ダイワのバスロッドを全網羅!
国内外にその名を轟かせる大手釣り具メーカー『ダイワ』。ルアー釣り・エサ釣りを問わず様々なロッドやリール、用品をリリースしています。
今回はそんなダイワのバスロッド全シリーズをご紹介。これからバス釣りを始めようと考えている初心者から、さらなるレベルアップを図りたいと考えている中~上級者まで必見の内容です。
ダイワのバスロッドの特徴(代表的な技術特性)
ダイワはロッドの性能を決める素材にとことんこだわっています。ロッドの使用目的に応じて、高弾性カーボンから低反発なグラス素材、さらにはティップに金属のチタンを採用する等、最新技術を存分に盛り込んであります。
ネジレ抑制構造
どんなロッドにも共通して発生するネジレ。ネジレはロッドのパワーやキャスト精度に悪影響を与えます。そんなネジレを抑制するために、ダイワではX45やブレーディングXといった構造を採用。
従来のロッド構造にバイアスクロスでカーボン繊維等を巻いたり、ロッド最外層をカーボンテープをX状に締め上げたりすることで、ネジレ抑制を図っています。
エアセンサーシート
エアセンサーシートとは、カーボンファイバーが入った軽量で高感度なリールシート。リールシートを軽く高感度にすることで、水中の変化やルアーの振動を感じ取りやすくなります。
感度が上がることはバスのアタリを感じ取りやすくなることはもちろん、ルアーの根がかりを軽減することにも繋がります。
ダイワのバスロッド全シリーズを紹介!
ここからは低価格順にダイワのバスロッド全シリーズをご紹介。各シリーズがどんなシリーズでどんな技術特性を持ち、具体的にどんなバスアングラー向けなのかを分かりやすくまとめました。ぜひ購入時の参考にしてみてください。
バス X
バスXは初心者向けのエントリーモデルです。価格は実売7,000~8,000円程度。
一般的なエントリー用バスロッドでは、基本モデルしかラインナップされていないことが多いですが、バスXは定番モデルに加え、ベイトロッドではベイトフィネスモデルやパワーゲームモデル、スピニングロッドではソリッドティップモデルまでラインナップしています。エントリーモデルでありながら、現代のバスフィッシングシーンを幅広く網羅出来るシリーズです。
ダイワ バス X 6102MB・Y(ベイト)
ダイワ バス X 662LS・Y(スピニング)
21ブレイゾン
上位モデルのリベリオンシリーズ譲りの装備(エアセンサーシート、ブレーディングXなど)を惜しみなく搭載しつつ、1万円代というリーズナブルプライスで販売されています。
エントリーモデルなのに番手ラインナップも充実しているので、おかっぱり・ボート問わず自分に合ったモデルを選ぶことができます。
ダイワ(Daiwa) ブレイゾン C610M-2
ダイワ(DAIWA) 21 ブレイゾン S64L-2 2ピース スピニングモデル
ブレイゾンモバイル
振出式でコンパクトに持ち運べるモバイルタイプのバスロッドシリーズ。
ブランクスはHVFカーボンがメイン素材。また、バッド部分から二つ目のガイドまで、カーボンテープをX状に締め上げて捻れを抑えるブレーディングXを採用した本格的な仕様。
ダイワ ブレイゾン モバイル 6106TMB
ダイワ ブレイゾン モバイル スピニングモデル 666TLS
クロノス(廃盤)
性能もさることながら、メタリックでシャープなデザインと、丁度いい価格帯で人気のバスロッド・クロノス。現在こちらはメーカー廃番となっています。価格は実売で10,000~15,000円程度。
クロノスの魅力は上位機種に迫る軽さ。モデルによっては上位機種より軽いモデルまであります。ロッド素材には高密度HVFカーボンを採用、ガイドはオールステンレスフレームSiCガイドでラインに優しい設計です。
ダイワ クロノス 6101MB(ベイト)
ダイワ クロノス 662LS
B.B.B.(トリプルビー)
