釣り中にメンタルコントロールやってますか?怪魚ハンター流“釣れないサイクル”から抜け出す方法!

2020/09/18 更新

釣り具のテスト、釣りガイド、テレビ出演。結果を求められる魚釣りを数多くこなす怪魚ハンターから見るメンタルコントロールをご紹介!極論、チャンスに自分の実力を最大限発揮することだけに集中しよう!


メンタル(精神状態)が魚釣りに与える影響とは

出典:pixabay
こんにちは、怪魚ハンター山根ブラザーズの兄、山根央之です。

今回の主題は「釣りにおけるメンタルコントロール」について。

釣りガイドやテレビ出演など、結果を求められる魚釣りを数多くこなす怪魚ハンターが考えるメンタルコントロールをご紹介します!

メンタルは人のパフォーマンスに影響を与える大きな要因

スポーツにおいて、選手の演技やプレーにメンタル(精神状態)が大きな影響を与えていることは良く知られていることかと思います。

実は、ビジネスや趣味の世界でもメンタルは僕たちの行動に大きな影響を与えています。

最近釣れてますか?

釣りメンタル 
今週はSNSにアップできるような写真が無いぞ……。

待ちに待った週末。でも、釣れなかったらどうしよう……。

仲間の間では釣れてるって情報が流れてるのに、何で自分だけ……。

焦り・不安・自信喪失が積み重なると、なかなか満足のいく釣果が出なくなり、いつの間にか楽しかった魚釣りに業務感が出てしまいます。

これは、慢性釣れない病と診断されますね。

急性釣れない病もあります

急性釣れない病
「ココぞ!」というポイントに限ってルアーを引っかけてしまった……。

同行した友人の選ぶポイントが自分の戦略と大きく違った……。

予想外の天候変化によりフィールドコンディションが悪化した……。

自分のマインドが負の方向に向いてしまうことにより、リズムを崩し急性釣れない病を発症してしまいます。

釣果の一部は精神状態に左右されている


綺麗な言葉で表現するなら、「魚釣りは結果じゃない!」という一言で済むんですが……(笑)

やっぱり、結果を出せる釣り人になりたいって多くの人が思いますよね! 僕もその一人です。

怪魚ハンター
今回は、僕が考える釣れる釣り人になるために必要なメンタルコントロールについてご紹介します。


釣行前からメンタルコントロールを開始しよう

メンタル力はトレーニングで獲得するもの

釣り メンタルコントロール
メンタルを鍛えることで魚釣りは上達します。そう、筋肉と同じくメンタルは鍛えるもの。

成功体験や目的達成までの強いイメージ持つことで、メンタル力は鍛えられます。

この記事を読んでくださっているということは、きっと釣れない病を自覚されていることかとお察しします。

釣れない病は自覚することが大切なんです! 自分の弱い部分を自覚し、意識的に上下にブレにくい強いメンタルを作っていきましょう。

釣行前からメンタルコントロールを始めよう

メンタルコントロールは準備から
釣り具を準備するのと同じように、釣行前に自身のメンタルも強固なもの仕上げていきましょう。

釣行前にメンタルを攻撃してくるものといえばこの2つでしょう。

 

■釣行前のメンタルコントロール

  1. ●天候やフィールドコンディション
  2. ●情報関係(SNS、友人の話、釣果情報など)
 

これらの要素は精神状態を上げることもあれば、負の方向に引きずりこむ特性も持ち合わせています。

いずれにしても、自分の力ではどうにもできないものですのであまり、意識しない事が良いでしょう。

ゼロベースのメンタルを作ろう


天候やフィールドコンディションは、釣り人にとってどうにもできない要因です。

楽しみにしている釣行日が雨予報になってしまったり、遠征予定の地域の釣果がやけに好調だったりと釣行前の釣り人のメンタルを良くも悪くも攻撃してきます。

過度に期待しない。過度に悲観しない。

どうにもできない事柄については、とにかくプラスマイナスの無いようにゼロメンタルを維持することに限ります。

情報入手は量とソースを意識しましょう


一部のマニアックな釣りを除き、釣果情報は調べればいくらでも出てきますし、どうしても良い釣りをした人の情報が無意識的に記憶に蓄積されていきます。

その記憶は、先人の釣果に近いものを得られなければ満足できないという“負の目標”を設定してしまう大きな要因となります。

また、友人や知り合いのオーバーな情報にも気を付けましょう。僕はAさんの情報はマイナス30%とか、Bさんの意見はマイナス50%とか。声には出しませんが情報源に合わせてしっかり自己補正をかけてから頭にインプットしています。

他人からの情報は基本的に話半分で聞いた方が健全なメンタルを保つことができます。

情報が溢れかえる現代において、情報を俯瞰し取捨選択できる力をつけ、自分のオリジナルな目標を設定するように努めましょう。

刻一刻と変化する状況の中で平常心を保つ方法

時間と精神状態は流動的であると強く意識する


ナブラが立つ、キャストをミスる、同行者と意見が合わない、大物がヒットする、etc……。一回の釣行の中でも、自分の精神状態を上下に乱すさまざまな出来事があるものです。

基本的にはゼロベースの平常心を保ち、ここは勝負という時にスイッチを入れて集中力と技術力を全開放しましょう。

スポーツ解説を聞いていると「流れが来てます!」なんて表現を耳にしますよね。この何とも表現しにくい“流れ”は魚釣りにも存在します。

人間が自分のパフォーマンスを100%発揮できる時間はとても短いものです。しっかりその日の流れを読み、スイッチを入れるタイミングを間違えないようにしましょう。

釣り人のメンタルを乱す要因と僕なりの対処法

要因①:先行者がいる

過去爆釣した経験のあるポイント、航空写真からみて行った「ココぞ!」というポイントに先行者がいた……。 釣り人なら誰しも経験があることだと思います。

怪魚ハンター
この場合、精神状態を負に傾けないように心がけます。

状況を端的に聞くことで時短できたとプラスに捉えます。

要因②:ミスキャストが増える

ミスキャストが増えると、ルアーロストや場所荒れにも繋がります。一つ一つの動作も雑になったりと良いことがありません。

怪魚ハンター
ミスキャストが増えることは、体力・集中力が落ちている証。

思い切って休憩することにします。

要因③:目の前でボイルが起きた!

