セフィアのリールは全3種類!
シマノのエギングブランドであるセフィア。エギやロッドはもちろん、スピニングリールも3種類ラインナップされています。
しかし、「3機種の違いがよくわからない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、セフィアのリールシリーズの違いをリールマニアが明確にします!
セフィアBB(入門機種)
セフィアのリールシリーズの中で、最もリーズナブルな機種がセフィアBBです。
入門機種ながら、ハガネギアやコアプロテクト、ラピッドファイアドラグなど、上位機種譲りの機能を搭載しています。
今からエギングを始めたい方にぜひおすすめしたい1台です!
リールマニア的!セフィアBBのチェックポイント
ハガネギアは精密冷間鍛造で作られており、これはステラなどの上位機種のギアと作り方が同じもので、巻き上げの滑らかさとギア耐久性の高さが魅力。
また、ブラック・レッドのグラデーションがかかったボディとハンドルもクールです。
セフィアBBの特徴
- ・コアプロテクトで防水性能がGOOD。
- ・ドラグの設定を即座に調整できるラピッドファイアドラグを搭載。
- ・ライントラブルを軽減するワンピースベールを採用。
- ・非金属ボディなのでサビの心配ナシ。
- ・PE0.8号-150mのシャロースプール仕様。
- ・ベアリングを5個搭載。
- ・実売価格は14,000円前後。
ラインナップ
全4番手がラインナップされており、もっとも人気があるのは「C3000SDHHG」。
シーバスやライトショアジギングにも使いまわしたい方は「C3000SHG」がおすすめです。
シマノ 18セフィア BB C3000S
シマノ 18セフィア BB C3000SHG
シマノ 18 セフィア BB C3000SDH
シマノ 18 セフィアBB C3000SDHHG
みんなのインプレ
価格もとても安価で購入しやすいものになっています。特に18セフィアBBの特徴は瞬時にドラグ調整可能ななラピッドファイアドラグが安価なリールで唯一ついているのでイカがかかってもばらしにくく出来ています。
ドラグ性能も去ることながら、耐久性もとても良く私はエギング以外にもスーパーライトショアジギングやシーバス用としても使っていますが特に問題がなく使えています。
ラインはPE0.8号で150Mしか巻けないのでスーパーライトショアジギングには少し心もとない感じはしますがペンペンなどの小型の魚であれば問題なく持ってこれる力がある良いリールとなっています。
エギングでは長時間アクションを繰り返すので腕の疲労感がとても大きい。しかし、このリールはダブルハンドルにも関わらず、約250gという軽さを実現している。
価格においてもエントリーモデルとしては、十分なコストパフォーマンスを発揮している。シマノ特有のHAGANEギアを搭載しており、耐久性も抜群に優れている。
またエギングには重要なドラグの滑り出しもスムーズで大型もしっかりとらえることができるリールです。
SHIMANOのエギングリールでエントリーモデルになりますが、必要十分な性能で使い心地もワンランク上にもひけをとりません。18年発売でまだ長く使ってないので耐久性とかは分かりかねますがSHIMANOのこの価格のリールは間違いないと思います。
好みの問題もありますがSHIMANOのエントリーモデルのリールは他社製品より巻き心地ドラグ音ベールを起こす音など雰囲気がいいです。難点はちょっと重いところかな。
当方エギング、ワインド、シーバス等で使い倒してますが特に不満は無くそこそこの形がかかっても難もなくよせれてます。高価格のリールは絶対イイんですがキズ等気にしてしまうんでこの価格帯の方が気にせず使えると思います。
セフィアSS(中級機種)
セフィアの中堅を担うセフィアSSは、エギングで重要な回転レスポンスとドラグ性能が大幅に強化された機種です。
回転レスポンスを向上させるために、CI4+(炭素繊維強化プラスチック)製のローターを搭載。
スプールをベアリングで支えることにより、安定した滑り出しを実現するリジットサポートドラグも採用されています。
リールマニア的!セフィアSSのチェックポイント
ダブルハンドルモデルの自重は220gで、BBシリーズに比べて圧倒的に軽いことが魅力。
リジットサポートドラグとラピッドファイアドラグの組み合わせは上位機種と同じスペックです!
セフィアSSの特徴
- ・コアプロテクトで防水性能がGOOD。
- ・ドラグの設定を即座に調整できるらピッドファイアドラグを搭載。
- ・軽量なCI4+製ローターで回転レスポンスが良好。
- ・リジットサポートドラグで滑らかなドラグ性能を実現。
- ・ライントラブルを軽減するワンピースベールを搭載。
- ・非金属ボディでサビの心配ナシ。
- ・PE0.8号-150mのシャロースプール仕様。
- ・ベアリングを7個搭載。
- ・実売価格は22,000円前後。
ラインナップ
全4番手がラインナップされており、もっとも人気があるのは「C3000SDHHG」。
シーバスやライトショアジギングにも使いまわしたい方は「C3000SHG」がおすすめです。
シマノ 19セフィア SS C3000S
シマノ 19セフィアSS C3000SHG
シマノ 19 セフィアSS C3000SDH
シマノ 19セフィア SS C3000SDHHG
みんなのインプレ
セフィアSS c3000sを、オフショアテンヤマダイで使用してみました!ラインはPE0.6号にリーダーはフロロ2.25号でやってみました。使って感じたのが、まず軽い!と感じました。そのおかげか、繊細な真鯛の当たりが手に取るようにわかりました!
