エギ王Q vs. ダイソーエギ
まずはざっくりと外観を比較。この時点では大きな違いは感じられません。むしろ安さを匂わせない、ダイソーエギの存在感におどろく……。
ボディ成型
ボディ中心部に目をやると、さっそく発見できました。溝ができてしまっているダイソーエギ(写真上)と比較し、エギ王Q(写真下)は美しく処理がされています。
ウェイト
おぉ……。ダイソーエギはボディに対してウェイトが真っすぐセットされていません。(個体差かも)
対するエギ王Q。ボディに対して90°の位置にしっかりとセットされています。ウェイトの位置はルアーの動きに関係してくるので、フォール姿勢やダートに影響を及ぼすかもしれませんね。
エンド処理
カンナ周辺部分のエンド処理。ダイソーエギはほつれている箇所も。一方、エギ王Qは丁寧にエンド処理。細かな部分にクオリティの差が見て取れます。
カンナ
イカのバイトを確実にピックアップするための「カンナ」。プラグで言うところの「トリプルフック」と同じ役目を果たします。
「パッケージから出した時に、ベストな状態であるか?」「ボトムにスタックしても、訛りにくい針先であるか?」など。プラグと違い、カンナだけを交換できないエギにとっては釣果を左右する大事な要素です。
写真では伝わりにくいですが、「キンキンに研がれてやがる……!」。繊細なイカのショートバイトも確実に乗せることができそう。
ブラックの塗装がなされたダイソーエギのカンナ。指先で触れてみると、その鋭利さに物足りなさを感じてしまう。とは言え、2種を比べなければ気付かなかったかも。
塗装
ダイソーエギ。シンプルな味付けで、まさに“必要最低限”と言った様相。このようなコストカットにより、低価格が実現しているのかもしれませんね。
対するエギ王。ボディー本体に塗装をほどこし、さらにかぶせている布にも色を加えることで、より深みのあるカラーに仕上がっています。
正直、釣果に影響するかどうか断定的には言えませんが、塗装にもやっぱり差がでています。
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