FGノットとは

摩擦系といってPEラインをフロロカーボンなどのリーダーに食い込ませる形で結束するので、PEに直接的な衝撃力がかかりにくく、締め込む形の結束であるために結び目が小さく、ガイドの抜けが良いので、ロングキャストが必要な釣りではマスターしておくと便利です。
FGノットは簡単?

具体的に作業として、PEラインをリーダーに編み込む工程と終端処理の工程があり、前者の工程ではラインテンションをしっかりかけて編み込むこと、後者の工程ではハーフヒッチを複数回行い、最後はエンドノットでしっかりと締め込むことです。
FGノットの結び方
FGノットの強度を左右するのは、PEラインがしっかりとリーダーに食い込む形で編み込まれているかということです。摩擦系ノットという名のとおり、PEラインがリーダーを締め込むことで生じる摩擦力が強度を左右します。従って編み込む工程で細かい頻度でテンションを繰り返しかけていくことが重要になります。
さらに編み込む工程がしっかりできていても終端処理が甘いと、そこからラインがほつれてテンション抜けが商事、最悪の場合はPEラインのスッポ抜けで、大事なルアーを失うということになりかねません。
FGノットがすっぽ抜ける!?

これはPEラインの編み込みが甘かったり、終端処理の拙さからテンション抜けがあった場合に生じる現象です。防止するにはPEライン編み込み時に1サイクルごとよく締め込むこと、終端処理を入念に行うことです。
FGノットはハーフピッチが重要

この処理にはハーフヒッチを複数回行い、最後にエンドノットで結束します。この終端処理はPEライン側とリーダー側の各々で行うことをオススメします。
FGノットのアシストツール
FGノットは最強の結束方法と謳われていますが、上手にできないうちは市販のアシストツールを用いる方が安心です。また、現地では風が強い日もあり、PEラインが激しく動くので十分なテンションをかけながら締め込むという作業を繰り返すのは難しいです。
こうした場合にもアシストツールを持参していれば便利だと思います。アシストツールは第一精工や昌栄など各社から販売されています。
▼ 第一精工 ノットアシスト
はじめての方でも簡単、確実、スピーディに結束できる編み込み式ノットアシストツール。ロッドにPEラインをセットしたまま両手で結束作業ができます。 第一精工 ノットアシスト
ロッドにリールをセットする場合は非常に便利です。少々風が吹いていてもFGノットが簡単にすばやくできます。それになんと言っても価格が安いのがいいですね。
出典: Amazon
▼ 第一精工 ノットアシスト 2.0
スピーディに編み込みノットができるアシストツール。携帯時にはアームを閉じてコンパクトに収納でき、強力なノットを確実に結束できます。 第一精工 ノットアシスト 2.0
ウェーディングで腰まで水に浸かっていても問題なくFGノットが結べるようになりました。アングラーなら1つ持っていて損はありません。
出典: Amazon
▼ 昌栄 システムスティック
フィールドの使用感を優先したシンプルな仕組みのアシストツール。システムスティックをベストやバックに固定して使用するので、テンションを掛けながら両手をフリーに使えます。 昌栄 システムスティック
FGノットを結ぶのが上手く出来ず、色々な補助具を試して見ましたが。自分個人的には、一番失敗も少なく結べて、釣り場に持って行くのにも全くジャマにならず、とても使いやすいと思います。
出典: Amazon
FGノット&プライヤー
FGノットを結ぶ際に手助けしてくれるアシストツール以外にも、針外しや細かい作業で使えるプライヤーなどがあれば便利ですね。こうしたニーズに対応した商品がハピソンやタカ産業など各社から販売されています。
▼ ハピソン 計測FGノットプライヤー YQ-860
FGノットの編み込み、締め付け、カットが一台でこなせるプライヤー。通常のプライヤーとしての機能のほかに魚の計測機能も付いています。▼ タカ産業 FGノット&プライヤー CN-120
FGノットアシストと一体化したプライヤー。3点ある固定部とロック機能が付いているためスムーズな編み込み可能です。FGノットでラインシステムを組もう!
FGノットはPEラインとフロロカーボンなどのリーダーを結束する際に、結束強度に優れ、なおかつガイド抜けが良いということでアングラーに人気のライン接続方法です。しかし、テンション不足によるスッポ抜けなどで大事なルアーを失う危険性があるうちは、市販のアシストツールを使うといいでしょう。
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