これはいけると思い釣行を続けていると、当たりが!釣れてきてくれたのが76cmの立派な真鯛!力負けする事なく、ドラグも滑らかに出てくれたのでとても簡単に釣れてしまいました!
またこの日は潮回りが良かったのか、ブリが間違って掛かってしまい、ラインブレイク覚悟で格闘していましたが、ドラグがしっかりと機能してくれて、なんとか、80センチのブリも釣る事が出来ました。本当にギリギリでした…。
今回の釣行で改めてセフィア、すげぇ…と感じました!エギングやアジングだけでなくオフショアでも戦える万能なリールだと言えると思います!(糸巻き量は少ないので限られますが…)
セフィアCI4+(上位機種)
シリーズ最上位機種であるセフィアCI4+は、ボディとローター、ハンドルの素材にCI4+が用いられています。
ハンドルにまでCI4+を採用しているのはごく一部の機種のみで、その結果、C3000番のダブルハンドルモデルで200gを切る軽さを実現。
もちろんリジットサポートドラグやラピッドファイアドラグ、コアプロテクトも搭載しており、最上位に相応しいスペックを誇ります。
リールマニア的!セフィアCI4+のチェックポイント
最大の魅力は、シリーズ最軽量の圧倒的な軽さです。登場から少し年数が経っているとはいえ、この軽さと回転レスポンス、ドラグ性能は特筆もの。
ステラやヴァンキッシュと同等のチタン製ベールを採用するなど細部まで抜かりありません。
セフィアCI4+の特徴
- ・コアプロテクトで防水性能がGOOD。
- ・ドラグの設定を即座に調整できるらピッドファイアドラグを搭載。
- ・CI4+製のボディ・ハンドル・ローターを採用していてシリーズ最軽量。
- ・軽量なCI4+製ローターで回転レスポンスが抜群。
- ・リジットサポートドラグで滑らかなドラグ性能を実現。
- ・ライントラブルを軽減するワンピースベールを搭載
- ・非金属ボディでサビの心配ナシ。
- ・PE0.8号-150mのシャロースプール仕様。
- ・ベアリングを9個搭載。
- ・実売価格は27,000円前後。
ラインナップ
全4番手がラインナップされており、もっとも人気があるのは「C3000SDHHG」。
シーバスやライトショアジギングにも使いまわしたい方は「C3000SHG」がおすすめです。
シマノ セフィア CI4+ C3000S
シマノ セフィア CI4+ C3000SHG
シマノ セフィア CI4+ C3000SDH
シマノ セフィア CI4+ C3000SDHHG
みんなのインプレ
このリールで何が1番かと言うとなんと言ってもその軽さ。SHIMANOのステラやヴァンキッシュにも負けないほど軽量、そして強さ。実際の重さは195g。自分は毎回釣りに行くと約10時間程エギングでロッドをしゃくり続けますが全く疲れを感じません。
そしてエギングで難しいのは当たりを取ること。その当たりが軽量のリールだからこそとても感じる事ができます。このリールを使用する用になってからは小さなイカの当たりもよくわかるようになりました。
ドラグ機能もとても滑らかにラインが出てくれるので大型のイカともなんなくファイトできます。自分はイカだけではなく根魚やシーバスなどの釣りにも使用していますがなんの問題もなく素晴らしいドラグ機能とパワーで驚くほどです。ライントラブルもほとんどありません。
耐久性ですが磯や雨の中での釣りで 海水や水を浴びてしまう事がありますが (使用後手入れをしていれば)全くもって心配はありません。
ショアからのエギングで個人的にリールに求める性能は、軽さとドラグ性能だと感じています。
まず、軽さについて、一日中ロッドをしゃくり続けるエギングではリールの軽さが体力の消耗に大きく影響するため私の場合はハンドルも一番軽いシングルをチョイスしています。
次にドラグ性能について、これは大小様々なイカがいつかかるかわからない状況で、細かいドラグ力の調整が瞬時に行える点は非常に重要です。以前、エギングを始めた当初は同じくシマノのセフィアBBを使用していたのですが、実際の釣行で特にドラグ性能での不足感が拭い切れず、CI4+ を購入しました。
実際の釣行でこの2点を非常に感じ買い直しました。シマノのリールでエギング始めるなら間違いないです!
スペックの比較表
機種 | 自重(DH) | ベアリング数 | ボディ素材 | ローター素材 | ギア | コアプロテクト | ラインローラーコアプロテクト | リジットサポートドラグ | ベール素材 | 実売価格 | 年式 |
セフィアBB | 250g | 5 | 高強度樹脂 | 高強度樹脂 | HGNギア | ○ | ○ | × | ステンレス | 14,000 | 2018 |
セフィアSS | 220g | 7 | 高強度樹脂 | CI4+ | HGNギア | ○ | ○ | ○ | ステンレス | 22,000 | 2019 |
セフィアCI4+ | 195g | 9 | CI4+ | CI4+ | HGNギア | ○ | ○ | ○ | チタン | 27,000 | 2017 |
3機種の主要なスペックを表にしてまとめました。
スペックを比較しつつ、実際に手に取り、ベストな1台を選んでくださいね!
筆者について
佐藤稜真
某リールチューンメーカー在籍時、Facebook・Instagram運営を手がけながら全国のイベントで年間100台以上のリールをメンテナンスしていた経験を持つ。
中学生の頃からカタログのスペックを暗記するほどのリール好き。関東のフィールドでのエリアトラウト・シーバスフィッシングをメインにしている。