暴力的に安く、反則レベルで釣れる渓流ルアー“DUO スピアヘッドリュウキ”
DUOから発売されているスピアヘッドリュウキ
スピアヘッドリュウキ(SPEARHEAD RYUKI)というルアーは、主にバスやトラウト、ソルトルアーを制作しているDUOからリリースされている渓流用ミノー。
サイズは、38mmから110mmまで豊富にラインナップされているので、源流から本流まで対応できるシリーズです。
今回は、僕がよく釣行する渓流域から現流域で大活躍する50mm、45mm、38mmに絞ってご紹介させていただきます!
僕のタックルボックスを見てください!リュウキばっかりなんです(笑)
釣り具にお金をかけたくないタイプの僕は、基本的に実績とコスパでルアーを選んでいます。
まずは、リュウキの実績からご覧ください!
いつも美しい渓流魚と出会わせてくれる信頼のリュウキ
リュウキの細かい魅力は後回しにして、まずはリュウキのお陰で出会えた美しい魚達をご覧ください!
真夏の渇水時、活性が低くて苦戦を強いられる状況でリュウキ45Sにナイスサイズのヤマメが飛びついてきました。
渓流を本格的に始めたころ「リュウキだから食わせられた……。」って思った1匹です。
こちらは木曽川水系の現流域。山を越え沢をのぼり、やっと出会えたヤマトイワナ。
ここぞというポイントで、僕がセレクトしたルアーはもちろんリュウキ38Sでした。
婚姻色で真っ赤に染まったヒメマスを狙った十和田湖釣行。
繁殖を意識して、なかなかルアーを追わないヒメマスを攻略するために僕が使用したのはリュウキ50SP。
リュウキシリーズは、シンキング以外にもサスペンドやフローティングがラインナップされています。
▼十和田湖のヒメマスを狙った記事はこちら
リュウキの最大の長所は“安さ” &“頑丈さ” 極めつけは……
リュウキは1,000円前後で購入できます
お値段が安いってのは、消費者にとって短所になり得ない項目ですよね!
リュウキはとにかく「安い!」。
1,500円前後が相場の渓流用ミノーの中で、1,000円前後というのは、とても魅力的です。
ヘビーシンキング仕様はキャストがしやすく流されにくい
リュウキシリーズのS(シンキング)は、ヘビーウェイトが採用されているため、38Sで2.8g、45Sで4.0g、50Sで4.5gです。
一般的なシンキングミノーよりも重いため、キャストフィーリングがとても良く、狙った場所に「ビシッ」っとキャストが決まります。
2.8gでもサイズが38mmと小粒なので、ベイトフィネスでもストレスなくキャスト可能です。
沈下スピードが速いので、流れのある淵に潜む大物にダイレクトにルアーを送り込むこともできますよ!
リュウキはこう使え!平打ちからの「ピタっ!」ミスバイト激減です
小さな水溜まりのような場所が舞台となる源流では、ルアーを短い範囲で躍らせて止めて食わせる必要があったりします。
リュウキの良さは、トゥィッチをやめるとルアーもピタッと止まることです。
「ギラッギラッ」とリュウキが得意とする平打ちの光で魚にスイッチを入れ、チェイスが確認できたら、バイト寸前で「ピタッ」とアクションを止めると、ミスバイトが激減するんです。
ボロボロになっても生き残るリュウキの分厚い“リップ”
リュウキは、ボロボロになるまで使ってもリップが折れにくい。非常にタフなルアーです。
渓流や源流で釣りをしていると、どうしてもルアーを岩にぶつけてしまいますが、リュウキの生存率の高さは驚異的です。
リップの薄いミノーは簡単にリップが折れてしまうんですね。
ところがリュウキのリップは、他社製品ではあまり見かけない形状をしています。
この分厚さこそ、頑丈さの秘訣だと思ってます。
極めつけは、反則級に釣れる38mmがラインナップされている
38mmという極小サイズがラインナップされていることも、リュウキシリーズの強みでしょう。
とにかく渓流で魚を釣ってみたい方に使って欲しいルアーですね。
雪が残るシーズン序盤の低水温期や、真夏のタフな状況でも魚と出会わせてくれるのがリュウキ38sです。
また、水深10cmを切るような源流域では、リュウキ38Sが無いと釣りが成立しません。
リュウキシリーズ唯一の弱点とリュウキ38Sの注意点
