エサの頂上決戦開幕!

こんにちは。アナハゼティです。釣りやガサガサなどのアウトドアを中心に活動しています。
皆さんはハゼ釣りをしたことがありますか? ハゼ(マハゼ)とは全国的に分布する20cm前後の小型のお魚で、主に汽水域と呼ばれる海と川の中間地点に生息しています。
そんなハゼは、海と川どっちのエサを好んで食べるのか気になりませんか?
そこで今回は海エサ代表「青イソメ」と、川エサ代表「ミミズ」を使ってどっちがハゼを釣れるのか検証してみました!
仕掛け

まず今回の主役となる青イソメとミミズは、どちらも近所のホームセンターで売っている一般的な大きさのものを購入。


両者を比較してみると、青イソメは太く長くインパクト大ですが、ミミズは細く食べやすそうな印象です。

そして仕掛けは、やじろべえのような型のものに2本の針を付けエサを均等に付けました。
これならポイントや動かし方で差が出てしまうこともないでしょう!
検証開始!

準備も出来たところで早速釣りをしましょう!
今回は同じ仕掛けの竿を2本用意して基本置き竿でハゼが掛かるのを待ちます。
場所は海と川の隣接している所にし、夏の夕まずめのタイミングで行いました。
そしてルールはいたって簡単、先にハゼを10匹釣ったエサの方が勝ち!
果たしてどちらのエサが多く釣れてくれるのでしょうか?
最初にかかったのは?

開始から数分後、さっそく1本の竿に反応が!
最初にかかった方は……

青イソメだぁー!!!
海エサ代表がまずは流石の貫禄を見せつけて一歩リード!
やっぱり青イソメに敵うものはいないのか……

と思ったら次はミミズにもきたー!!
川エサ代表も負けていません!食べやすい利点を活かして見事ちびハゼをゲットです!
まずは嬉しいことに両者1匹ずつ釣ってのスタート。

その後も順調にハゼは釣れ、お互いに数を増やしていきます。
しかしどこかで差は生まれてくるはず! ところが……
中間発表

互角じゃん!!!
折り返しまできて5-5です。こんなことがあるのでしょうか。
予想以上の接戦に、どっちが勝つかやっている私たちもわからなくなってきました。
この戦いは最後の決着まで見届けなければなりません!
両者一歩も引かず!

その後も片方が釣れば、もう片方が追い抜く接戦が展開されます。
ついには2匹同時にも釣れてしまう人気っぷり。

そして8-8まで同点で進んでしまいました。どっちもすごすぎるだろ……
しかしこの対決は先に10匹釣った方が勝ち!
同時に釣れることがない限り、必ずどちらかが勝つのだ!
そして接戦を制したのは……


青イソメだぁあああああ!!!
後半ミミズに負け越していたものの、最後に3連続ヒットを見事に決めて10-8で勝者は青イソメに決定!
やっぱり海エサの代表は強かった!
対決を終えてみて

さて今回の検証は青イソメの勝利という形で終わりましたが、
この対決を見て頂くとわかるように実力はほぼ互角です。
10匹先に釣れたのが青イソメなだけであって、ミミズがリードしていた時もありましたし、海の状況でまた内容が変わる可能性も充分にあります。
しかし、そんな中でもいくつか発見した点はありました。
ミミズで釣れたハゼの方が若干小型


今回の冒頭でミミズは青イソメに比べて細くて食べやすそうと書きましたが、それが反映されたのか、ミミズで釣れたハゼの方が若干小型でした。
おそらく小さいハゼでもエサを飲み込みやすく、針に掛かる確率も上がっていたと考えられます。
食べ頃の良型ハゼを狙いたい時は青イソメを使い、小型まで幅広く釣りたいファミリー層などはミミズといった使い分けが出来そうですね!
エサ持ちは青イソメ、生き物が苦手な人はミミズ

また汽水域とはいえ海水なので、青イソメの方が仕掛けに刺していても長生きする印象でした。
一方でミミズは青イソメのように噛んできたり、足がたくさんウネウネ動いているわけではないので、
活き餌が苦手な初心者の方でも触りやすいかと思います。手につく匂いもミミズの方が抑えられます。
環境に合わせてエサを使い分けてみよう!

いかがでしたでしょうか?
予想外の接戦に終始興奮しっぱなしの筆者たちでした。釣りは何が起きるかわからないから面白いですね!
皆さんもこれからのハゼシーズン、自分にあったエサを探して色んなものを使ってみてはいかがでしょうか?
それではまた!
SASAME ちょいハゼセット