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『時間がなくて魚が釣れない』......は、ただの言い訳説。

『時間がなくて魚が釣れない』……は、ただの言い訳説。

忙しくても釣果アップ!

限られた時間で成果を出す釣りのコツをご紹介。

仕事や家庭の事情で釣り時間が限られていても、工夫次第で良い魚を釣ることは可能です。

短時間でも効率よく釣果を上げる秘訣を解説します!

目次

本当に、時間がなくて魚が釣れない?

ライトゲーム

釣りに費やせる時間は人それぞれです。週末に一日中釣りを楽しむ人もいれば、仕事前の朝マズメだけを狙う人、逆に仕事終わりの数時間だけ釣りをする人もいます。

家庭や仕事環境によって釣りのスタイルは異なりますが、「時間がないから魚が釣れない」と考えている方も多いのではないでしょうか。

今回は、ここ1年間「週に2日、1回約1時間」しか釣りの時間が取れていないライター小林が、限られた時間でも確実に魚を釣るために実践している工夫をご紹介します。

KOBAYASHI

不思議なことに、たくさん釣りに行っていた頃よりも良い魚が釣れている気がしています。

釣りたい魚ではなく“釣れる魚”を狙う

ライトゲーム

時間が限られた釣りで最も大切なのは、「釣りたい魚」を狙うことよりも、「今釣れる魚」を優先することです。

これは単に「アジが釣りやすいからアジを狙う」や「トップでバスを釣りたいから挑戦する」といった話ではありません。その日、その場所で釣れる魚は状況によって変わるため、事前に情報を調べ、それに合わせて狙いを定めることが重要です。

大漁のカマス

例えば、漁港で短時間の爆釣を楽しんだカマスも、朝の30分間だけ食いが立つという情報を事前にリサーチしていたからこそ釣れたものです。

このように、場所や時間、時期などの条件によって釣れる魚は日々変化するため、それを正しく把握しておくことが重要です。

ホームグラウンドを持つことも重要

豊かな海

釣れる魚を知るためには、ホームグラウンドを持つことが非常に重要です。

新しい釣り場を冒険感覚で楽しむのも魅力的ですが、短時間で結果を出すには、特定の釣り場を一年を通じて観察し、魚の動きや変化を把握することから始めるのがおすすめです。

KOBAYASHI

僕の場合、ホームグラウンドが6箇所ほどあり、その時期やタイミングに応じて釣れる魚を絞り込んで釣行しています。

釣れる“タイミング”を狙う

夕景

釣れるタイミングを狙うには、数日前から天候や気温、水温をチェックしておくことが非常に重要です。

特に季節の変わり目では注意が必要です。北風や冷たい雨が降ると水温が下がり、魚の食いが悪くなる傾向があります。一方、ぬるい雨の日は好機になることも多いです。

このように、日々の天候変化を把握し、釣りに行ける日に向けて準備をしておくことが大切です。

そう、釣りは釣行の数日前からすでに始まっているのです!

風予測からタイミングを見計らった結果……

メジロが大漁

2024年春は冷たい北風に悩まされる日が続きましたが、穏やかな南風の予報をチャンスと見て、疲れた体に鞭打ち早朝のサーフ釣行へ。

そこで釣れたのは、70cmオーバーのメジロ。この日はわずか1時間ほどで5本も釣り上げることができました。

春の南風はベイトが表層に浮きやすくなる傾向があり、さらに青物が岸近くに寄るタイミングとも重なります。ベイトを狙って捕食しに来る青物を予測した上での釣果でした。

KOBAYASHI

釣れるタイミングを見極めた時はしてやったりです。

ベイトの有無を確認する

ヒラスズキの胃の内容物

釣りにおいてベイトは非常に重要な存在です。

もちろんベイトがいなくても魚が釣れることはありますが、短時間の釣行では釣れる確率が大幅に下がってしまいます。そのため、ベイトの有無は事前にしっかり確認しておくことが欠かせません。

目視以外でもできる事

ジグサビキ

まずは目視でベイトが確認できるかをチェックします。

次に、小型ワームなどを投げてベイトが当たったり、逃げてギラッと反応したりしないかを確認します。同時に、海全体の様子を観察することも重要です。

さらに、目視では確認できない深い層にベイトが溜まっている可能性も考え、ジグサビキを投入してベイトの有無を探ります。

KOBAYASHI

意外にも、この時に釣って楽しい魚がヒットすることもあるため、そのままジグサビキで釣りを続けることもしばしば。これ自体も十分に楽しめます。

先行者とコミュニケーションを取る

地元の餌釣り師

と、つらつらと書いてきましたが、何より有力な情報源となるのは、すでに釣り場にいる先行者とのコミュニケーションです。

思い切って声をかけてみることをおすすめします。

恥ずかしい気持ちも分かりますが、勇気を出して話しかけてみると、その場の情報だけでなく、今後の釣りや人生において役立つ貴重なアドバイスを得られることも少なくありません。

ダツ

僕は時々タックルを持たずに堤防を散歩し、先行者の方と話をするだけで帰ることもあります。

その際、釣れている魚の情報だけでなく、釣り場の特性やポイントについても知ることができるのです。

以前、魚を釣っている方に声をかけてみたところ、ダツを釣っていたので譲っていただいたこともありました(笑)

KOBAYASHI

そんな偶然も楽しみのひとつですし、何より釣り人同士で話をするのって純粋に楽しいと思いませんか?

限られた時間でも結果は確実に残せます!

メジロ

私事都合によって釣り時間が「週に2日、1回約1時間」となってしまったことによって、「今後は以前のように魚は釣れないかな……」なんて思っていました。

でも、限られた時間と今までの経験値をフルに活かすことで思った以上に魚を釣ることができているのが、ライター小林の現在です。

釣りができる時間や釣りの経験値は人それぞれ。ですが工夫次第では十分に魚を釣ることも可能なので、釣り時間が限られている人はぜひ参考にしてみてください。

撮影:DAISUKE KOBAYASHI

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