渓流用のルアーって、海でもめっちゃ釣れますよね。
夏になると海のみならず、渓流にもよく足を運ぶ筆者。
そこで使う渓流用のミノーなんですが、じつはライトソルトでもめちゃめちゃ使えるんです。
渓流用ミノーが海でも活躍する理由
十分な飛距離
渓流用のミノーはシンキングかつ重量のあるラインナップ(4~5g程度)が多め。
その為、ソルトにおいても十分な飛距離が稼げますし、シンキングですので、若干のレンジを入れた釣りも可能です。
流れの中での安定したアクション
“強い流れの中”を釣る渓流。当然、渓流用ミノーは、その流れの中でも動きが破綻せず、しっかりとアクションするよう設定されています。
つまり、潮の流れがある海においても、安定したアクションが出せるのです。
トゥイッチによるキレのある動き
渓流ミノーの多くはトゥイッチによってキレのある動きが演出できます。
渓流魚同様、海の魚もリアクション的にルアーを食ってくることがありますので、キレのある動きが簡単に演出できる渓流ミノーが活躍します。
渓流用ミノーの使い方
基本はトゥイッチ
使い方は基本トゥイッチ。浮いている魚、やる気のある魚をリアクション的に食わすイメージで使うことが多いです。
渓流ミノーはトゥイッチしてやるとヒラをうつため、ギラギラと光る様はもうベイトそのもの。海のフィッシュイーターがこの動きに反応しないわけがありません。
ただ巻きでもOK!
もちろん、ただ巻きでの使用もできます。ただ、渓流ミノーの中にも、ただ巻きが得意なもの、トゥイッチが得意なものとありますので、ミノーの個性で使い分けましょう。
パイロットルアーとして
僕は渓流ミノーをパイロットルアー的に使うこともよくあります。
渓流ミノーに反応が良い場合は、そのポイントに魚が多くおり、かつ高活性であることが伺え、反応がない場合はその逆と判断できます。
渓流ミノーで狙える魚種
渓流魚のサイズの多くは20〜25cm程度。ルアーのサイズは必然的に40mm〜60mmほどの小型なタイプになります。
その為、ソルトの場合でも小型ミノーの対象となるようなサイズ感の魚が主なターゲットになります。
カマス
渓流ミノーで狙える海の魚はかなり多いのですが、カマスはそれの代表と言っても良いかもしれません。
カマスが高活性の時の表層トゥイッチで食ってくる釣りは一度体験したら病みつきになります(笑)
先日の釣りではこの通り。渓流ミノーだけで入れぐいを味わってきました。
セイゴ
シーバス……というよりセイゴサイズであれば渓流ミノーで楽しめることが多くあります。
特に楽しいのは夜の常夜灯の明暗部まわりをトゥイッチしていると、暗部に隠れていたセイゴが食ってくるパターン。ハマれば連発するのもこの釣りの面白いところです。
小型青物
カンパチの幼魚シオや、ツバス、サバ、アジなどの小型青物もハマればガンガン釣れます。
特にマズメ時。魚が明らかに浮いている時には好反応を示すことが多いです。
超高速巻きからのストップで食わせた一匹。極端なメリハリがつけられるのも渓流ミノーの特徴なので、それを活かして使ってみましょう。
メッキ
晩夏から釣れ始めるメッキは渓流ミノーで釣るには最高のライトソルトフィッシングのターゲット。
回遊速度の早いメッキには、飛距離を稼げて広範囲を探れる渓流ミノーがピッタリです。
ブラックバスも釣れます
もちろんブラックバスもガンガン釣れます。6月頃から秋にかけての表層に反応が良い時にはもう最高!
超高速巻きしていると、どこからともなくガボッ! と食ってくる瞬間は既存のブラックバス用ルアーではあまりお目にかかれない光景です。
大型サイズは釣れにくいのですが、小型なら入れ食いなんてことがあるのも渓流ミノーの醍醐味です。
オススメの渓流ミノー
ダイワ シルバークリークミノー50S
渓流ミノーと言っても種類が多くあり、渓流釣りをしない方にとっては何から購入していいか迷ってしまうものですが、僕のおすすめはダイワのシルバークリークミノー。
コスパに優れており、釣果もそれなり。釣具屋さんで手に入りやすいのも◎。渓流では毎回大活躍です。
様々なサイズやタイプがリリースされていますが、僕は一番オーソドックスな50Sを使っていることが多いです。50mmのシンキングタイプで、重量は4.5g。
フラット系なので動きはトゥイッチ、ただ巻きのどちらでも使え、オールマイティにすべてをこなしてくれます。
ダイワ シルバークリーク ミノー 50S
ラパラ カウントダウン CD5
もうひとつのおすすめはラパラのカウントダウンシリーズ。渓流でも海でも、どこでも使えるルアーの代名詞的存在。
ゆっくりとただ巻きしているだけでフィッシュイーターが食ってくる名作です!
ラパラ カウントダウン CD5
釣れるルアーはジャンルを越える
〇〇ルアー、〇〇専用ルアー というのはアングラーにとっては分かりやすい目印の一つですが、とうの魚たちにとっては、大きな意味を持ちません。
ルアーの特性を改めて見つめ直し、ジャンルの垣根を越えた、皆さんだけの爆釣ルアーを見つけてくださいね。