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東京湾シーバサーを悩ませる“先行者マジ多い問題”

東京湾シーバサーを悩ませる“先行者マジ多い問題”

みなさんは、東京湾奥と聞いてどのようなイメージをお持ちですか?

シーバスの量が多い? 簡単に釣れる? ポイントが多い?

釣りのイベント時などに、地方で話を聞くと上記のようなイメージを持たれている方が多い感覚です。

確かに、シーバスのストック量に関しては他の地域より多いかもしれません。

ですが、別の問題が数多く存在するのです!

目次

THE激戦区 東京湾奥

薮木

外から見ると誤解される事も多い東京湾奥。まずは、そのリアルをお伝えします!

じつは陸っぱりポイントが少ない

東京湾の空撮

東京湾奥をマップで見てみると、数本の大河川が流れ込み、その支流となる運河が枝分かれ状態で無数にあります。更に海へ面している港湾部と言われる場所も多く見えます。

このように、水辺が多い事から釣り場も多く見えがちなのですが……

釣り人に対する注意喚起

安全面の観点から投げ釣りが禁止とされている公園、私有地や危険な場所が故、立ち入り禁止の箇所が非常に多く存在します。

薮木

令和の東京湾奥は、陸っぱりができる釣り場が多いとは言えません。

アングラーの数が異常

ナイトゲーム

言わずもがな東京は人口密集地域。分母(人口)が多ければ、当然アングラーの数も多くなる。

限られた環境下、分かりやすいポイントは、どうしても混雑してしまいます。

例えば、常夜灯絡み、橋脚明暗、いい瀬の入っている場所等は常に休みなくアングラーが入っていると言っても過言ではないでしょう。

混雑するデイゲームポイント

比較的イージーなシーズナルパターンが始まる季節になれば、広いオープンエリアでさえも横並びの満員状態

それ故に、予測の時合よりも早めに釣り場へ行く“場所取り”が必要となっているのが“湾奥の日常”と言えます。

正直、私自身も理想のタイミングで一級ポイントで釣りができる事なんて、年に数回程度かもしれません(笑)

薮木

魚の数が多くても、競争率が高く、あの手この手と考えて釣りをしなければ、簡単には釣れない……。

というのが、東京湾奥をホームにされている多くの方が、声を大にして言いたい本音ではないでしょうか。

ネガな面も紹介しましたが……

シーバス

さて、ネガな面も紹介しましたが「東京湾奥のアングラーは大変なんだぞ!?」などと、逆マウントを取りたい訳ではありません。

ポジとネガの両面(正しい姿)をご紹介する事で、皆様の釣りに少しでも役立てば…….。というのが本音です。

私自身、本業の都合から誰よりも早めに釣り場へ行き、条件の整った一級ポイントへエントリーする事は物理的に不可能。また過度な場所取りもマイルールに反します。

薮木

以下では、このような限られた状況下で、私自身がどうやって魚へたどり着いているのか、東京湾奥の先行者多い問題をどうくぐり抜けているのかを書いていきます。

先行者多い問題への対応策

機動力を上げる

シティサイクル

やっぱり重要なのはランガンでしょう。

機動力を上げる一番のおすすめアイテムは、電動自転車やスポーツ自転車

入りたいポイントへ先行者がいれば移動すれば良いのです。

どんどん自分の中の2級、3級ポイントへと移動します。3級ポイントの方が魚数は少なかったけど、ピンに着いていた魚がランカーで結果ラッキー! なんて事は何度も経験しております。

自転車をお持ちでいない方は、シティサイクルで電動自転車が借りられますので是非お試しください。

薮木

車の場合は折り畳み自転車を積んでおくと便利です。

SNSに惑わされない

シーバス

経験上、SNSで場所が流れてくるような旬なポイントは、アングラーでごった返しており、気持ちよく釣りができない事が多いです。

私が10代の頃はSNSこそありましたが、今ほどリアルタイムな情報は流れていませんでした。

そのため、シーバスは自分の足で探し歩く日々。ママチャリで片道10km以上移動した事もあります(笑)

その頃は、旬とされるパターン以外の別パターンで魚を釣っていた事も多かったです。例えば周りがバチパターンの釣りをやっている時に、ハクパターンやイワシパターンをやっていたりみたいな感じです。

薮木

パターンが変われば、必然的にポイントも変わってくるので、釣り場の混雑も避けられます。

逆の潮で動くのも手

タイドグラフアプリ

例えば秋のハイシーズンなんかは、夕まずめ以降の下潮で釣りをされる方が多い印象です。

逆に、深夜に潮が動く上潮ではどうでしょうか。体力的にも両方の潮をやられる方は少ないように感じます。

移動できないなら引き出せ!

シーバス

ようやく入れたポイント。しかし時合が終わってしまったような雰囲気。本来であればここで移動するのが正解なのかもしれません。

しかしここは激戦区湾奥。移動した先で予定通りにエントリーできるとは限りません。

時合を長くするのはアングラー自身で可能だと私は考えております。一辺倒な釣りにならないよう意識し、まだ試していない事を積極的に行うように心がけましょう。

薮木

トライ&エラーは確実に引き出しが増えますよ!

オープンエリアを開拓しよう

オープンエリアシーバス

どうしても狭いポイントや明暗などは、基本的に先行者がいるものです。

広大なオープンエリアだと釣り場が広い分、どこかしらエントリーできる事が多いです。

薮木

小場所だけではなく、オープンエリアのベイト動向を定期的にチェックしていれば、オープンのベイトに着いた回遊の魚を狙いやすくなりますよ。

釣りができる場所を減らさないために

ベイエリアでシーバス釣り

年々、港湾や運河筋は、投げ釣り禁止場所が増えています。一人一人がモラルある行動を取っていきましょう。

ゴミは絶対に捨てない

よくラインやフック、ルアーのパッケージが捨てられているのを目にしては拾っております。

これらは誰が見ても100%釣り人によるゴミとなり、公園等を管理されている事務局からしたら釣り禁止という判断をせざるおえません。

寝ている方もいるので騒がない

東京湾奥では側が住宅街なんて事は多くあります。グループで釣りをされている方達に多いのですが、対岸までも会話が聞こえる声を耳にします。

色んな生活スタイルの方がいらっしゃいます。どんな時間でも声のボリュームはなるべく控え、騒がないようにしましょう。

キャスト時の後方、橋上確認

キャストする前に必ず後方、更に橋脚周りで釣りをしている時は橋上まで。人がいない事をしっかりと確認しましょう。 気にしすぎなぐらいが丁度よいと思います。

釣り人しかいないような場所でもアングラーの往来があるので必ず確認するようにしましょう。

また橋などのストラクチャーを狙う際は低弾道でキャストができるようになるまでは控えるようにすると良いと思います。

最後に

シーバス釣り

東京湾奥の先行者多い問題という、これまであまり触れられなかった内容について今回は書いてみました。

釣果情報は参考程度にし、好奇心を持ち自分の目でみて確認し、体験し経験値を積んで行く事により、例え先行者がいたり極端に混雑していても、別の手法が浮かんでくるようになると思います。

今回の内容を参考にし、是非色々と動いてみてください。 ランガンする事により釣り以外の発見もきっとあります。

薮木

また、公共の場所で釣りをさせてもらっているという意識をしっかりともち、東京湾奥という素晴らしい環境を守っていきましょう!

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