双極をなす“2つのエギ”
アオリイカなどを狙う釣り、エギング。底に沈めること=“食わせの間”を作り出すことが、釣果を上げるキモとも言えるため、根がかり(ルアーロスト)に悩まされるアングラーも多いことでしょう。
そのため、「失くしても痛くない価格」「ストックしておきやすい価格」のエギが支持され、Amazon・楽天などの通販サイトを見ても、人気ランキング上位は500円前後の商品が占め、消費者の心理が如実に表れていることがわかります。
しかし、「あまりにも安いエギはどうなのだろう?」と疑問に思う方もいるでしょう。そこで今回は価格帯の異なる人気エギ2種を、観察&比較してみました。
先手:アンダーグラウンドで人気を博す「100均エギ」
国内外で5,000店舗(2018年3月現在)を構える、世界のダイソー。じつは釣具の販売も行っています。
この“ダイソー釣り具”、プロモーションこそしないものの、一部のユーザーの間では「良く釣れる」と定評を得るほど、アングラ的に人気を博しているシリーズなのです。
そして、こちらのエギも、もちろん税込み108円で購入できます。
後手:長年愛される「ド定番エギ」
対する、ヤマシタ「エギ王Q」。エギンガーであれば、誰しもが知っていると言っても過言ではない、“ド定番”。
シンプルな形状に裏付けされた実力は、「結局はスタンダードが一番」ということを体現しているかのよう……。このエギにピンチを救われた、そんな人も多いのではないでしょうか?
と、ざっくりと両者のプロフィールを紹介しました。価格こそ違えど、どちらも人気のエギであることは事実。しかし、観察してみると多くの違いに気づくことができたのです……。
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