B.B.B.(トリプルビー)は、振出式のバスロッド。最長でも仕舞寸法45センチで、コンパクトに持ち運ぶことが出来ます。全モデルにリールを取り付けたまま収納できる専用のクッション付きロッドケースが付属している他、6106TMHFBおよび504TULFSは専用バッグ付きで販売してあります。
バーサタイルに使えるモデルが多く、バス釣りはもちろんのこと、管理釣り場等におけるトラウトフィッシング、カサゴやメバルを狙う海でのライトソルトルアーゲームも楽しめます。
ダイワ B.B.B 6106TMFB
ダイワ B.B.B 666TLFS
リベリオン
リベリオンは、ダイワから2020年に発売された新シリーズ。価格は実売20,000円前後。
ブランクスにはX45・ブレーディングXどちらも取り入れ、ネジレを抑制しパワーを向上。用途に応じて設計されたエアセンサーリールシートを採用し、操作性と感度もアップさせてあります。デザイン面では、ダイワオレンジが採用されたリールフードに注目。
ラインナップはダイワバスロッドの中で特に多い43機種で、釣り方に応じた最適な1本を見つけられます。
ダイワ リベリオン 6101MRB
ダイワ リベリオン 661ML/LFS
エアエッジモバイル
ダイワのプロアングラーとデザイナーが作り上げた、実力派バスロッドのエアエッジ。20年4月時点で、オリジナル(1・2ピース)モデルは廃盤。4ピースのモバイルタイプのみが現行です。
価格は16,000~22,000円程度で、高密度HVFカーボンをX45とブレーディングXで強化したブランクスは、軽くシャープな使い心地で人気。シャープさを感じられる一方で、バスを掛けてからはブランクスがパワーを発揮し、バスに主導権を握らせません。
コルクグリップが好きというアングラーにもおすすめです。
ダイワ エアエッジ モバイル 6104MB
ダイワ エアエッジ モバイル 664ML/LS
タトゥーラ エリート
本場アメリカのトーナメントで長年活躍している大森貴洋プロ。その大森プロがプロデュースしたバスロッドがタトゥーラ エリートです。ラインナップはベイトのみ2機種で、価格は実売で25,000~30,000円程度。
701MHRB-GはHVF UDグラスを採用したマキモノロッド、731HFBはSVFナノプラスをX45で強化したピッチン&フリッピングロッドです。大森貴洋プロの右腕となっているこれら2本のロッドを体感したい方は、ぜひ使ってみてください。
ダイワ タトゥーラ エリート 701MHRB-G
ブラックレーベル
ブラックレーベルは「質実剛健」の言葉がよく似合う、ダイワバスロッドの中核をなすシリーズです。価格は実売で25,000~35,000円程度。
ロッド先端から巻かれたX45 コブラシールドにより、最大限ネジレを抑制してあるのが特徴です。ラインナップは、中弾性カーボンを採用し、マキモノの釣りに最適化された「LG」、高弾性カーボンを採用し、鋭いルアーアクションやパワーゲームに最適化された「SG」の2系統があります。よりバスフィッシングの本質に迫っていきたい中級者におすすめのシリーズです。
ダイワ ブラックレーベルLG 6101MRB
ダイワ ブラックレーベルSG 641L+FS
ブラックレーベルトラベル
大人気のブラックレーベルと同等の最新テクノロジーを搭載しつつ、仕舞寸法を50cm以下に抑えた5ピース仕様のトラベルロッドシリーズ。
遠征や出張先でのバスフィッシングはもちろん、怪魚・シーバス・ロックフィッシュにも対応した注目モデルです。
ダイワ ブラックレーベル トラベル C66M-5
ダイワ ブラックレーベル トラベル S66L-5
ハートランド
ハートランドは、常吉(ダウンショット)リグやネコリグを世に広めた村上晴彦氏がプロデュースしているバスロッド。価格は実売35,000~60,000円程度です。
陸っぱりでの使用を第一に考え、その歴史は20年以上にも渡り、以前のモデルを未だ現役として愛用しているアングラーも少なくありません。
ハートランドで注目の技術は、チューブラーパワースリムやマグナムテーパーといった独自のブランクス構造。他のロッドとはひと味違った性能で、「曲がりに酔える竿」を体感してみたい陸っぱりアングラー必見です。
