3.5ノットとは
3.5ノットとは、ショックリーダーを用いる際のノットワークのひとつ。非常にシンプルな結び方で、『サージェンスノット』を基本とした結び方。電車結びよりも簡単に行えるので、初心者の方にオススメのノットワークです。
メリット
メリットは結束時間の早さと、失敗の少なさです。工程の多いノットワークは、時間がかかってしまう上に、慣れるまで失敗することが多くありますが、3.5ノットは夜釣りであっても、常備灯の下やヘッドライトの明かりで、十分に結束することができます。
デメリット
デメリットは結び目の大きさと、結束強度です。結び目が大きいことでガイド抜けが悪く、最悪の場合ガイドの破損に繋がります。結束強度は約70%とされており、目安としては、10ポンドラインを用いた場合、7ポンド程度となります。
適した釣り
3.5ノットの使用に適した釣りは、アジングやメバリング、トラウトなどの比較的にライトであり、魚とのファイトに対して積極的にドラグを使う釣りです。
特に細いラインを用いた釣りは、摩擦系ノットで結束する際、メインラインに負荷がかかり切れてしまうことがあります。ライン自体の強度を保つためには、可能な限り摩擦抵抗がかからない結束方法のため、3.5ノットが良いとされています。
適さない釣り
3.5ノットのデメリットが、悪影響となる釣りには適しません。太いライン同士の結束や、細いメインラインに対して、太いリーダー、太いライン同士を結束すると、結び目が大きくなりガイドの糸通りが悪くなります。また十分な破断強度も確保できないため、大物とやり取りをする釣りには、適してないと言えるでしょう。