれやすいです。ルアー(ワーム)のような感覚で何度もキャストできる訳ではありません。

また、その柔らかさゆえ、エサ取りが多い場所ではすぐにエサを取られてしまうのも難点。

遠投の際には「塩イソメ」を使用すれば身切れしにくくなりのでオススメです。

②触りづらい

イソメ

ヌルヌルしていてつかみ辛いのが難点です。

また見た目も可愛いものではないので、苦手な人も多いと思います。

最近ではイソメが触れない人向けのサポート商品もありますので、後ほどご紹介します。

イソメを使ってみよう!

イソメの付け方

それでは早速イソメを付けてみましょう!

イソメの付け方

イソメの頭(太くなっている方)の少し下を持ち、針に刺します。※イソメは噛む場合があるので注意して下さい。

イソメの付け方

あとは針に覆いかぶさるように付け、好みの長さにカットするだけ!手で簡単にちぎれるので楽チンです。

触りにくい人にはこんなアイテムも!

イソメの友

この白い粉は石粉(いしこ)と呼ばれるイソメの滑り止めです。

この粉にイソメをまぶすだけで滑りづらくなり手で簡単に掴むことができます!

イソメの友

石粉をまぶしただけでだいぶ掴みやすくなりました♪

どうしても手で触りたくない人にはお助けアイテムもありますのでご安心を!

虫ピンチ

こちらは「虫ピンチ」というイソメを掴むための道具です。

ハサミのような形をしていますが先端が丸くなっているので、簡単にイソメを掴むことができます!

これならイソメが苦手な人でも安心して使えそうですね!

保管方法

出典:PIXTA

釣り場での保管方法はとにかく直射日光を避けることです!

イソメは暑さにとても弱い生物ですので、夏の暑い日は保冷剤を入れたクーラーボックスに入れるなどして弱らせないようにしましょう。

狙う場所

エサ付けが完了しましたがイソメはどんな場所で使えるのでしょうか?

答えは「どこでも」です。

防波堤のヘチから投げ釣り、テトラなど魚が居そうな場所であればどんな場所でも使えます!

万能エサと言われるだけのことがありますね!

イソメで釣れる魚

イソメで釣れる魚は数多く、ハゼ・カレイ・キス・シーバス・アイナメ・メバル・カサゴ・クロダイ・メジナ・サバ・アジ・タナゴなど

砂物はもちろん根魚や青物なども釣ることができます。

イソメ

普段ワーム釣りで狙っているソイなどもうっかり釣れたりするので、大物から小物まで幅広く狙えるエサですね。

筆者オススメの仕掛け

①ボウズのがれ 投げ釣りの巻

とにかく何でも釣りたいならこの仕掛け!

筆者が本当にボウズを回避したいときに使う最終兵器です(笑)

針3つ+フロート玉が付いているので、中層から底にいる魚にアピールしてくれます。

ささめ針 ボウズのがれ投釣りの巻

②ブラクリ(エッグショット)

イソメ

ブラクリは針とオモリがセットになった仕掛けで、穴釣りや足元を狙う釣りで活躍します。

ブラクリは色んな商品がありますが、写真のエッグショットは、半固定ビーズのため、オモリを固定したり誘導させることができる優れもの。

ビーズを移動することによって、エサを自然に漂わせたり、根がかり回避に特化させたりと状況に応じて調整できます。

また針が小さいのに頑丈なので大物が掛かっても安心です。

ジャッカル エッグショット

③虫ヘッド

ワーム感覚で釣りをしたい方にぜひオススメです!

エサ釣り用に考えられたジグヘッドでエサキーパーがイソメをきっちりホールドしてくれます。

キャストしてもイソメがズレないので、エサの種魚効果+ルアーアクションでより魚にアピールします。

ワームと違いアタリがあったら止めて食わすという合わせ技ができるのも特徴です。

イソメは最強の釣り餌!

普段何気なしに使っている「イソメ」ですが、実はたくさんの釣れる理由が隠されていましたね!

釣り人からも魚からも愛されている最強の釣りエサを皆さんも使ってみてはいかがでしょうか?

まだ釣ったことのない魚に出会えるかもしれませんよ?

それではまた。バイバイ!

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