ダイワ ハートランド 6101MRB-18
ダイワ ハートランド 671LFS-18
ハートランド AGS
ハートランド AGSは、ダイワ独自のエアガイドシステム(AGS)を採用したシリーズです。価格は実売50,000~80,000円程度。
AGSはカーボンフレームを採用したガイドで、一般的なガイドフレームに採用されているチタンやステンレスより軽いことが特徴。ガイドが軽くなったことでロッド全体の自重の軽量化、キャスティング時の振り抜けや感度まで向上しています。
オリジナルハートランド以上にこだわり抜かれたロッドを使ってみたい方は、ぜひ手にとって見てください。
ダイワ ハートランド AGS 702HRB-AGS14
ダイワ ハートランド AGS 6102LFS-AGS13
スティーズ
スティーズは、ダイワバスロッドのフラッグシップシリーズです。価格は実売50,000~60,000円程度。スティーズでは高性能な各ロッド素材に加え、モデルによって感性領域設計システム「ESS」を採用。ESS=エキスパートセンスシミュレーションは、エキスパートの感性領域をロッドに反映することを可能とし、高性能なロッドを生み出すことに成功しました。
国内のトップカテゴリーで活躍するプロ達が手にしているロッドを手に、バスフィッシングを高次元で楽しみたいアングラーにおすすめです。
ダイワ スティーズ SC 6111M/MHRB
ダイワ スティーズ 651LFS
スティーズ レーシングデザイン
究極とも言える性能で、他のバスロッドを置き去りにするようなダイワ最高峰バスロッド・スティーズ レーシングデザイン。価格は実売80,000~95,000円程度。
全てのモデルに感性領域設計システムESS、カーボンフレームガイドAGS、SVF COMPILE-Xナノプラスカーボン、X45、3DXと、ダイワの最先端技術を採用。
これ以上無い性能を持つハイクオリティーなバスロッドを手にしたい、ハイレベルなアングラーはぜひ手にしてみてください。
ダイワ スティーズ レーシングデザイン RD 681M/MLFB
ダイワ スティーズ レーシングデザイン RD 671ML +FS
ダイワのバスロッドの番手の見方
■長さ
ロッドの長さ(単位:フィート)を表しています。
■継ぎ数
ロッドの継ぎ数を表しています。
■パワー
ロッドのパワーを表しています。
■テーパー
ロッドのテーパー(調子)を表しています。
■モデル
「B」がベイトモデル・「S」がスピニングモデル。
■機能
ロッド特有の機能を表しています。
■年号
発売年号を表しています。
初めての1本なら
ダイワの各バスロッドシリーズには豊富なラインナップがあり、釣りに合わせたロッド選びが可能ですが、多すぎてどれが良いのかわからない!といった初心者の方も多いでしょう。
一例として、最初の1本であれば、スピニングなら『6’4″〜6’6″フィートのLパワー』ベイトなら『6’6″〜6’10″フィートのMパワー 』あたりが選ばれる事が多いです。
上記の品番(番手)はバス釣りで使われる多くのルアーに対応している、バーサタイルな(万能性の高い)番手と言われています。
フィート・メートル換算表
ロッドの長さ(ft) | m |
---|---|
6′3″ | 1.91 |
6′4″ | 1.93 |
6′5″ | 1.96 |
6′6″ | 1.98 |
6′7″ | 2.01 |
6′8″ | 2.03 |
6′9″ | 2.06 |
6′10″ | 2.08 |
6′11″ | 2.11 |
7′ | 2.13 |
7′1″ | 2.16 |
7′2″ | 2.1 |
ダイワのバスロッドでフィールドへ!
日々難しさが増しているバスフィールドでは、出来る限り高性能なバスロッドを使っておきたいところ。価格帯もモデル数も豊富なダイワのバスロッドからは、ご自身にぴったりな1本が必ず見つけられることでしょう。