渓流の“枠”を越えたミノー

春は渓流釣りを楽しんでいることが多い、TSURI HACKライターの小林です。
今回紹介したいルアーはダイワ『シルバークリークミノー』。渓流釣りに行った時には100%使っているルアーで、これが驚くほどよく釣れるのです。
シルバークリーク(ダイワ)とは?

『シルバークリーク』とは何かと言うと、ダイワの渓流レーベルです。今回紹介するミノーに限らず、スピナーやロッドなども展開されています。

このスピナー(シルバークリークスピナー)も恐ろしいほど釣れるんです。ミノーと同じぐらい溺愛しております。
ただ、ミノーほど様々なシチュエーション(魚種)に使えるわけではないため、今回は魚種無制限的に使える、シルバークリークミノーの紹介です。
シルバークリークミノーの特徴

ではこのシルバークリークミノーの特徴を見ていきましょう。
シルバークリークミノーは、サクラマスやサツキマス攻略を視野に入れた大型の85MDや、その他、バイブレーション、ダートカスタム48Sなどがあります。
ダイワ シルバークリーク ミノー 50S
コスパ最高

そこは大手メーカーダイワさん。とにかく安いのでコスパに優れています。
渓流ルアーはサイズが小さい割に、なかなか値が張るものも多いですよね。このシルバークリークミノーはお店によっては1000円を下回る価格で購入することができます。
田舎に移住してからというもの、海に行けは青物やヒラスズキ、メバル、アジ、淡水はブラックバス、そして渓流ではアマゴと……。
気がつけばいつの間にか、かなり多くの魚種を狙って釣りをするようになってしまったのです。
アルミフィニッシュのデザインがカッコ良い

そして僕がルアーを選ぶ上でもうひとつ重要にしているのが見た目。
ルアーの見た目によって、釣りをするモチベーションが上がるのも事実です。もっと言うと見た目が良いだけで、魚が釣れる気がしくるのです(笑)

自分が釣りをする上で使っていてモチベーションが上がる、もしくは「楽しい!」と感じることのできるルアーを、いつもチョイスするようにしています。
基本はトゥイッチでタダ巻きでOK

多くの渓流用のミノーは、基本トゥイッチで誘うように設計されています。このシルバークリークミノーもそれに倣った基本性能の持ち主。
トゥイッチさせ、ヒラ打ちさせるだけで魚が釣れるのは、渓流ルアーとしてキチンと設計されている優秀なルアーの証拠でしょう。

いつも通っている渓流ではアマゴがよく釣れます。銀毛になりかかっている、とても美しい魚体です。
タダ巻きでも十分に使えるので、ときにはそんな使い方でもOK。岩を舐めるように巻いてくると「ガツン!」とアタックしてきます。
シンキングなので申し分ない飛距離とアキュラシー

シンキングで50mm。重量は4.5gと必要十分。飛距離は申し分ありません。渓流釣りで最も重要なアキュラシー性も高いルアーです。

シンキング特有の「岩を舐めるような、ヌルヌルとした攻め」ができるのもポイント。これで岩陰に隠れているアマゴは一撃なのです。
ダートカスタムもオススメ!

また、通常のモデルに比べ、スリムな体高なダートカスタム(48S)も非常にオススメ。
ヒラ打ちが通用しないシチュエーションもたまーにありますので、そうした場合はこちらのダートカスタムを使うと釣れ始める。そんなこともあったりするのです。

先行者が撃ち尽くした、スレた場所で実績の高いルアー。スリムとだけあり、アピールは弱いものの、それがハマるシチュエーションが多々あるんですよね。
ダイワ シルバークリークミノーダートカスタム 48S
シルバークリークミノーは海でもバスでも使える

さて、ここからが本題と言っても過言ではありません。じつはこのルアー、海でもバスでも大活躍なルアーなんです。
渓流用として販売されていると、ついついその肩書きに囚われてしまいますよね。

トゥイッチに弱いメッキもこの通り。足場の高い堤防や、潮の流れがあるような状況では、シンキングであることがメリットとして働きます。
キャストして、任意のレンジまでルアーを沈ませ、潮の中でドリフト。たまに軽くトゥイッチで誘うと釣れます。
写真にはおさめていないのですが、他にもアジやカマス、サバなど、回遊系のフィッシュイーターがとにかくよく釣れます。

シンキングミノーをバス釣りで使う人は少ないと思いますが、よく釣れるのです。
使い方は非常にカンタン。流れ込みがあるような場所や、マズメ時のシャロー、魚が明らかに浮いているようなときに、トゥイッチを織り交ぜながら早巻きします。ロッドが突如、重みに襲われる瞬間はたまりません。
とにかく飛距離が稼げるので、プレッシャーをかけない、遠距離からのアプローチも可能です。
まとめ

昨シーズンはこのシルバークリークミノーで、多くのアマゴを釣ることができました。今シーズンはどれだけ釣れるのか楽しみです。
また渓流に限らず、海やバス、そのほか初の試みとしてチヌを狙ってみようと考えています。