リュウキ45Sはドアップが若干苦手
恐らく丈夫で分厚いリップが起因しているかと思いますが、他の45mm前後のシンキングミノーに比べてリュウキ45Sをアップ(上流へキャスト)で使用すると、トゥィッチに対するレスポンスが若干鈍い印象を受けます。
ロッドを少し大きくアクションさせてルアーを飛ばしてあげるようにすれば問題ありませんが、最初は「あれ?動き悪いかな……。」と感じるかもしれません。
ダウン(下流へキャスト)やクロス(対岸へキャスト)ではしっかり水を噛んでくれるため、よく動いてくれます。
リュウキ38Sはフックが絡む
ルアーのサイズが小さすぎるため、フック同士が絡んでしまう場合があります。
このサイズのルアーは、フックの重さでルアーアクションのバランスをとっているため、仕方ないのかもしれませんが……。
今後改善されることを楽しみに待っています。
リュウキ38sを使用する上で注意すべきこと
とにかくよく釣れるんですよ。悲しいことに10cmとかの極小アマゴが入れ食ったりしてしまいます。
あまりに小さな渓流魚ばかり掛かってくるような状況では、ルアーのサイズを上げるようにしましょう。
リュウキの使い方「安い・丈夫・釣れる」という利点を存分に活かそう!
サーチベイトとしてのリュウキ50Sの役割
僕は、初めてのフィールドになることが多い源流や渓流域への釣行において、リュウキシリーズをサーチベイト(魚の反応を得るためのルアー)として使っています。
倒木などのブッシュや岩へガンガン投げ込んで、ボロボロになっても万が一ロストしても、安くて丈夫なリュウキなら安心なんですね。
上流へ釣り上がることの多い渓流や源流域での釣りでは、リュウキ50Sをアップへ投げ、ボトム付近のトゥイッチで使用します。
45Sに比べて、50Sはアップでも良く動いてくれるためオススメですよ!
DUO SPEARHEAD RYUKI リュウキ50S
リュウキ45Sの使い方は?
「ルアーなんてちょっと持っていれば良い!」というか、何個もルアーを買う余裕なんかない……。 という僕のような方もいらっしゃるかと思います。
そんな方が購入すべき渓流ルアーが「リュウキ45S」です。
苦手と言いながら、しっかり動かせばアップでも問題なく魚はヒットしますし、源流でも渓流でも本流や湖でも威力を発揮する万能サイズなんですね。
トラウトを求めて釣行する際に、一個しかルアーを買わないなら、リュウキ45Sが絶対オススメですよ。
DUO スピアヘッド・リュウキ 45S
源流域はリュウキ38Sの独壇場
気づけば一日中1度もルアーチェンジしないこともあるほど、源流域はリュウキ38Sだけで良いといっても過言ではありません。
移動距離を抑えたトゥイッチが得意で、水溜まりのような場所でもしっかり誘って食わすことができます。
また、小さいながらも飛距離が出るので距離をとったアプローチにも対応してくれます。
DUO スピアヘッド・リュウキ38S
渓流ミノーで迷ったらリュウキSを選べば間違いなし
さまざまな渓流用ミノーが販売されていますが……
まずは、リュウキのシンキングモデルから渓流釣りに入門していただければ、ルアーに関しては間違いありません。
他にも様々なカッコいいルアーや、使い方が変わったルアーなど魅力的なルアーたちがありますが、実際に渓流や源流で美しい渓流魚と出会いを果たし、大自然の中で生き物と触れ合う楽しさを感じてからでも遅くありませんよ!
筆者紹介
山根 kimi ヒロユキ
初めての1匹を求めて世界中何処へでも行く怪魚ハンター山根ブラザーズ(兄)。
餌・ルアー問わず、もはや釣りに限らず。ガサガサや漁業者と協力してまでも、まだ見ぬ生き物を追い求め、日々水辺に立っている。
どえらい魚を獲った!もはや釣りを越えて!色んな人と繋がって!特大天然メコンオオナマズ! 240 cm175 kg 捕獲です!!ホント色んな人に助けられてこの魚と出会うことができました!メコンオオナマズに関わる全ての人に感謝でいっぱいです!! pic.twitter.com/JHWpNdLAvX
— 山根ブラザーズ(兄)@kimi (@chillkimi) September 16, 2017