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オシアジガーリミテッドをインプレ。復元力&感度モンスターでした

オシアジガーリミテッドをインプレ。復元力&感度モンスターでした

シマノの最高峰スロージギングロッド、オシアジガーリミテッドをインプレ。

トレカ®M40Xカーボンやカーボンシェルグリップなど、最上級の素材&テクノロジーを導入されていますが、その使用感やいかに!?

ウエイト別の操作性や感度など、詳しくお伝えします。

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目次

シマノの最高峰

オシアジガーリミテッド

オシアジガーリミテッドは、2021年に発売されたシマノ製スロージギングロッドの最上位モデルです。

最高レベルの感度と操作性を求め、シマノが持つ最高峰の技術を結集して開発されました。

本記事では、そんなオシアジガーリミテッドの使用感をお届けします。

ラインナップ

B62-2を購入

オシアジガーリミテッドB62-2

購入に至った経緯としては、丹後や輪島方面などの中深海ジギングや、明石方の青物ジギングに使うロッドを探していました。

これらの海域では、200〜300gがメインウエイトになるのですが、既に#3や#4のロッドを持っていたので、よりソフトに誘うために#2をセレクト。

日本海側でありがちな潮があまり無い日に、「軽めのジグをジワーっと持ち上げて誘いたいな〜」と期待しました。

オシアジガーリミテッドの特徴

オシアジガーリミテッドの特徴

まずはオシアジガーリミテッドのスペック的な特徴から解説します。

細身でも強いブランク

オシアジガーリミテッドのブランク

ブランクの素材には、高強度かつ高弾性なトレカ®M40Xカーボンを採用。

さらにシマノが誇るスパイラルXコアやハイパワーX、ナノピッチを導入。

これらによって超細身でありながら、圧倒的な強度と復元力を備えたブランクに仕上がっています。

トラブルレスなガイドセッティング

オシアジガーリミテッドのガイド

トップガイドと#1〜#5ガイドまでは、オリジナルのXガイドです。

3Dテクノロジーで設計された一体構造なので、軽くて強く、エッジがないのが特徴。

糸絡みが少ないように傾斜角を計算して設計しており、可能な限り短く仕上げられたガイドフットはブランク本来の曲がりをサポートします。

その他の#6〜#9ガイドは、チタンフレームのSiCガイドです。

高感度を実現するグリップ

オシアジガーリミテッドのリールシート

さまざまな持ち方に対応し、フィット感に優れるフルホールディングシートを採用。

手が触れる範囲はすべてカーボン化された、カーボンシェルグリップ仕様になっています。

カーボンシェルグリップは中空構造なので、クリアな感度も実現。

オシアジガーリミテッドのグリップエンド

グリップエンド部もカーボンシェル構造に。

肘当て状態でホールドした時に、グリップエンドからも感度を得られるようになっています。

オシアジガーリミテッドB62-2をインプレ

オシアジガーリミテッドでアラの釣果

ここからはオシアジガーリミテッドB62-2の使用感をお届けします。

日本海側の中深海ジギングや近海ジギング、室戸沖のスロージギングなどで使いました。

アクションについて

 

こちらは水深50mで150gのジグを操作している様子です。

スムーズに曲がって素早く復元するため、どんなアクションに対してもレスポンスよく対応してくれます。

ただし、潮流がほとんど無かったこともあってかジグはやや跳ね気味で、しっとり動かすなら#1を使いたいところです。

反対に、ハイピッチを主体とした青物ジギングにはドンピシャです。

 

スペック上の最大ウエイトである230gをセットし、水深150mで操作している様子です。

上限ウエイトといえど、スロー系のアクションには余裕があり、ちょうど良いくらいにジワーっとジグを持ち上げてくれます。

その一方で、ハイピッチも十分にこなせ、上限ウエイトというよりはベストウエイトな印象でした。

 

