「イカの王様」は刺身以外も最高です

アオリイカの食べ方といえば、透き通った身とねっとりした食感、そして甘みがたまらない「お刺身」が王道でしょう。
でも、火を通したり、味をつけたりしても、旨味を感じられる食材でもあるんです。
そこで今回は、「刺身はもう飽きた」「冷凍庫のイカをおいしく消費したい」なんて方におすすめの簡単でうまいアオリイカレシピをご紹介します!
ピリ辛簡単おつまみ——アオリイカのイカフェ

イカフェとはピリ辛な韓国イカ刺。ちなみに、“フェ”は韓国語で「刺身」を意味するそうです。
コチュジャンの辛味とごま油の香ばしさが、イカの甘みをキリッと引き立てる一品!
材料
- アオリイカ:50g
- きゅうり:1/2本
※合わせ調味料
- コチュジャン:大さじ1
- 砂糖:小さじ1
- 酢:大さじ1
- ごま油:小さじ1
- しょうゆ:小さじ1

おおたに
お刺身の余りを使ってもOK。晩酌のお供にもぴったりです。
1.きゅうりとアオリイカを短冊状に切る

板ずりや塩もみなどの下ごしらえをしたきゅうりと、アオリイカを細切りにしましょう。
きゅうりもイカも、大体同じくらいの大きさに切ると調味料がよく絡みます。
2.調味料を作る

ごま油・コチュジャン・酢・砂糖・しょうゆをボウルに入れて混ぜ、合わせ調味料を作っておきます。

おおたに
辛みが好きな方は、コチュジャンの量で調整してくださいね!
3.具材と調味料を混ぜ合わせて完成!

イカ、きゅうり、合わせ調味料をざっくり混ぜ合わせたら完成です。

おおたに
きゅうりとイカの食感の違いが楽しく、ピリ辛な後引く美味しさで箸が止まらなくなります!
極上の旨味と甘み——アオリイカの天ぷら

アオリイカは天ぷらのネタとしても一級品です。
サクッと軽い衣の中に閉じ込められた、プリッと弾む食感がたまりません!
材料
- アオリイカ:揚げる分だけ
- 小麦粉:適量
- てんぷら粉:適量
- 冷水:適量

おおたに
イカは油で揚げる際に爆発しやすいため、安全に調理するコツも重ねてご紹介します。
1.アオリイカを程よい大きさにカット

イカを一口サイズに切っていきます。
このとき、十字に隠し包丁をいれるとイカが爆発して油跳ねする恐れが軽減します。
2.天ぷら粉をつくり、たっぷりとまとわせる

キッチンペーパーなどでしっかりと水気をとったイカをに小麦粉をまぶし、余分な粉をはたいてから天ぷら衣にくぐらせましょう。
キリっと冷えた冷水で天ぷら衣をつくると、カラッと揚がりやすいですよ。

おおたに
イカに水気が残っていると、油に投入した瞬間から爆発して大変なことになります……。
3.170℃ほどの油でサッと揚げる

天ぷら衣をつけたイカを170℃程度の油で揚げていきます。
油に菜箸の先を入れた時に、泡がふつふつと出てきたら頃合いです。
1分ほど揚げたら鍋から取り出し、あとは余熱でゆっくりと火を通します。
4.塩やめんつゆ、お好みの味でどうぞ

外はサクっ、中はムチっ。
噛めば噛むほどに濃厚な甘みが感じられて最高です!

おおたに
小皿の塩につけるのではなく、塩を摘んで振りかけると均一に馴染んで美味しく食べられますよ。
お子さんも大喜び!——大阪名物のイカ焼き

「イカ焼き」と聞くと、イカの丸焼きやげそ焼きを思い浮かべる方が多いかと思いますが……
今回ご紹介するのは、関西の屋台でお馴染みのイカ焼きです!
材料
- イカ:50g
- お好み焼き粉:50g
- 水:75ml
- 卵:1個
- ソース・マヨネーズ・細ねぎ:適量

おおたに
余ったゲソや、イカの切れ端などの有効活用としてもおすすめのレシピです。
1.お好み焼き粉と水を溶き合わせる

今回はお手軽に調理するためにも、市販のお好み焼き粉を使いました。
あくまで分量は目安なので、袋の指示に従って生地をつくりましょう。
2.アオリイカを混ぜ合わせる

細かく切ったアオリイカと生地を混ぜ合わせます。
3.熱したフライパンに生地を流し込む

油を引いたフライパンを中火で熱してから、生地を流し込みましょう。
4.中央に卵を割り入れて広げる

生地の中央に卵を割り入れて、黄身を潰したら生地にまんべんなく伸ばします。
5.フタをして蒸し焼きに

中火のまま、蓋をして2分ほど蒸し焼きに。
6.たたんで完成!

蒸し焼きを終えたら、一度生地をひっくり返して2分ほど焼いたら完成です!
中央に切れ目を入れて折りたたみ、ソースやマヨネーズ、細ねぎをかけてお召し上がりください。

おおたに
大人のお酒のあてとしても、お子さんのちょっとしたお菓子としても大満足な料理です!
これも釣り人の特権ですね。

お刺身も最高だけど、焼いても揚げても、やっぱりアオリイカは裏切りません。
釣って楽しい、食べて美味しいアオリイカ。
もし、冷蔵庫や冷凍庫に余り始めたら、ぜひ新しい食べ方でその美味しさを確かめてみてください。
撮影:おおたに







