ジギングのリーダー
リーダーは魚の歯や根に擦れるなどしてラインが切れるのを防ぐために、メインラインに結ぶ先糸のことをさします。PEラインを使用する釣りではリーダーを使うのが基本となっています。
ジギングリーダーの素材の違いや太さ、長さの目安
結論から言いますと、オフショアのジギングではフロロカーボン素材で、長さが2〜3ヒロ(3〜4.5メートル)、太さはメインラインの4〜5倍程度の号数を基準に選びます。次の項目では素材などの違いを説明していきます。
ナイロン素材
ナイロンリーダーは、しなやかで扱いやすく、伸びがあるのが特徴。吸水性が高いので塩分による劣化が早いというデメリットがあります。一般にフロロカーボンリーダーより値段が安く、スナップへの結束や、ノットを組むのも容易です。
フロロカーボン素材
フロロリーダーの特徴はライン表面が硬く、傷付きにくく根ズレにも強いことです。また、ナイロンリーダーより比重があり、メタルジグを水中に素早く沈めることができます。しかし、ライン表面が硬いのでしなやかさではナイロンリーダーに劣り、スナップへの結束しにくいことや、ノットが組みにくいといったデメリットがあります。
船用ハリスは!?
船用ハリスをショックリーダーに用いる場合、見た目に大きな違いはありません。専用のショックリーダーの値段が高めというので、船用ハリスを専用のショックリーダーの代わりに使っている方もいらしゃいます。
船用ハリスを用いるメリットはコストパフォーマンスが良いこと。ただし、船用ハリスはコシが強いものが多いので、しなやかなタイプを選ぶとノットも組みやすいでしょう。
リーダーの太さと長さ
ジギングで使うリーダーはメインラインの太さに合わせ選びます。目安としてはメインラインがPEラインの3号なら、結束するリーダーは4〜5倍の12〜16号程度を選んでみましょう。
切れるのが心配だからといって、あまりに太すぎるリーダーを選んでしまうとジグの泳ぎに影響がでます。ですので歯の鋭いタチウオのジギングなどではメインラインPE1号に、フロロの5号(20ポンド)の先に、さらに電車結びで40ポンドのリーダーを結ぶ場合もあります。
リーダーの長さはスプールに数巻き程度はいる3ヒロ(4.5メートル)を基準に、ドテラ流しで少しキャストするような場合は、短めにするとライントラブルも軽減されるでしょう。
ジギングリーダーおすすめ6選
サンライン ソルトウォータースペシャルシステムショックリーダーFC
サンヨーナイロン アプロード ソルトマックス ショックリーダー タイプF
よつあみ ガリス FCウルトラアブソーバーアンフィニ スリム&ストロング
ジギンガーに利用者も多い船ハリス
スーパーライトジギングにおすすめ
ジギングリーダーの結び方
リーダーを使う際は、ライン同士を結ばなくてはなりません。また大型青物の強烈な引きに耐えられる強度が必要となります。代表的なノットワークをご紹介します。
PRノット
PRノットはオフショアからの大物釣りで用いられる、抜群の結束強度を誇るノットワークです。ただしノットワークの複雑さもあって、初心者には難しく慣れが必要です。
▼PRノットについて紹介している記事です。
あれば便利なPRノットアシストツール!
FGノット
FGノットは、ショックリーダーとメインラインの結束でよく用いられるノットワーク。結び目が締め込まれるほど小さくなり、結束強度が大きくなる「摩擦系ノット」です。
▼FGノットについてを紹介している記事です。
▼FGノットの失敗しやすいポイントを紹介している記事です。
あれば便利なFGノットアシストツール!
千載一遇のチャンスに備えて
ジギングにおすすめのリーダーや素材、太さの選び方などをご紹介しました。リーダーは案外傷ついていることも多いので、一匹釣ったらリーダーの傷を指でチェックするなど、千載一遇のチャンスに備えておきたいですね!
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