スペック的にはオーバーウエイトの300gをセットし、水深150mで操作している様子です。

スロー系の誘いは問題なくこなせましたが、350gにウエイトアップすると少し操作感が悪くなりました。

ハイピッチでは、300gでも曲がりが大きくなり過ぎてピッチが合わず、明らかに操作しにくくなってきます。

潮流や水深にもよりますが、ベストウエイトは230〜250g程度で、スロー系の誘いなら300gまでは問題なく使えるロッドだと感じました。

究極の操作性

数あるスロージギングロッドの中でも操作性は抜群に良く、あらゆる操作において軽さを感じます。

単純に自重を減らすだけではなく、持ち重りや振り重りまで分析して設計しているとのことですが、実際に使ってみるとそれらを実感できるはず。

さらに、ブランクの復元力が強くてパワーロスがほぼないので、人間側の入力が最小限に抑えられます。

軽量かつ高出力なので、ロッドに頼って釣りをできるので本当に楽ですね。

最高レベルの感度

オシアジガーリミテッドの感度

感度も素晴らしく、着底時に底質が岩なのか泥なのか砂なのか、非常にクリアに伝えてくれます。

吸い込むような青物系のバイトなのか、ガツガツと噛み付く底物系のバイトなのかなど、深いポイントからアタリ方の違いも伝えてくれるほどの感度です。

さまざまなスロージギングロッドを使ってきましたが、手に伝わる感度はハイエンド系ロッドの中でもトップレベルだと思いました。

細身ながら十分なパワーと安心できる強度

オシアジガーリミテッドのパワー

明らかに細身で非力そうですが、並のスロージギングロッドより強度はあるようで、使っていて弱さはまったく感じません

ストレートポンピングが中心のスロージギングでは、あまりロッドを曲げてファイトしませんが、船縁で不意に突っ込まれても破断はしにくそうです。

もちろん、「スロージギングロッドの中では」という前提なので、必要以上にロッドを立てるのは禁物。

近海ジギングから浅場のスロージギングに対応

オシアジガーリミテッドでタヌキメバルの釣果

B62-2は水深100mまでの近海ジギング、遅い誘いがメインのスロージギングなら水深100〜200m程度までカバーできるロッドです。

ハイピッチで青物を狙う場合は、ジグは200g程度、水深は100m以浅を目安にすると良いでしょう。

遅いスロージギングなら、ジグは300g、水深は200m程度までが適正だと感じました。

ラインやジグの特性、潮流などの外的環境によっても使用感は異なるため、一概には言えませんが目安程度にしてみてください。

魚が釣れるロッドです!

オシアジガーリミテッドでスロージギング

このロッドの良さを簡潔に言うと、釣り人への負担の少なさと情報量の多さでしょう。

得られた情報をどう釣果に繋げるかはアングラーの力量次第ではありますが、少なくとも集中して誘い続けられるということは万人に恩恵があります。

つまり、使いこなすと“釣れるロッド”ですので、気になる方はぜひ手に取ってみてください。

撮影:tsuki

シマノ オシアジガーリミテッド B62-2

全長(ft)6'2"
自重(g)133g
継数(本)1
仕舞寸法(cm)188cm
適合ジグ(g)100-230g
PEライン適合(号)MAX2
定価(円)79,200

シマノ オシアジガーリミテッド B62-0

全長(ft)6'2"
自重(g)126
継数(本)1
仕舞寸法(cm)188
適合ジグ(g)40-130
PEライン適合(号)MAX1.5
定価(円)78,200

シマノ オシアジガーリミテッド B62-1

全長(ft)6'2"
自重(g)127
継数(本)1
仕舞寸法(cm)188
適合ジグ(g)80-180
PEライン適合(号)MAX1.5
定価(円)78,200

シマノ オシアジガーリミテッド B62-3

全長(ft)6'2"
自重(g)138
継数(本)1
仕舞寸法(cm)188
適合ジグ(g)120-280
PEライン適合(号)MAX2.5
定価(円)80,400

シマノ オシアジガーリミテッド B62-4

全長(ft)6'2"
自重(g)145
継数(本)1
仕舞寸法(cm)188
適合ジグ(g)140-350
PEライン適合(号)MAX3.0
定価(円)81,400

シマノ オシアジガーリミテッド B62-5

全長(ft)6'2"
自重(g)153
継数(本)1
仕舞寸法(cm)188
適合ジグ(g)160-430
PEライン適合(号)MAX3.0
定価(円)82,500

シマノ オシアジガーリミテッド B62-6

全長(ft)6'2"
自重(g)163
継数(本)1
仕舞寸法(cm)188
適合ジグ(g)180-500
PEライン適合(号)MAX4.0
定価(円)83,000

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