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東京湾のビッグベイトシーバス。ハイシーズンを釣り切るポイントを現役船長が解説

東京湾シーバスといえばコノシロパターンのビッグベイトですよね!

今回はいよいよ始まるハイシーズンのシーバスビッグベイトについて、詳しくお伝えします。

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目次

アイキャッチ画像・記事内画像:アイランドクルーズFC 船長 須江一樹

ビッグベイトだからこそ釣れる!

いよいよシーバスのハイシーズンですね!

ミノーやバイブレーションなどのいわゆる普通のルアーで釣れることもハイシーズンの特徴ではありますが、コノシロパターンとなるとビッグベイトでしか反応しないという状況が多々あります。

ただ楽しいからではなく、単純に釣るための必須ルアーとしてビッグベイトが存在するというわけです。

釣果を上げるために、意識したいことは2つです。

①サイズ感が重要

ビッグベイトと言ってもサイズは様々。

シーバスビッグベイトでは130、160、180、230mmクラスの4つのサイズを状況によって使い分けます。

大きければ釣れるという単純なものではなく、ビッグベイトの中でも状況に合わせてサイズの使い分けが必要です。

②レンジが重要

あるあるな状況としては、低活性な時ほどトップウォーターでしか反応しないということ。

反応するレンジが限られていることが多いビッグベイトの釣りでは、様々なレンジに対応できるようルアーの準備が必要です。

最も多用するトップウォーター

ハイシーズン最も多用するビッグベイトはトップウォーターです。

トップでしか反応しないという状況は多々あります。

使用するトップウォーターは基本ペンシルベイトのみで、160、180、230mmクラスを用意しておくと良いでしょう。

ドッグウォークが必須

ドッグウォークとは、左右に首を振るトップウォーターの基本中の基本アクション。

ドッグウォークができないとトップウォーターでは釣れないと言っても過言ではありません。

ポイントは、規則正しく左右に動かすこと、暴れさせないこと、バイトしたら合わせないことです。

シーバス大好きジャークベイト

年間通して最も釣果を出しているビッグベイトはおそらくジャークベイト。トップウォーターと違って、レンジを入れて潜らせることができるルアーです。

こちらも160、190、240mmクラスのサイズの準備すべしです。

ドッグウォークとほぼ同じアクションで左右にダートさせて使用します。

レンジを調整してシーバスに合わせる

ジャークベイトはアクションでレンジを調整することができます。

トップウォーターと同じく左右にダートさせながら潜らせる方が釣れるのか、潜らせない方が釣れるのかを探ってその日の状況に合わせていきます。

時にはポーズして浮かせるというアクションも有効です。

バイブレーションタイプのスイムベイトも必須

シーバスビッグベイトで必要不可欠なスイムベイトは、ダヴィンチに代表されるバイブレーションタイプのスイムベイトです。

深く潜らせないとシーバスが反応しない、そんな時に使うルアーで濁り潮やコノシロに直接ルアーを当てないと釣れない時などに活躍します。

ただ巻くだけ釣れる

基本、ただ巻きでOK。ただただ一定に巻き続けるだけで釣れます。

ラインが細いほど潜るルアーなので、このルアーに限っては2号程度の細糸を使うとよく釣れる場合があります。

サイズは190mmクラスがあればほとんどの状況をカバーできます。

夜や障害物周りにはジョイントタイプのスイムベイト

日中はもちろん、夜やストラクチャー周りでも威力を発揮するのがジョイント型のスイムベイトです。

サイズ的には150、180、230mmクラスを使用。

日中の釣りではトップに出切らない、早い動きに反応が悪い、波が強くて普通のルアーを動かせない時が出番です。

リーリングジャークでアピール

ジョイント型のスイムベイトはルアーごとに明確な特性があるので、一概にこう使えば釣れると言いづらいルアーです。

多くのルアーはリーリングジャークでダートさせて時折ストップさせるという使い方ですので、リーリングジャークをメインに釣れるアクションを探ってみてください。

綺麗なアクションをつける為に専用タックルが必須

シーバスビッグベイトでは専用タックルが必須です。

とくにトップウォーターやジャークベイトをロッドでアクションをつけるためには、硬くて短い6ft台のロッドと、ハンドル1回転あたり1m程度の速いリールが必要となります。

短くて硬いロッド

テイルウォーク ボートゲーマーSSD C66SXH

全長 6ft6in
自重 140g
継数 2本
仕舞寸法 163cm
ルアー重量 240g

 

 

多くのシーバスガイドが和船タイプの船を使用しています。

このタイプの船は釣りをする位置が低いので、長いロッドだと水面にティップがついてしまいアクションが付けづらいです。

さらに柔らかいロッドだと、アクションをつけようとしてもロッドが動きを吸収してしまうので、硬めのロッドが適しています。

キレあるアクションを実現する速いリール

テイルウォーク ワイドバサル CA81R

ギア比 8.1:1
自重 330g
最大ドラグ力 12kg
巻取り長さ 99cm

  

 

ジャークベイトのダートやペンシルベイトのドッグウォークなどのアクションは、リールの速さが無いとアクションにキレを出すことができません。風が吹いて船が流されるととくにアクションが難しくなります。

糸巻き量のことも含めて大きくて速い300番クラス以上のリールが必須になるでしょう。

ハンドル1回転1m程度を目安に、ギア比は7か8程度のものを。ギア比が高すぎるとパワーが足らなくなってしまい、魚がかかると巻けなくなります。

太いラインが正義

ラインが細いことによるメリットは何もないと言い切れるほど、細糸はデメリットしかないのがビッグベイトの釣り。

トラブルの大半はキャスト切れなのですが、ラインが細いとキャスト切れ多発で釣りになりません。

また、PEラインじゃないとアクションが伝わらないため、必然的に4号〜6号程度のPEラインが必須になってくるでしょう。

ビッグベイトで釣るためのコツ

「高活性でボコボコ釣れる!」

ハイシーズンと聞くとそう想像する方も多いかと思います。

もちろんそのような時もありますが、近年のハイシーズンはどんどんとテクニカルになっており、一筋縄ではいかないことが多いのが現状です。

悔しい想いをしないために、ビッグベイトで釣るためのコツをお伝えします。

とにかく飛ばす

船では複数人で釣りをすることも多く、遠くへルアーを飛ばしていかにフレッシュな魚にいち早くアプローチできるかが釣果を出す鍵になります。

さらに船のプレッシャーがかかりづらい遠くでバイトを出すとバイトも乗りやすくなります。

丁寧なアクション

とくにペンシルベイトやジャークベイトのアクションにおいてですが、綺麗に左右にダート&スライドするアクションができるとバイトが格段に増えます。

規則正しく、さらに手前に来ないように横へ横へスライドするようにアクションすることが釣果を出すコツです。

ストップ必須

コノシロパターンではアクションをストップさせることが非常に有効です。

ぷかぷかと浮かせておくときにしかバイトが出ない時も多々あります。

また、ミスバイトが出たときには必ずストップさせてください。止まっている状態からアクションを開始するとおかわりバイトが出やすいです。

ハイシーズンは10〜12月

東京湾のボートシーバスハイシーズンは10〜12月です。

ビッグベイトはもちろんですが、ミノーや鉄板バイブなどの普通のルアーでも釣れるタイミングですので、ぜひこのチャンスを逃さないよう東京湾に遊びにきてくださいね!

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