エサ釣りの定番「アオイソメ」
ルアー釣りが大好きですが、夏が近づくに釣れてエサ釣りも楽しんでいる、TSURI HACKライターの小林です。
季節が進み、水温が上昇すればするほど、様々な魚が釣れるようになります。
特にアオイソメやゴカイを使ったベーシックな「ザ・エサ釣り」は、この季節の定番と言っても良いほど。様々な魚を釣ることができますよね。
▼アオイソメについての基本知識はこちらの記事をチェック。
アオイソメは“鮮度”が命
☝︎今回の記事の主役「アオイソメ」。釣具屋では1パック500円くらいで売られています。
エサの鮮度は魚を釣る上で非常に大切な要素(一般的に、鮮度が高ければ高いほど釣れる)ですが、この鮮度を保つことは簡単ではありません。
特に普段ルアー釣りを中心にやっている、僕のような人間であれば尚更。まるでルアー(無機質)のようにエサを扱ってしまうこともしばしば……。
そこで、今回はアオイソメの鮮度を長持ちさせる保存方法をご紹介してみたいと思います。
これさえマスターしておけば、時間に余裕を持って購入しておくことも可能になり、暑さ厳しい夏の釣場でも生エサのポテンシャルを最大限引き出すことができますよ。
アオイソメの保存)準備編
☝︎このように釣具屋さんで購入すると、プラ製のパックに入れられた状態で渡されます。
アオイソメを仕入れる時には、取り扱っている釣具屋さんに買いに行くことがほとんどでしょう。
この時に買ったままにして冷蔵庫に入れておいても、僅か2〜3日で弱って駄目になってしまいます。
そうならないために、事前に必要となる物をご紹介します。
①エサ箱
☝︎写真はボクが使っているエサ箱。じつはダイソーで100円買いましたが、それなりに使えます。
エサ箱は生エサを扱う上では非常に大切なアイテムです。
釣具屋さんで生エサを購入すると、透明のプラスチックの容器に入れられて渡されると思います。しかしそのままの容器では長持ちさせることは難しいと考えておいたほうが良いでしょう。
木箱は酸素をエサにしっかり送ることができるので、エサにとって良い環境を作ることができるというわけです。
②バーミキュライト
次に必要なのはコレ。バーミキュライト。
家庭菜園等で、土壌を改良するために使われるものですが、これがアオイソメを管理するのにも最適なのです。
釣具屋さんでアオイソメを購入した際に入れてくれる「砂のようなもの」がありますが、同じ役割と思ってもらって良いでしょう。
③発泡スチロールの箱
エサが入るサイズならどんなものでもOK。飲み物を入れるクーラーボックスなら尚更良いです。
釣りに行く頻度が高い人は、エサ箱専用としてできる限りコンパクト&軽量な物を選ぶと良いでしょう。
④保冷剤
夏の釣りにおいてあらゆるシチュエーションで活躍しますね。アオイソメを管理するためにも、必ず持っておいた方が良いアイテムです。
必要なものまとめ
- 1.エサ箱(木箱)
- 2.バーミキュライト
- 3.発泡スチロールケース
- 4.保冷剤
アオイソメの保存)管理編
上記のアイテムとアオイソメを購入したら後は管理です。キチンと管理をすることによって、自宅でも1週間は余裕で長持ちします。
週末釣場に持って行って、もし余ったとしても、翌週末また使うことだってできちゃいます。
①エサ箱を水で湿らせる
先ずはエサ箱を水で湿らせます。程よく湿度を与えてあげるのがアオイソメにとって良い環境のようです。木箱を選んだほうが良い所以は、こんなところにもあります。
②バーミキュライトを投入
エサ箱が程よく水気を含んだら、バーミキュライトを入れます。蓋を締めた時に、酸素が十分に確保出来る程度にしておきましょう。
経験上、入れ過ぎは良くないように感じます。
③アオイソメをエサ箱へ
この時にアオイソメ自体はできる限り水気を帯びてない状態が好ましいです。
釣具屋さんで購入すると濡れた状態で渡されますが、アオイソメが弱っていくのが圧倒的に早く感じます。
④発泡スチロールに保冷剤と一緒に保存
後は発泡スチロールに保冷剤と共に入れて、保存をするだけ。
「なんだ、冷蔵庫でもいいじゃん」と思ってしまいますが、冷蔵庫に入れた時とは違い、乾燥を防いでくれるのです。
冷蔵庫は想像以上に乾燥するため、管理に気を抜いてしまうとあっという間に弱ってしまいます。
冷蔵庫で生エサを一緒に管理することを嫌う奥様もたくさんいらっしゃるでしょう。そうした家族への配慮としても、この保存方法がおすすめなのです。
釣場に持っていく際にもそのままでOK
暑い夏の釣場でも、低温のままアオイソメを管理することが可能ですし、長時間の釣りでも傷んで溶けるようなことがありません。
透明パッケージのまま、クーラーボックスに入れてしまうのも間違いではありませんが、このように単体で管理してあげると圧倒的に弱りにくく感じます。
きっちりと管理してあげれば、余ったとしても持ち帰りができて、また次回の釣行で使えるというエコな側面も持っています。
POINT
- 1.エサ箱は適度に水を含ませ、イソメ自体は水気がないように
- 2.バーミキュライトは詰めすぎず、適度に空間をあけておく
- 3.冷蔵庫ではなく、発泡スチロールケースで保存すれば乾燥を防げる
アオイソメを長持ちさせて釣果UP
きちんと管理すれば、仕事終わりに急いで釣りエサを買いに行くことも、明け方の釣具屋さんに立ち寄る手間もなくなります。
なにより、生エサを釣場でベストな状態で使えることは釣果を伸ばすことに繋がります。
夏は堤防からの釣りが楽しい季節。そうした時に今回の記事を役立てていただければ幸いです。
ライタープロフィール
小林大介
愛知県出身徳島県在住。映像クリエイター、フォトグラファーとして地方の限界集落で活動中。山の猟師でもあり、デジタルとアナログの両極端な生活を楽しんでいます。
海、川、ルアー、エサ釣りと限らず、楽しく美味しい釣りはなんでもトライするのが信条です。