突如フィーディングタイムに入ったり、ナブラが沸いたりと、あからさまなチャンスは釣り人のメンタルを大きく乱します。

怪魚ハンター
「絶対食うじゃん!」って過度に期待するとミスキャストやフッキングミスを誘発します。

場数を踏んでチャンスこそ冷静沈着になれるよう意識しましょう。

要因④:同行者と意見が合わない

心強い同行者の存在も、メンタルを左右したりしますよね。

お互い経験も求める釣り方も違う場合は、次のポイント選択や釣り方で時にはぶつかってしまうことも……。

怪魚ハンター
相手が気持ちよく釣りができるように相手の意見を尊重することで平常心をキープするように心がけてます。

ただし、ココは勝負所という局面が読めていれば、別行動になってでも自分の釣りを押し通します。

要因⑤:他人が隣で釣果を上げている

これも誰しもが経験があると思います。「ルアーの違い?」「アクション?」「水深?」と考えすぎてドツボに嵌っていってしまいます。

ルアーチェンジを繰り返し、地合いを逃した……なんて経験ありませんか?

怪魚ハンター
この時、精神状態がプラスにもマイナスにも振れないように注意します。

チャンスでもピンチでもなく、単純に魚が口を使う状況であると平常心で解釈し、原因を素早く見つけ出し対応するようにしています。

要因⑥:目的の魚が釣れない

釣りを仕事にしている人は必ず通る道だと思います。

DVDやYoutubeなどを見る際も、この視点から観てみるとプロの心理状態が少しわかるかもしれません。

怪魚ハンター
「釣らなければ絶対駄目だ!」とあえて負の方向に精神状態を追い込みます。

許される時間内を精一杯諦めることなく釣り切ることで、例え釣果が出なくともやり切ったと開き直れます。そうすることで結果として後味の良い釣行となります。

家に帰ったら、他人のSNSを見て一喜一憂するのではなく、何故釣れなかったのか、自分が取った戦略を振り返り、次回の釣行に向けて作戦を練り直しましょう。

過度にポジティブ化してしまっている人に伝えたい


今は良くても、近い将来釣れない病を発症したり、気づいたら自分の釣りが全く上達していない……。

そんな負の状況に墜落したりするので、以下の兆候がある方は注意です。

 

■こんな兆候は要注意

  1. ●ネット情報や人からの助言を鵜呑みにして知ったか状態になっていませんか?
    ⇨気になることは自分で試しましょう。
  2. ●日々の釣果を記録していますか?
    ⇨記憶じゃなくて写真や文字などで記録に残すことが大切。思い出は歪曲されるものです。
  3. ●SNSでイイね!だけを求めていませんか?
    ⇨自分が何のために釣りをしているか見失うことに繋がるので注意ですよ!
 


僕が経験してきた大きなプレッシャー

テレビ番組の中で釣った魚に発信機を取り付けた


琵琶湖に生息するビワコオオナマズの行動生態を計測したくてたまらなかったころ、縁あってNHKの生き物番組『ダーウィンが来た』と一緒に調査をすることになりました。

自分でビワコオオナマズを釣らなければ、調査にも番組にもならないという大きなプレッシャーの中で5夜連続ボウズを食らった時は、初めて魚釣りをしていて胃が痛くなりました(笑)

この時、僕を守ってくれていたのは何年も通い続けて身に着けたビワコオオナマズ釣りに対する“自信”でした。

結果的に撮影期間内に目標だった3尾のビワコオオナマズを釣り上げ、発信機を取り付けデータを得ることができました。

お客さんに釣っていただくというプレッシャー


インドネシアのジャングルで、純淡水パプアンバスを狙ったツアーでのひとコマ。

連日の豪雨によりフィールドコンディションが悪化する中で、自分自身のメンタルはもちろん。どうしても悲観的になるお客様の精神状態を常にゼロベースに引き上げることに苦慮したことがあります。

この時は、どんな悪い状況でも「小さなチャンスは必ずくる」というモチベーションの高さを使ったメンタルマネージメントが功を奏しました。

プライベート釣行では自分がやりたい釣りを意識しています


最近プライベートでは、他人に「その釣りの面白さは分からんわぁ」とかいわれながらも、気にせず自分のやりたい釣りを楽しんでいます。

価値観は人それぞれですからね。ここに釣りに行きたいとか。この魚釣ってみたいとか。

帰り道に「今日も楽しかったなぁ」って思える魚釣りであれば、SNSでイイね!なんか付かなくたって充分なはずです。
撮影・文:山根 央之

筆者紹介


山根央之(やまねひろゆき)
初めての1匹との出会いに最も価値を置き、世界中何処へでも行く怪魚ハンター山根ブラザーズの兄。
餌・ルアー問わず、もはや釣りに限らず。ガサガサや漁業者と協力してまでも、まだ見ぬ生き物を追い求め、日々水辺に立っている。
テレビ東京・緊急SOS池の水全部抜くやNHK・ダーウィンが来た、TBS・VSリアルガチ危険生物などに出演したり、魚類生態調査に参加したりと幅広く活躍する。

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山根央之

初めての一匹に最も価値を置くプロアングラー。 20ケ国以上を渡航し釣獲した魚は数百種にのぼる。

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